ドメーヌコーセイの会@銀座nagano2024/05/13

GW最終日、銀座長野2階で、「ドメーヌコーセイのワインを春の食材を使った軽食と楽しむ会」という会が催されました。
シート

銀座長野ソムリエ齋藤様推し推しの味村興成氏を迎えての会、ワイン・軽食もどうみても原価割れ(笑)の力の入れ具合がアツく感じられる内容でした。座席には「Mr.メルロのワイン道」という、ワイン王国連載記事の綴り小冊子が。銀座長野2階で、ここまで推した扱いがあっただろうか(無いわ~!)

ドメーヌ・コーセイは、メルシャンで長年勤務されていた味村興成氏が、満を持して2016年にスタートさせたワイナリー。メルロー単独栽培で、収量制限をして現在3万本を生産されていると。
ラインナップは主に3シリーズ。

・プライムナンバー(素数)シリーズ
  契約農家栽培葡萄(もちろんメルロー)を使用した3種類。使っているタンク番号(401,503,601)が素数だったので、この名称にしたらしいです。それぞれ産地は401が桔梗ヶ原、503が塩尻、601は信州となっていますが、須坂あたりのものが主体のようです。塩尻地区のNo.503には、自園の葡萄も使っていると、以前の会でおっしゃってましたね。

・片丘メルロシリーズ
  塩尻の自園のメルロ100%で造ったもの。アメリカンとフレンチオークそれぞれの樽を使用。

・プライベート・ローズ・セレクション
  自社最高峰。13の圃場があり、それぞれに薔薇を植えて圃場名にしているのだけれど、その中でも出来のいい圃場の物を使ってフラッグシップにしているとのことです。初年度はチェリーボニカ圃場のみでした。現在はチェリーボニカとビバリーの2圃場を使っているとのこと。


ドメーヌコーセイの会、おつまみも充実していました。今までと違うなあ~

ワンプレート
ワンプレート
 モッツアレラチーズ山菜和え 軽井沢チーズ 翡翠(アトリエドフロマージュ) 安曇野野菜 まめパン

スープ
スープ
(丸ごと黒豚ソーセージと白豆煮込み トマトスープで味付けしたカスレ風のスープ)

試飲ワインは5種類出ました。
5種類

1.メルロロゼ 2023
1.メルロロゼ 2023
種類:ロゼワイン
ワイナリー:ドメーヌコーセイ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市片丘地区自園
ヴィンテージ:2023
コーセイさんが赤ワインを濃く作るためにセニエを行った際に出た果汁から造ったロゼワイン。
フルーティなやさしい香り、酸は軽め、柔らかく豊かな味わいで結構です。
2023はgood vintageだそうです。
ロゼは新しい方がおいしいんだそうです。

2.プライムナンバーシリーズ 401桔梗ヶ原2022
2.プライムナンバーシリーズ 401桔梗ヶ原2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌコーセイ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市桔梗ヶ原地区 契約農家栽培葡萄
ヴィンテージ:2022
401はアメリカンオーク樽を使用しているとのこと。
この豊かな香りはアメリカンオークの賜物なんですかね。
ひかえめな酸で、少し軽め(他と比べたら)ながら、やわらかく広がる味わい。
ちなみに、601はフレンチオーク、503は両者の併用だそうです。

3.片丘シリーズ 片丘メルロー2021フレンチ
3.片丘シリーズ 片丘メルロー2021フレンチ
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌコーセイ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市片丘地区自園
ヴィンテージ:2021
コーセイさんのメインストリーム、片丘シリーズ。
こちらはフレンチオーク。香りがシャープです。
酸が出しゃばらず、軽い苦みを伴ってきりっとした味わい。
樹齢は6年で、フレンチとアメリカンはほぼ同じ畑のを使っているとのこと。違いは樽だけの模様。

4.片丘シリーズ 片丘メルロー2021アメリカン
4.片丘シリーズ 片丘メルロー2021アメリカン
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌコーセイ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市片丘地区自園
ヴィンテージ:2021
こちらは、401と同じアメリカンオーク。
甘いようなまったりした香り。401に似ていますね。これがアメリカンオーク樽の特徴かな。
やわらかくコクのある味わいで、酸は控えめ。大変結構です。
同じアメリカンオーク樽でも、こちらは新樽無しだそうで。401には一部新樽も使ったとのこと。

5.プライベートローズセレクション チェリーボニカ&ビバリー2021
5.プライベートローズセレクション チェリーボニカ&ビバリー2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌコーセイ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市片丘地区自園
ヴィンテージ:2021
凛々しい香り。適度な酸、軽い苦みを伴った、コクのある、濃度のある味わい。
 現在のフラグシップワイン。畑名を表示したワインで、これから展開していくんだそうです。
 現在時点では飲頃にはまだ早いかも?(2,3年先位?)
 コーセイさんは酸が低い方がお好きとのこと。ワシと気が合いますねえ。 酸は足して様子見ることもあるが基本補酸しないとのこと。
 皮と種の間に旨味があるので大事にしたいんだそうです。


ボトル



食って飲んだ日:2024年5月6日