ジョイーレでしゅくりあさんと 2/22024/08/25

しゅくりあさんとジョイーレ、後半です。

料理が出てきました。

宮城県鮭の西京漬けの唐揚げ 
鮭の西京漬けの唐揚げ
西京漬け(しかも鮭)を焼くのでなく揚げてある。
こいつがイケる。

高知県宿毛産鮮魚のアクアパッツア
アクアパッツア
さて本日のメイン、アクアパッツァ。
スープを残すと後でパスタにしてくれる。わしらはやらないけれど、しゅくりあさんは大乗り気。お願いしました。
スープ飲んじゃダメ!

さて、しゅくりあさん持ち込みワイン第2弾。

丹波鳥居野 PinotNoir 2013
丹波鳥居野 PinotNoir 2013
種類:赤ワイン
ワイナリー:丹波ワイン
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:京都府京丹波町自社農園産
ヴィンテージ:2013
丹波のピノノワール、なんと2013vt。
柔らかい香り。酸はやや控えめ。
軽い苦みに広がる味わい。昨今の北海道あたりのピノノワールと違って、しっかりした味わいです。色も。
時間がたって、苦味渋味酸味が溶け合って、バランスが絶妙に。

丹波いいですよねえ。最近高くなっちゃって・・・と、しゅくりあさんはお嘆きです。

さて、ジョイーレさんのワインセラーを見学させていただきました。しゅくりあさんも興味津々。
相談の結果、店長のお勧めに従って、1本。

キャメルファーム ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ 2022
ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:キャメルファームワイナリー
葡萄品種:ブラウフレンキッシュ
葡萄産地:北海道余市町登町
ヴィンテージ:2022
ブラウフレンキッシュなんて、飲むの初めて。
香りにフレッシュ感があります。
酸味はやや控えめ。
少々苦味を感じる口当たり。味わいは充実していて、なかなか濃い味。

鶏ハム&生ハム盛り合わせ
鶏ハム&生ハム
ワシらの定番、締めのおつまみ。いつもより多めです。

アクアパッツァのスープがパスタになって出てきました。
アクアパッツアのパスタ
ちょびっとご相伴にあずかりましたが、おいしい。

さて、ワインもそろそろ締めに。

よさ来い TALLBAR 2023 Hat-Chicken ハチキン
よさ来いワイナリー TALLBAR 2023 Hat-Chicken ハチキン
種類:ロゼワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:雄宝・藤稔/南国市産、カベルネ・ソーヴィニョン/神戸産
葡萄産地:高知県南国市、神戸
ヴィンテージ:2023
しゅくりあさんが興味をお持ちで。
香りはすっきりフルーティ。
軽い甘みも匂わせる口当たり。軽くドライな味わいです。
よさこいさん自社の食用葡萄に、神戸ワイナリーのカベソーを少々ブレンドしてコクを増しているそうな。

幸西 2023 カベルネフラン
幸西 2023 カベルネフラン
種類:赤ワイン
ワイナリー:丘の上 幸西ワイナリー
葡萄品種:カベルネフラン
葡萄産地:長野県塩尻市片丘
ヴィンテージ:2023
これもしゅくりあさんご興味。
塩尻にはいいワイナリーがいっぱいあるので、我々も香西さんまではなかなか手が伸びない。久しぶりです。
香りはやわらか。口当たりはマイルド。
やわらかな味わいが広がって、結構ですねえ。

食って飲んだ日:2024年8月21日



ジョイーレ四国会2024 その22024/07/10

四国会、続きです。

 3番目にワシらのところにいらっしゃたのは、
高知のよさこいワイナリー
代表の窪内さんが来場です。
窪内氏はITコンサルタントからの転身で、千曲川ワインアカデミー5期生。2024年3月に、ワイナリーを高知の街中にオープンしました。週3回角打ちをやってるそうです。高知県産葡萄、生食葡萄での醸造が中心とか。

来月、藤稔とゆずを合わせたものを発売する予定だそうです。
 
・よさこい TALLBAR 2023 Hat-Chicken ハチキン
よさこい TALLBAR 2023 Hat-Chicken ハチキン
  種類:ロゼワイン
 ワイナリー:よさこいワイナリー
 葡萄品種:藤稔(黒ぶどう系) 雄宝(白ぶどう系) カベルネ・ソーヴィニョン(少量)
 葡萄産地:雄宝・藤稔/南国市産、カベルネ・ソーヴィニョン/神戸産
 ヴインテージ:2023
香りはオレンジワインっぽいかな。
酸味は控えめで、やわらかな味わい。
ハチキンは、井上ワイナリーのものが思い出されますが、井上ワイナリーさんもOKみたいですね。
そもそも高知を代表する言葉だしね。
 
・よさこい 高知礼讃 2023 カーネーション (カーネーションから抽出した花酵母使用)
よさこい 高知礼讃 2023 カーネーション
  種類:ロゼワイン
 ワイナリー:よさこいワイナリー
 葡萄品種: サマークイーン(デラウェアに近い品種だと)
 葡萄産地:南国市産
 ヴインテージ:2023
デラ臭はありませんね。少し大葉っぽい香り。
軽やかな味。

・よさこい Yosakoi Labo CEL24×よさこい節 
よさこい Yosakoi Labo
  種類:赤ワイン
 ワイナリー:よさこいワイナリー
 葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニョン
 葡萄産地:神戸市灘
 ヴインテージ:2023
抜けの良い香り。色は淡く、クレーレ級。
酸味は控えめ。味わいは軽く、少し苦みあり。
CEL24という日本酒酵母使用 よさこい節!を聞かせて育てたんだとか。
 
さて次のお料理は
魚
宿毛港与力水産目鯛、阿波味噌

 
さて高知からもう1軒
井上ワイナリー

 醸造家の梶原さん来店。井上石灰工業株式会社が母体。2012年、まずは栽培から始め、2022年ワイナリー創設。当初は全て垣根仕立てでレインカットをつけていたが、高知は雨が横から降る!ので、レインカットは役に立たず、結局棚栽培が向いていると見定め、現在は徐々に切り替えをしている。

井上ワイナリーさん、前回の四国の会では、ヤマブドウを交配したオリジナル品種のものも出してましたが、今回の出品は全てワイン用ヴィニフェラ系品種のものでした。梶原さんがやりたいのはこっちの方向のようです。

・井上 tosa cavatina 山北 シャルドネ 2023
井上 tosa cavatina 山北 シャルドネ 2023
  種類:白ワイン
 ワイナリー:井上ワイナリー
 葡萄品種:シャルドネ
 葡萄産地:高知県 香南市香我美町山北
 ヴインテージ:2023
さわやかな香り。
キリっとした口当たりに、ちょっとシャープな味わい。
酸味はあるけれど、あまり目立たない感じ。
tosa cavatina とは、高知県産葡萄使用シリーズのことだそうです。
 
・井上 tosa cavatina 山北 アルバリーニョ 2023
井上 tosa cavatina 山北 アルバリーニョ 2023
  種類:白ワイン
 ワイナリー:井上ワイナリー
 葡萄品種:アルバリーニョ
 葡萄産地:高知県 香南市香我美町山北
 ヴインテージ:2023
フルーティーな香り。
酸味はあるけれど、味わいも充実しているので、酸っぱいとは感じない。
しっかりした味わい。

・井上 TOSA 手結 2022
井上 TOSA 手結 2022
 種類:赤ワイン
 ワイナリー:井上ワイナリー
 葡萄品種:マルスラン90%、タナ10%
 葡萄産地:高知県
 ヴインテージ:2022
色が濃い。
香りがさわやかで、味は濃い。
酸味は目立たず、苦渋味も突出せず、コクのある味わい。
タナは棚栽培だそうです。
 
 さて、お料理はいよいよ
メイン
メイン
祖谷の地美栄(ジビエ)ニホンジカ
鹿と気づかずにおいしくいただいてしまいました。

最後は、
徳島県三好市のNatan葡萄酒醸造所さん。
代表の井下さんがいらっしゃいました。2021年にワイナリー開設。日本人の味蕾に合う味を求めているので海外進出は考えていないと。
自分の表現したいワインを作ることを目指している。売店にパートの方が一人いるが、畑も醸造も一人で行っている。20・18・11・・・2歳まで、5人の子供がいるが、まだ一人も後を継ぐと言っていないのが悩みとのこと。

・Natan eichi
Natan eichi
 種類:白ワイン
 ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
 葡萄品種:甲州
 葡萄産地:山梨県 甲斐ワイナリーからの買い葡萄
 ヴインテージ:2023
さわやかな香り。きっちりした果実味、酸味は適度。
ワインの品質審査で、免許のグレードアップに必要な「優」評価がなかなか貰えず、国税庁の方(審査する側の人)とコラボして作ったワインシリーズ。結局「優」はもらえず、「良」だったとのこと。この作がラストの醸造となるもの。

・Natan ばいばい 2023
Natan ばいばい 2023
  種類:オレンジロゼワイン
 ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
 葡萄品種:デラウェア・マスカットベーリーA
 葡萄産地:山形県
 ヴインテージ:2023
色は、オレンジよりはロゼよりの色合いかな。
香りは少しアルコールっぽい。
のど越しにもアルコールっぽさがあるような。のどに広がる少しの刺激。
軽い苦みも。
夕焼け時の感覚を体現したワインシリーズ。

・Natan apego (愛着)
Natan apego
 種類:赤ワイン
 ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
 葡萄品種:徳島県阿波市産マスカットベーリーA
 葡萄産地:徳島県阿波市 御所農園
 ヴインテージ:2023
MBA香は、弱いけれど、あるにはある。
味わいは、MBAっぽい。
甘さは少なく、酸は少なめ。

お料理最後は、
パエリア 
パエリア
お米はなんとNATANさん作の米。高知県ハマフエフキ、長太郎貝、大三島産マダコ、香川県のコウイカと、食材は四国オールスターのパエリアだとか。

デザート
デザート
愛媛県産黒糖


食って飲んだ日:2024年6月30日



ジョイーレに行ってきました。2023/06/07

ジョイーレに行ってきました。
祝杯をあげる予定でしたが、当てが外れてフツーのお食事に・・・

ソガ ペール エフィス ノンボワゼ シャルドネ 2022
小布施ノンボワゼシャルドネ2022
種類:白ワイン
ワイナリー:小布施ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:たぶん長野県上高井郡高山村
ヴィンテージ:2022
今回は泡から始めず、店長のオススメに従って、小布施のシャルドネから。ノンボワゼというのは樽を使ってませんということのようです。ソガ ペール エフィスというのは、自社畑のすぐ隣にある、仲良しの葡萄栽培家の葡萄が主体のワインに付けている名前のようです。このシャルドネはドメーヌアキオのシャルドネとのこと。
小布施の中では安い方のワインだと思うけど、いや、うまい。すっきりうまい。


淡路島 モンドブリエ 2022
淡路島モンドブリエ2022
種類:白ワイン
ワイナリー:淡路島ワイナリー
葡萄品種:モンドブリエ
葡萄産地:兵庫県淡路市北淡路仁井地区の自社圃場
ヴィンテージ:2022
もう1杯、お勧めに従って、淡路島のモンドブリエ。
淡路島ワイナリーなんて、まったく聞いたことが無い。モンドブリエなんて、日本にあるとは知らなかった。
眉に唾つけながらいただいたけれど、これがまたうまい。さわやかな香り。小布施のシャルドネよりもさらにすっきりとすがすがしく味が乗っている感じ。お見それしました。
この2022ヴィンテージ、ワイナリーでもまだ発売されてなくて、この日のジョイーレ(および、エムズダイニング系列全店)が本邦初公開だった由。
貴重なものをいただきました。


ワインの後にお料理。
ブリのエスカベッシュは写真を忘れました。
カツオサラダ仕立て
カツオサラダ仕立て

ワインアスパラゼリー寄せ
ワインアスパラゼリー寄せ

鶏のロール
鶏のロール



胎内高原 アッサンブラージュ ルージュ 2021
胎内高原アッサンブラージュルージュ2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:胎内高原ワイナリー
葡萄品種:メルロー、ツヴァイゲルトレーベ
葡萄産地:新潟県胎内市
ヴィンテージ:2021
新潟まで行ってもめったに買えない胎内高原さん。久しぶりです。
相変わらず結構ですね。



キスヴィン 甲州 スパークリング 2022
キスヴィン甲州スパークリング2022
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:キスヴィンワイナリー
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県甲州市
ヴィンテージ:2022
1杯目に選ばなかった泡。今日の泡はキスヴィンさんでした。これは1杯いただかないとね。
スパークリングワインとしては味がしっかり、コクのある味わいです。さすがキスヴィン。

お料理追加です。
生ハム
生ハム

鶏ハム
鶏ハム


井上ワイナリー tosa cavatina 梼原シャルドネ2022
井上梼原シャルドネ2022
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:高知県高岡郡梼原町
ヴィンテージ:2022
続いてオススメをお願いしたら、井上ワイナリーさんでした。先日の四国の会でいただいたヤツ。
おいしいです。四国の会でいただいた白ワインの中ではこれが一番真っ当だったような。


ケアフィットファーム TOXIC II 2021
ケアフィットファームTOXIC II 2021
類:赤ワイン
ワイナリー:ケアフィットファームワイナリー
葡萄品種:マスカット・ベーリーA
葡萄産地:山梨県(勝沼)
ヴィンテージ:2021
さらに、1本ボトルを開けてくださいました。ケアフィットファームは久しぶり。
数年前、石和のお店で試飲した時に、突然の値下げに憤る店主の話を聞いて以来かな。ワイナリーが突然ワインを仕入れ値より安い値段に値下げした。売れ残りをどうせいというんだ、と。たしかにその時はあまりおいしくなくて、売れ残っても当然かなと思っていました。
当時の醸造担当も値下げに怒って辞めたとのことでした。それ以来です。

で、このラベルは初めて見ます。
マスカットベーリーAですが、いただいてみるとこれがなかなか結構。マスカットベーリーAとしては上出来なんじゃないでしょうか?

醸造家は中根拓也氏とのこと。2020年くらいからのようですので、値下げ騒動でやめちゃった人の後任の方と思われます。



食って飲んだ日:2023年6月6日



四国ワインの会その22023/05/30

錦糸町のジョイーレで開かれた、四国ワインの会。続きです。

次はよさこいワイナリーさん。
こちらのワインをいただくのははじめてです。
自社畑の生食用葡萄でワインを造る方針とのこと。

2022 藤稔 泡
よさこいワイナリー藤稔泡2022
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:藤稔
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
食べておいしいふじみのり。ワインにしちゃうのね。
福山ワイン工房での委託醸造とのこと。軽めですが、味はちゃんとあるような。

2022 雄宝
よさこいワイナリー雄宝2022
種類:オレンジワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:雄宝というシャインマスカット系ぶどう
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
オレンジワインとのことですが、色は薄めで、白ワインに近いかな。普通の白ワインよりは少し味わいがあるかなあ。
軽めですが、カツオのたたきとは好相性かも。


2022藤稔
よさこいワイナリー藤稔2022
種類:ロゼワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:藤稔
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
色がきれい。香りはさわやか、味わいも軽めですっきりです。


よさこいさんのワインはどれも軽めの味わいで、嫌みの無いきれいな感じです。濃くて重いワインを造る気はさらさらなさそう。
土佐の皿鉢料理に合わせて、酔鯨や司牡丹の日本酒育ちのおっさんに飲ませるには、これがいいのかもしれないですねえ。

高知市内の繁華街に街中ワイナリーを建てようとしていて、クラウドファンディングもやってるそうです。
ぜひレストランも併設してほしいと、お願いしておきました。



食って飲んだ日:2023年5月28日



四国ワインの会その12023/05/30

錦糸町のジョイーレで開かれた、四国ワインの会に行ってきました。

本日は四国のワイナリー5社が出品。大三島さん以外の4社はワイナリーの方がいらっしゃってました。
席にはメニューが。
メニュー

乾杯用にと大三島さんのみかんの泡が注がれました。
(写真撮り忘れました。)
島みかん 2022 宗方温州スパークリング
種類:みかんスパークリング
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種:温州ミカン
葡萄産地:大三島・宗方地区
ヴィンテージ:2022
色はミカン色。味わいは結構ちゃんとしてるなあ、という印象です。変に甘ったるいところはなく、おいしくいただけました。

お料理が配られます。
まずは前菜盛合せ。
前菜盛合せ
全部、メイン素材は四国産。こだわりましたね~。

各テーブルにワイナリーの方が自社のワインを持って順番に廻ってくる形式。
当テーブルは井上ワイナリーさんから。
以前、高知のアンテナショップの「おきゃく」で開かれたワイン会でいただいたことがあります。

tosa cavatina 山北コベル2022
井上ワイナリー山北コベル2022
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:コベル(リースリング×ヤマブドウ)※オリジナル品種
葡萄産地:高知県香南市香我美町山北
ヴィンテージ:2022
コベルというのは、リースリングとヤマブドウを掛け合わせたオリジナル品種とのこと。山葡萄っぽさは全く感じないし、リースリングでよくある鋭い酸味もありません。両方の欠点を消しあって、バランスが良くなっているように感じます。

tosa cavatina 梼原シャルドネ2022
井上ワイナリー梼原シャルドネ2022
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:高知県高岡郡梼原町
ヴィンテージ:2022
「おきゃく」ではいただかなかったやつかな。なかなかいいんじゃないでしょうか。山葡萄入ってないからかな。

TOSA 山北 2021
井上ワイナリーTOSA山北2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:エイトゴールド(ピノノワール×ヤマブドウ)
葡萄産地:高知県香南市香我美町山北
ヴィンテージ:2021
これはいただいたことのあるやつ。これも山葡萄の欠点はなくなっていますね。ただ、ピノノワールっぽさはほとんど感じられませんね。もうちょっと柔らかみが出ればいいんだけれど。

昨年は井上ワイナリーさんのワインは全部売切れで、ボトルが買えない状態でしたが、今年は大丈夫だそうです。生産量が増えたこともあるそうです。
山梨の丸藤さんと関係があって、今もコンサルしてもらっているとのこと。いいところとつながってますねえ。
シャルドネの他にもタナとか、ヴィニフェラ種も植えているとのことで、今後が楽しみです。

四国ワイン会、続きます


食って飲んだ日:2023年5月28日



土佐ダイニングおきゃくで井上ワイナリー会2022/07/07

銀座にある高知県のアンテナショップの2階に「おきゃく」という店があります。そこで、高知県の最近できたワイナリー、井上ワイナリーのメーカーズディナーが開かれまして、参加してきました。

高知県に新しいワイナリーが出来た、ということは知っていましたが、あまり期待していませんでした。
高知県のアンテナショップがあることは知ってましたが、2階のレストランは知りませんでした。
そこがぽっと出の県産ワインでディナーをやるという。半信半疑の興味本位での参加です。

店内はゆったりして座り心地のいい座席、良い雰囲気の内装です。

まず最初に製造責任者らしき方がワイナリーの紹介をひとしきり。
ワイナリー設立は昨年だけれど、ワイン事業は2012年にスタートして、すでに県内に数か所の圃場があるとのこと。おやおや、結構しっかりしてるのね。なんちゃってワイナリーじゃなさそうです。

ちょっと期待が膨らんだところで、最初のワイン、白ワインが出てきました。
井上山北コベル2021
土佐カヴァティーナ山北コベル/COBEL 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:コベル(リースリング×ヤマブドウの交配種)
葡萄産地:高知県香南市山北
ヴィンテージ:2021
聞いたことのない品種です。ワシには若干酸っぱめだけれど、きりっとした味わいの良好な出来のワインです。

これに合わせるお料理が、
長太郎貝のから揚げ:
長太郎貝のから揚げ
小さめのとこぶしのような貝です。
スイーティアのカプレーゼ:
スイーティアのカプレーゼ
スイーティアは、甘味の強いミニトマト。
ナスのタタキ
ナスのタタキ
高知の食材にこだわりを持ったレストランですね。いずれもおいしい。

2杯目は、色が薄めの赤ワイン、クラレット。
井上美良布マスカットベーリーAクラレット2021
美良布マスカットベーリーACLARET 2021
種類:CLARET(クラレット/クレーレ)
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地:高知県香美市香北町美良布
ヴィンテージ:2021
このマスカットベーリーAは植えてから初の収穫・初醸造とのこと。
そのせいか色が出なかったので、クラレットにしたとのことです。
味わいはしっかりしたもので、濃いめの、コクのあるロゼワインという感じです。

お料理は、
ゆず玉のだし巻き
ゆず玉のだし巻き
・・・だしの塩梅が良好で、美味しいです。
酒盗クリームチーズピザ
酒盗クリームチーズピザ
・・・それほど酒盗感はありませんでしたね。
四万十鶏の炭火焼き
四万十鶏の炭火焼き
・・・柔らかくてうま味があって香ばしくて・・・おいしい。

3杯目はこれも初めて聞く品種、エイトゴールド。ヤマブドウとピノノワールの交配で、高知独特の品種のようで、高知のおなごの尊称、「はちきん」から命名したとのことです。
井上山北エイトゴールド2019
山北 エイトゴールド 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー(石見ワイナリー委託)
葡萄品種:エイトゴールド(ピノノワール×ヤマブドウの交配種)
葡萄産地:高知県香南市山北
ヴィンテージ:2019
ピノノワールよりぐっと濃厚で、ヤマブドウの変なえぐさや青臭さのようなものはほとんど感じられません。なかなか将来期待が持てるんじゃないでしょうか、この品種。

お料理も佳境に入ってまいりました。
カツオの塩タタキ
カツオの塩タタキ
・・・・土佐ではこれが出なきゃあね。おいしいです。味は塩で十分。ポン酢はいりませんね。
金目鯛の煮付け
金目鯛の煮付け
・・・土佐に金目鯛というイメージはありませんでした。味がしっかりしみた煮付けでした。

最後の1杯は富士の夢。マルスランを少し混ぜてあるとのことで、それで「+」を付けたとのこと。
井上稲生富士の夢+2021
土佐カヴァティーナ 稲生 富士の夢+ 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:富士の夢(メルロー×ヤマブドウの交配種)、マルスラン
葡萄産地:高知県南国市稲生
ヴィンテージ:2021
富士の夢はよそでいただいたことがあって、その時はちょっとヤマブドウっぽさを感じていたんですが…これにはそんな厭な風味は見当たりません。マルスランの手柄か、それとも土佐の富士の夢がおいしいのか、あるいは、井上ワイナリーの技術なのか・・・

最後のお料理は、
土佐あかうしと四万十ポークのステーキ
土佐あかうしと四万十ポークのステーキ
・・・どちらも結構でした。赤牛は若干筋が気になったけど、お肉の味わいは十分。焼き加減を聞いてくださればよかったのに。

デザートは、
アイスクリン土佐マンゴーのせ
アイスクリン土佐マンゴーのせ
デザートまで土佐名物ににこだわってます。

食って飲んだ日:2022年7月4日

井上ワイナリーも、「おきゃく」も、初めての体験でしたが、どちらも期待をはるかに上回る上出来。

ただ難点は井上ワイナリーさんの生産量がまだ少ないこと。
今日のためのワインは確保してあったものの、ワイナリーでは全品売切れの由。「おきゃく」のドリンクメニューに載るのはまだまだ先のようです。

将来、井上ワイナリーのワインがさらに向上して、生産量も充実して、「おきゃく」でいつでもいただけるようになるといいなあ。