山形ワインカーヴ@かみのやま温泉駅前 ― 2024/09/21
しゅくりあウッデイファーム会、今回はウッデイファームのコテージ泊りです。
まずは、かみのやま温泉駅前の観光案内所、山形ワインカーヴへ集合です。
3種飲み比べセットを注文
黒板のメニューからお好みの3種を選べます。
①、⑤、⑨をチョイス。
番号札をつけてくれたので、わかりやすいです。
①🍷サントネージュかみのやま ソーヴィニョンブラン2023
種類:白ワイン
ワイナリー:サントネージュ
葡萄品種:ソーヴィニョンブラン
葡萄産地:山形県 上山
ヴィンテージ:2023
爽やかな香り、軽い口当たり。
穏やかでやわらかな味わい。
サントネージュさんは山梨の塩山にあるワイナリーですが、かみのやまのブドウを使ったワインを多種出してますね。
⑤🍷サントネージュかみのやま 奈良崎畑 メルロー 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:サントネージュ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:山形県 上山 奈良崎畑
ヴィンテージ:2019
爽やかな香り、酸味は適度。
苦味も少々あって、ミディアム程度の味わい。
こちらもサントネージュさんの赤。畑の名前付きのワインも多種出していて、これは奈良崎畑。
以前、山形にあった「さんろくまる」というおみせでよく出てきたのが、確か渡辺畑。
さんろくまるの母体のヤマガッタの社長(渡辺さんではない)が引く継いだものの、畑の名前は昔のままにしてる・・・とのことだったけれど・・・今どうなってるんだろう。
⑨🍷アグリクール ラヴィアンローズ ロゼ
種類:ロゼワイン
ワイナリー:アグリクール (委託先:Fattoria AL FIORE)
葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン
葡萄産地:山形県 上山市
ヴィンテージ:2023
おだやかな、柑橘系の香り。口当たりはやわらか。
柔らかく広がる味わい。
かみのやまの新進のヴィンヤード。自然派っぽい風味ですね。
泡ワイン購入し1本開けたところ、ワインクーラーに入れてくれました。
🍷ココファーム ルビーの泡 2023
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:ココファームワイナリー
葡萄品種:小公子
葡萄産地:山形県 上山市
ヴィンテージ:2023
ロゼのスパークリングとの案内だったようだけれど、色合いは赤ワインと名乗っても何ら差支えのない濃さ。
少し甘い、軽くニッキの風味を感じる香り。
軽い甘みに凛々しいコクの味わい。
ヤマブドウ系にしては、まったくえぐみを感じない。
今までで一番おいしい小公子。
これも葡萄が上山産とのことです。
葡萄はかみのやまだけど、ワイナリーはよそというのが多いなあ。
アグリクールさんさんだけは上山だけど、委託先が宮城だなあ。
おつまみも少々。ワインカーヴから。(写真がない(-_-;)
沢庵和尚直伝 沢庵&クリームチーズ
上山は沢庵和尚の流刑先で、京都のものが様々伝わっているんだとか。
ウッデイファームのドライフルーツ&ミックスナッツ
これから行くんですけれどね。予習。
お隣のショップから、ブルスケッタ・・・これは、以前来た時もいただいた、いわば定番。
ご自由にどうぞのパンフレットを拝見したら、かみのやま市内で、ワイナリー/ヴィンヤードが11軒にもなっているんだとか。驚き。4,5軒しか知らなかった。
食って飲んだ日:2024月9月17日
ウッディファーム&ワイナリー訪問 ― 2024/09/21
しゅくりあウッデイファーム会、今回はウッデイファームのコテージ泊りです。
かみのやま温泉駅近くのスーパーで買い物の後、タクシーでウッディファーム&ワイナリーに到着し、裏手にあるコテージへ。
コテージは二つあり、小(手前)は最大3名用のもの、
大(奥)は最大6名用だとか。
今回は大に宿泊、ベッド設置のベッドルームが2つ。
ベッドルームにはそれぞれトイレとお風呂が付いてます。
巨大なキッチンにはレンジ・食洗器・キッチンツールや食器ひととおり。冷蔵庫には水やフルーツジュースが入っています。
冷蔵庫の隣には縦長のワインセラー。こちらは残念ながら空。
ワイナリーから見えるのは、葡萄畑・・ではなく、蕎麦の白い花。
葡萄畑はワイナリーから登って行ったところにある模様。
16時から、ワイナリーの見学です。代表の木村様に直々にご案内いただきました。
恐縮。
畑は広大で、丘陵地をどこまでも続いている。手前の一部は垣根仕立てで、一文字短梢仕立てという剪定方法だそうな。
その奥には、山梨県の棚栽培のものと比べると高さのある棚仕立ての畑が延々と。
そして、三輪自転車のサドルを外してカゴ状の収穫箱を置けるようになっているものが何台も見える。高い位置にカゴを置き、効率的に収穫出来るように特注したのだそうな。 以前ワイナリーに収穫に行った時は、畑に直に置いたカゴに収穫した葡萄を入れ、貯まるとカゴを抱えあげてヨイショ、と運んで行っていた。しかも草とか虫とか直置きだとたくさん入るしね。なんと便利な、良きかな。
棚の下はきれいに草刈りされていたが、
収穫の時だけこのように刈るようにしており、普段は棚下は半分くらいは草に覆われていると。草を生やしておくと虫が葡萄に付かないのだとか。吃驚!
ということは、途中葡萄の様子を見に行くときは、腰までの草の中を分け入って行くのか。それもまた大変だけれど。
畑には白系の栽培品種として アルバリーニョ、プティマンサン、シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、
赤系の栽培品種として カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー、合計9種類のワイン専用品種を植えているとのこと。
棚の葡萄が実っている部分には上部に半円形に雨除けが掛かっており、特にシャルドネは雨が多いと実割れしやすく苦労が多い。が、栽培品種の中でもアルバリーニョはもともと多雨の地域の品種で雨にもある程度耐性があり、そのため遅摘みにも対応出来るのだとか。
ただし遅摘みで収穫を引っ張れるのもこの上山の特徴。初雪の中で収穫したこともあると。ちなみにアルバリーニョの収穫は10月初旬、遅摘みは10月末頃だとか。明日から数日雨予報とかで、5時近くになっても皆さんで収穫していた。
ワイナリー棟に戻って、5種類のワインの試飲。
ワインの試飲は通常コイン制なんだけど、代表のご厚意でコイン制でなくフリー飲みにしてくださり、水や干し葡萄のおつまみも付けて下さった。ありがたや。
シャルドネ 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地: 山形県上山市植ノ山畑、生居畑
ヴィンテージ:2021
アルバリーニョ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:アルバリーニョ 100%
葡萄産地:山形県上山市大門畑(樹齢7年)、高台畑(樹齢6年)
ヴィンテージ:2023
ソーヴィニヨン・ブラン 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン 100%
葡萄産地:山形県上山市生居畑(樹齢13年)、植ノ山畑(樹齢14年)
ヴィンテージ:2023
ウッディ・ルージュ 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:メルロ63%、フラン22%、カベルネ・ソーヴィニョン15%
葡萄産地:山形県上山市楢下畑、マサル畑
ヴィンテージ:2019
プライベートリザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン94%,カベルネ・フラン6%
葡萄産地:山形県上山市生居畑
ヴィンテージ:2020
ワインを何本か購入し、いよいよ夜へ。
見学して飲んだ日:2024月9月17日
ウッデイファームワイナリーコテージの夜 ― 2024/09/21
ウッデイファームワイナリーコテージの夜。周囲はとても静かでした。
コテージのリビングダイニングも素敵。
しゅくりあのご主人がご用意くださったお料理がテーブルに並びます。
中央のレタスは、駅前のスーパーで買ったもの。新鮮でパリパリ。
ローストビーフ
始めていただくような気がするけれど、これはおいしい。柔らかくて筋もなく、味わい十分。
トマトとチーズのカプレーゼかな
トマトも上山のスーパー。
ソーセージもしゅくりあさん持参。
下には焼き野菜。
鴨のロースト
しゅくりあさんの定番ごちそう
チーズの盛り合わせ。
左の皮がムラサキのやつはあまり見たことがない。パルミジャーノを少し柔くしたみたいな感じ。
ワインが次々開きます。
🍷ぽわぽわポアレ トロワル
種類:シードル
ワイナリー:ウッデイファームワイナリー
産地:山形県上山市皆沢畑、原口畑(平棚)
品種:洋梨:ラ・フランス65%、ドワイエネ・デュ・コミス23%、ゼネラル・レクラーク12%
さっぱりした風味だけれど、シードルにしては、まったりとしたコクがあります。
洋梨3兄弟の新しいポワレだそうです。
🍷リエゾー シャルドネ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:カンテイーナ・リエゾー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県 高山村 自社畑
ヴィンテージ:2023
香りよし。味わいにコクあり。
ワシらが収穫したシャルドネです。同行のご両所にも好評でした。
🍷セイルザシップ Anchor 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:セイルザシップヴィンヤード (委託醸造:南向(みなかた)醸造)
葡萄品種: カベルネフラン78%、カベルネソーヴィニヨン22%
葡萄産地:長野県上田市自社畑
ヴィンテージ:2021
香りよし、味わいにコクあり。バランスよし。
2年の熟成を待たず、今飲んで十分おいしいと、これまた好評でした。
まだあるなら、取っておく価値も十分ありとのこと。
🍷ウッデイ フィルマンサン 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:プティマンサン72%・シャルドネ23%・アルバリーニョ5%
葡萄産地:山形県上山市原口畑、生居畑、植ノ山畑
ヴィンテージ:2021
コクあり、味わい豊か。香りもフルーティーで豊か。大変結構。
プティマンサンだけで造ると強すぎるので、少し緩くして親しみやすくするためにシャルドネと合わせたとのこと。アルバリーニョは香り付けだそうです。
食って飲んだ日:2024月9月17日
一夜明けて翌日は雨予報。帰る前に醸造担当者の金原様にお話をうかがうことが出来た。
なんと8時頃から作業しているとのこと。このワイナリーは本当に皆さん働き者だがね。
ウッデイファームは年間生産量3万本程度。中規模のワイナリーと言える。うちアルバリーニョだけで6000本。だんだん遅摘みを増やしている。遅摘みのリスクをおかしても取り組めるというのは、それだけの規模がある、安定した収穫が見込めるワイナリーであるということ。
ワイナリーを訪ねると、金原さんが昨日収穫したブドウを絞っていました。
目の前の機械からはポンプがつながっており、白はこれでタンクへ入れている。赤は基本グラヴィテイフロー。ポンプで入れるといつまでも対流が消えず、気泡も入ってしまう。
ご本人はアルバリーニョよりシャルドネ、あとプティマンサンのほうが好みだとか。アルバリーニョは誰が作っても同じ味が出るが、それより個性や工夫の余地がある他の品種のほうが好きなんだとか。これからはウッデイファームのシャルドネも注目してみよう!
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