ジョイーレワイン会 ― 2023/01/18
錦糸町のジョイーレで開かれたワイン会に行ってきました。
今回は、山形のウッディファーム&ワイナリーから醸造家の金原さんをお迎えして、お話を聞きながらウッディファームのワインをいただくという会でした。
まずは泡で乾杯。
ブリュット ナチュール 2015 (非売品)
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ57%、 ピノ・ノワール32%、 シュナン・ブラン11%
葡萄産地:山形県上山市
ヴィンテージ:2015
6年以上も熟成させたという、渾身のスパークリングワインですが、非売品との注記がありまして。同じ仕様のものがちゃんと市販されているのですが、今日のやつがなぜ非売品かというと、デゴルジュマン(澱飛ばし)に失敗して、若干澱が残ってしまって、販売できなかったロットとのことです。グラスを目を凝らしてみましたが、澱らしきものは見えませんでした。
キリリとコクのある泡で、結構でした。
お料理は前菜として、ローストビーフとホタテの酢味噌和えが出ました。
ローストビーフが、いつにもまして柔らかくて美味。
樽発酵 ソーヴィニヨンブラン 2018
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン90%、プティ・マンサン10%
葡萄産地:山形県上山産
ヴィンテージ:2018
ソーヴィニヨンブランに10%だけプティマンサンを混ぜてあるとのことで、若干コクとかが増しているとのことです。ウッディさんは補糖をしないので、その代わりに、糖度の高いプティマンサンを加えた様子。
温菜ということで、ラフランスと葱のゴルゴンゾーラ焼というのが出ました。
このラフランスもウッディファーム産だそうです。
植ノ山畑 シャルドネ 2019
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ95%、プティマンサン5%
葡萄産地:山形県上山市植ノ山畑、原口畑
ヴィンテージ:2019
シャルドネということですが、プティマンサンが5%。
このシャルドネも樽で発酵しているようですが。
植ノ山畑 シャルドネ 2015
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ100%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2015
シャルドネに限らず、ウッディファームさんは毎年何かしら造りを変えているとのことで、この2015はシャルドネ100%。樽発酵。
魚料理
サワラの三五八漬を焼いたヤツです。食べ応えもあって美味しいです。
次は赤ワイン飲み比べです。
品種はカベルネソーヴィニヨン。
先日、"YOSHIO"カベルネソーヴィニヨンを入手して、注目している品種です。
ウッディファームの長老(社長のご尊父)、ヨシオお祖父さんが50年前に植えたカベルネソーヴィニヨンがYOSHIOの葡萄です。ヨシオのカベルネは2020を最後に植え替えられて、現在はシラーが成長中とのこと。
そんな背景下、カベソーの飲み比べです。
わが奥方が「ヨシオ入りはどっちだ」との問いを発し、2018がヨシオ入り、2019はヨシオ以外のカベソーだとの回答を得ました。
カベルネソーヴィニヨン 2018
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン91%、メルロ9%
葡萄産地:山形県上山市
ヴィンテージ:2018
ヨシオ畑のカベソーが主体とのことです。
2019より、色合いや味わいが若々しい感じ。きりっとしたやや硬派な香味です。
もう少し寝かせた方がよさそうな印象。
カベルネソーヴィニヨン 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン99%以上、メルロ・カベルネフラン 1%未満
葡萄産地:山形県上山市
ヴィンテージ:2019
ヨシオではなく、比較的若いカベソーで造ったとのこと。
ヨシオ畑のカベソーは、"YOSHIO”になったのね。
色も香りも味わいも2018(ヨシオ入り)より、熟成感があります。色は暖色より、香りも落ち着いて、味わいは柔らかな練れた印象。
こっちの方が若いのにねえ。
メンチカツ
ボリューム満点
パスタ
キノコと納豆のパスタ。粘るけれど、味わいは結構でした。
さて、次がどうやら本日のスペシャルのようです。
プティマンサン モアルー 2019
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:プティ・マンサン
葡萄産地:山形県上山市
ヴィンテージ:2019
若干甘味を感じますかな。残糖があるそうです。コクがあって、味が濃い感じ。
ウッディファームのプティマンサンは糖度が非常に高くて、アルコール度数は14度を超えるという日本酒並み。しかも発酵が完了できずに残糖が残っているほどだそうです。
・・・・でも、ちょっと甘いので、ワシ的にはこれが一番、ではないなあ。
モアルーじゃないプティマンサンが出るのを待つか。
飲んだ日:2023年1月16日
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://tanusan.asablo.jp/blog/2023/01/18/9556243/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。