信州ワインサミット@松本_第3日 ― 2024/07/03
信州ワインサミット@松本、3日目です。
昨日は飲み損ねた城戸さん、行列が長くなる前に並んで、ゲットです。
城戸 プライベートリザーブ マスミブラン 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:城戸ワイナリー
葡萄品種:ゲヴェルツトラミネール56%リースリング22%ピノグリ13%ケルナー9%
葡萄産地:長野県塩尻市自社畑
ヴィンテージ:2022
たおやかな香り。まろやかで奥深い味わい。
初日にいただいたより、香りも味わいも一段と良くなったように感じます。
城戸 プライベートリザーブ ブリリアンス 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:城戸ワイナリー
葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン86%、プティヴェルド14%
葡萄産地:長野県塩尻市桔梗ヶ原自社畑
ヴィンテージ:2022
どっしりと落ち着いた良い香り。
酸は目立たず、穏やかな苦渋味とバランスが取れて、豊かな味わい。
初日よりずっとまとまっておいしく感じました。
さて、初日、二日目で飲んでない奴からいただきましょう。
たぶん自分では買わないだろう、大手さんの上位機種を、冥土の土産にと味見してみます。
シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原 メルロー 2017
種類:赤ワイン
ワイナリー:シャトー・メルシャン
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
ヴィンテージ:2017
冷蔵庫にしまってあったので、冷えた状態で提供されました。スタッフさんも承知していて、少し温度が上がってから召し上がってくださいとご指示。
そのせいか、はじめは少し酸を感じさせる香り。時間とともにだんだん重厚な芳香に変化してきました。いい香りです。
酸も、苦も、渋もバランスよく存在する、骨格のしっかりした味わい。
時間がたって、まろやかさが増してきました。とってもおいしいです。
大手じゃありませんが、昨日飲めなかったノーザンさん。
ノーザンシャルドネ・オーク・ブレミアム 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:ノーザン・アルプス・ヴィンヤード
葡萄品種:シャルドネ100%
葡萄産地:長野県大町市大町 自社畑
ヴィンテージ:2021
樽香かな? 樽と言うには少し若々しい木の香り。
酸味は控えめ。まったりとした味わいが大変結構です。
シャルドネ自慢の高山村。リエゾーさん以外のもいただいてみましょう。
SUNTORY FROM FARM 高山村 シャルドネ 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:SUNTORY
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県高山村
ヴィンテージ:2021
さわやかな香り。
ちょっと軽いけれどもフルーティで味わいは豊か。
アヒージョと合わせたら、キリッと感が増しました。
一度試してみたいと思ってた、千曲川の右岸左岸対決。
シャトー・メルシャン 北信右岸シャルドネ リヴァリス 2020
種類:白ワイン
ワイナリー:シャトー・メルシャン
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県北信千曲川右岸地区(高山村、須坂市)
ヴィンテージ:2020
グッとくる香りは樽香かな。少しタンパク質(肉?)っぽい香り。
左岸と比べると苦味(ミネラル?)は少なめで、味わいにはじっくり感があります。
こっくり、まったり感のある味わい。
シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス 2020
種類:白ワイン
ワイナリー:シャトー・メルシャン
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県北信千曲川左岸地区(長野市)
ヴィンテージ:2020
さわやかな香り。樽香っぽい香りはあるけれど、右岸より弱い。
キリっとした、少し苦み走った味わい。
味わいのノリはよい。右岸よりはさっぱりキリリ味。
続いてはシラー対決。
シャトー・メルシャン 椀子シラー 2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:シャトー・メルシャン
葡萄品種:シラー
葡萄産地:長野県上田市丸子地区椀子(マリコ)ヴィンヤード
ヴィンテージ:2020
トップノートに甘さを感じます。
酸味は目立たず、苦渋のコクがしっかり存在する味わい。
時間がたったら、甘い香りは消えて、味わいに酸味が出てきました。
グランポレール 安曇野池田シラー 2018
種類:赤ワイン
ワイナリー:サッポロ グランポレール
葡萄品種:シラー100%
葡萄産地:長野県池田町の自社畑「安曇野池田ヴィンヤード」産
ヴィンテージ:2018
色は濃い目。椀子より濃いです。
こっちも少し甘いような香り。ロースト香かな?
酸味は適度で、まったりとやわらか。
だけど、味わいにはしっかりと苦渋のコクがあります。
時間がたって、酸味より苦渋味が目立つようになってきました。
さて最後は、ピノノワール対決。
ヴィラデスト ピノ・ノワール 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ヴィラデスト
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:長野県東御市(自社畑産)
ヴィンテージ:2019
甘い香り。そのあとにインキーなニュアンスを感じます。
酸味は適度で、柔らかく優しい果実味。
ピノノワールのお手本のような味わいかな。
楠わいなりー ピノノワール 2020 スペシャルキュヴェ
種類:赤ワイン
ワイナリー:楠わいなりー
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:長野県須坂市
ヴィンテージ:2020
香りがよくわかりません。少しビニールみたいなニュアンス。
酸味は抑え目で、苦渋味が少しあります。
ピノノワールにしてはずいぶんしっかりしたコクのある味わい。
赤ワインとしてはバランスが良くて大変おいしいです。
信州ワインサミット自体はまだまだ続きますが、我々はこれでおしまい。おうちに帰ります。
飲んだ日:2024年6月23日
ネコパンfrom松本 ― 2024/07/03
勝沼醸造 アルガブランカ ヴィニャル イセハラ 2013 ― 2024/07/03
種類:白ワイン
ワイナリー:勝沼醸造
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県笛吹市単一畑「伊勢原」
ヴィンテージ:2013
価格:-
抜栓日:2024年6月25日
勝沼醸造のアルガブランカヴィニャルイセハラ2013です。
色はオレンジ。
香りはなんだか軽く紹興酒っぽいような。
味わいにも紹興酒がいらっしゃる。11年も経ってるからなあ。
適度な酸味にコクのある味わいなんだけどなあ。時間が経ち過ぎた感は否めない。
オイスターソースを使った料理と合わせたら、紹興酒はすっかり消えて、コクのあるうまさだけになった。これなら美味い。
日を変えて数回いただいてみました。
日を追うごとに紹興酒風味は影をひそめて、ワインが戻ってきました。が、最後まで紹興酒が完全にいなくなることはありませんでした。
ワイナリー:勝沼醸造
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県笛吹市単一畑「伊勢原」
ヴィンテージ:2013
価格:-
抜栓日:2024年6月25日
勝沼醸造のアルガブランカヴィニャルイセハラ2013です。
色はオレンジ。
香りはなんだか軽く紹興酒っぽいような。
味わいにも紹興酒がいらっしゃる。11年も経ってるからなあ。
適度な酸味にコクのある味わいなんだけどなあ。時間が経ち過ぎた感は否めない。
オイスターソースを使った料理と合わせたら、紹興酒はすっかり消えて、コクのあるうまさだけになった。これなら美味い。
日を変えて数回いただいてみました。
日を追うごとに紹興酒風味は影をひそめて、ワインが戻ってきました。が、最後まで紹興酒が完全にいなくなることはありませんでした。
休業前のLast銀座nagano ― 2024/07/04
6月いっぱいで改装のため長期休業に入る銀座長野。残り少ない営業日にうかがってみると、あと3日で閉めるせいか、生鮮食品は野菜類くらい。小布施牛乳の棚も閉鎖されてました。残念。
バルカウンターにはワインが7種類。
もう在庫が限られてきて、相談のうえまず3種飲み比べセットを赤白で。
白3種
①ミュゼドヴァン オアシス 3 スパークリング
種類:白スパークリングワイン
ワイナリー:アルプスワイン
葡萄品種:シャルドネ57%・ソーヴィニョンブラン30%・ゲヴェルツトラミネール13%
葡萄産地:長野県
ヴィンテージ:N.V.
落ち着いた香り。酸味はそれほど強くありません。
ピリッとした口当たりで、甘さはなく、ドライな味わい。
②Murayori 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:信州たかやまワイナリー
葡萄品種:非公開
葡萄産地:長野県高山村
ヴィンテージ:2022
抜けのいい香り。酸味は適度。柔らかな味わいで、コクもあります。
高山ワイナリーさんは、村内限定の”NACHO”というシリーズがありますが、好評を受けて、村外にも販売するシリーズを始めました。「産地から」と「村便り」の意味をかけて「むらより」と名付けました、とのことです。
③水掛ブラン 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:水掛醸造所
葡萄品種:ピノグリ50%、リースリング26%、ゲビュルツ24%
葡萄産地:長野県諏訪郡原村
ヴィンテージ:2022
色は少々濃い目。フルーティな香り。キリっとした口当たりの後に、フルーティな味わい。
時間がたって少しぬるくなると、コクが増しました。
最近売り出し中の水掛ワイナリー。水掛ブランは現時点の代表作ですかね。いただくのはもう3,4度目でしょうか。
おいしいので、ボトルを買って家にキープしてあります。
赤3種
①うまやど 赤 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:信州フルーツワインうまやど
葡萄品種:キャンベルアーリー
葡萄産地:長野県茅野市金沢 自社畑
ヴィンテージ:2023
キャンベルにしてはずいぶん濃い目の色ですねえ。
焦げ感のある香り。軽く酸味。
キャンベルにしては甘さはなくて、濃いめの味わい。
②エステート ゴイチ メルロー 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:五一ワイン
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県塩尻市宗賀 自社畑
ヴィンテージ:2021
軽くさわやかな樽香(?)。
酸味は適度。苦渋のコクもあって、バランスがいいですねえ。
塩尻メルローの標準品かな。
五一ワインの6種類あるワインヒエラルキーの、上から3番目のシリーズです。以前はこのクラスを買うのに勇気を出してたなあ。
③SUNTORY FROM FARM 塩尻マスカット・ベーリーA 2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:SUNTORY FROM FARM
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地:長野県塩尻市
ヴィンテージ:2020
MBAですが、キャンディ香は無く、重厚な香りです。
味わいにも甘さは無し。
しっかりした口当たりに適度な酸とコクのある味わい。上出来のMBAです。
一杯追加で。
Wa Yawata ソーヴィニョン・ブラン 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:Wa Yawata(カーヴハタノ委託醸造)
葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン
葡萄産地:長野県千曲市八幡
ヴィンテージ:2021
穏やかながら、さわやかにフルーティな香り。
酸は目立たず、さわやかにキリっとした口当たり。
そのあとにくるコクのある味わい。おいしいです。
この試飲も、10月までお預けなんですねえ。
飲んだ日:2024年6月27日
渋谷ワインショップnico 試飲会その1 ― 2024/07/06
渋谷のワインショップnico というところで、試飲会がありました。
会場は、昨年「ニッポンの ちょっといいお酒」というイベントで何度も訪問したことのある渋谷東急プラザの6階のイベント会場。ここがワインショップになっていて、しかも日本ワイン専門の酒屋。テーブルと椅子のセットが何組も置かれ、
11時のオープンからちょっとしたおつまみもいただけるようになっている模様。
早めに到着し、店内を確認してからイベント前に軽食を。
チーズ盛り」合わせ
グリーンサラダ
鰹のタブナード
お店のカウンターには、イベントに出ないワインが並んでいました。
まだ開始まで時間があるので、お味見。
かわうち リベル ミュラートゥルガウ&ケルナー des Ho 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:かわうちワイナリー
葡萄品種:ミュラートゥルガウ70%、ケルナー30%
葡萄産地:北海道余市町
ヴィンテージ:2022
かわうちワインさんは初めましてですね。
福島のワイナリーですが、葡萄は余市産とのこと。
フルーティーな香り、キリっとした口当たりに、適度な酸味。
しっかりした味わい。失礼な言い方をすれば、新しいワイナリーの割には、ちゃんとしてますね。
キクシマ Nomujan moruBlanc 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ヴィンヤード・キクシマ
葡萄品種:シャルドネ69%、甲州16%、カベルネソーヴィニヨン8%、ゲヴェルツトラミネール7%
葡萄産地:山梨県の明野町(?)
ヴィンテージ:2023
さわやかな香り。酸味は控えめ。
軽やかでフルーティな味わい。
2023vtの情報がまだ出てなくて。2022vtは明野のブドウとあったので、2023も同じと思われ。
さて、開始時間となりました。グラスを受け取り、いよいよイベントです。
あまりおなじみでないワイナリーも多数出てます。
🍷鎌倉ワイナリー 鎌倉ワイン ピノノワール・メルロー 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー: 鎌倉ワイナリー
葡萄品種:ピノノワール・メルロー
葡萄産地:神奈川県鎌倉市関谷・七里ガ浜 自社畑
ヴィンテージ:2023
少し淡い色。やわらかな香り。
少々酸あり。軽めの味わいだけれど、豊かに広がる印象。
いただくのは初めてですね。
先日、しゅくりあさんの会で同席した方が、自分で育てた葡萄を鎌倉ワイナリーさんに委託醸造してもらったとか。
🍷ヴィンヤード・キクシマ ファイト 2023
種類:白ワイン
ワイナリー: ヴィンヤード・キクシマ
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県甲州市鳥居平自社畑
ヴィンテージ:2023
少しオレンジがかった色。
香りは少しこもった感じ。つーか、ちょっと火薬のニュアンス?
酸味は適度で、コクのあるしっかりした味わい。
🍷カーヴデクラ ピーテイバトン 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:カーヴデクラ (雪川醸造にて委託醸造)
葡萄品種:ピノノワール55%・ツヴァイゲルトレーベ45%
葡萄産地:北海道余市町登旧本間農園
ヴィンテージ:2022
香りはこもったような感じだけれど、重厚感がある。
軽い酸味。柔らかく広がる味わい。
北海道の一般的なピノノワール100%のやつよりも酸味があるような。
🍷ドロップ ドーマンスィ 2023
種類:微発泡白ワイン
ワイナリー:ドロップ
葡萄品種:セイベル 60% デラウェア 40%
葡萄産地:山形県 デラウェアは自社畑
ヴィンテージ:2023
軽く酸味。
デラ香ではないけれど,香りに個性がある。
少し酸味。軽やかだけれど、しっかりした味わい。
いっぱい出品されていて、
まだ続きがあります。
飲んだ日:2024年4月29日
渋谷ワインショップnico 試飲会その2 ― 2024/07/06
渋谷ワインショップnico 試飲会、続きです。
🍷フェルム36 ヤマノヴァンセ メルロー サンスフル2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:フェルム36
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県生坂村 季来里ファーム・スズキ
ヴィンテージ:2023
自社葡萄のルメルシマンにはなかなかありつけないフェルム36さん。
これは買い葡萄のシリーズ。
ちょっとやんちゃ系の香り。
口当たりに苦渋系の刺激。酸は控えめで、少しだけ甘さを感じさせる味わい。
🍷原山農園きふたと taUtau (たゆたう) 2023
種類:微発泡白ワイン
ワイナリー:原山農園きふたと 委託醸造先:Cave hatano(長野県東御市)
葡萄品種:シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、リースリング、ゲヴュルツトラミネール他
葡萄産地:長野県原村 自社畑
ヴィンテージ:2023
何とも言えない良い香り。ゲヴェルツが少し入っているような。
酸は適度よりやや軽め。心地よい味わいが広がります。
きふたとさん、自社ワイナリーを創設されたとのこと。今回のワインは最後の委託モノになると。
🍷アグリクール 北醇 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー: アグリクール 醸造場所:FATTORIA AL FIORE(宮城県)
葡萄品種: 北淳(ほくじゅん)
葡萄産地:山形県上山市 秋葉農園畑
ヴィンテージ:2023
軽く山葡萄っぽい香り。味わいにも山っぽさはあるものの、山葡萄が支配的ではなく、おいしくいただけます。
酸味は軽く、えぐみなど嫌な味は無し。苦渋味もほぼなし。
🍷ドメーヌ・パスレル Passerelle Blanc 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・パスレル
葡萄品種:シャルドネ50%、プチマンサン19%、ゲヴェルツトラミネール13%、ピノグリ12%、シュナンブラン6%
葡萄産地:山梨県北杜市長坂町大井ケ森自社畑
ヴィンテージ:2023
フルーティーさが濃い香り。キリっとした、適度な酸。
凛々しい、フルーティな果実味は上出来。
千曲川ワインアカデミー出身で、2022年ワイナリー開設。野生酵母使用、醸造中に酸素に触れさせない造りにしているんだそうです。
🍷NIKI HILLS HATSUYUKI 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:ニキヒルズワイナリー
葡萄品種:ケルナー
葡萄産地:北海道余市郡余市町産
ヴィンテージ:2022
仁木さん、初雪久しぶり。
落ち着いて上品な香り。軽やかながら、厚みのある味わい。
酸味は適度で、後口しっかり味。満足感があります。
🍷ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン ル・カノン Yama & So 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー: ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
葡萄品種: カベルネソーヴィニオン 2/3、山葡萄 1/3
葡萄産地:兵庫県神戸市北区の樹齢40年超のカベルネソーヴィニオン・岩手県野田村のヤマブドウ
ヴィンテージ:2023
香りはなんだか、上出来のMBAっぽい。山葡萄らしさは感じません。
軽い酸味に柔らかい味わい。カベソーにしてはマイルド。
カベソー+山葡萄で、しかも買い葡萄でこうなるとはねえ。
🍷ヴェレゾンノート エクスペリエンス 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー: ヴェレゾンノート(東山ワイン研究所合同会社) (テールドシエル委託)
葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨンとネッビオーロの混醸
葡萄産地:長野県上田市東山 自社畑
ヴィンテージ:2021
良い香り。やわらかさはネッビオーロからかな。
適度な酸味でコクが豊か。苦渋味も少しあって、上出来。
Nicoのスタッフさんいわく、テールどしえるさっは今後委託の受け入れを絞る方針とのこと。
ヴェレゾンさんは、2023年秋、自社ワイナリーを創設して自社醸造を始めたたので、大丈夫。
🍷コルトラーダ ルージュ.2 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー: コルトラーダ
葡萄品種:メルロ主体、カベルネ・ソービニョン、カベルネ・フラン、小公子が10%程度
葡萄産地:岡山県新見市 自社畑
ヴィンテージ:2022
いい香り。グラスを回すたびに違う香りが漂うような。
少々酸味あり。苦渋は少なめで、広がる味わい。
おつまみ、ウフマヨ卵と国産チーズ盛り合わせ追加。
ウフマヨうまい。
飲んだ日:2024年4月29日
カーブドッチ ミリュ ルージュ 2023 ― 2024/07/06
ジョイーレ四国会2024 その1 ― 2024/07/10
ジョイーレさんで四国のワイナリーのワインをいただく会が開かれました。
参加ワイナリーは5軒。
左から、井上ワイナリー、NATAN、よさこい、大三島、224の方々です。
各ワイナリーさん、3本づつの登場です。
合わせるお料理にも、四国の食材が多数使用されているとのこと。
まず出たのは
前菜
四国食材は、鳴門わかめ、真鯛も鳴門鯛かも、美生柑(愛媛県)、銀四郎オリーブ素麺(小豆島)
まず最初にワシらのテーブルにいらしたのは、
香川・小豆島の224ワイナリー。 代表の志賀さん。
224ワイナリーのワインには2つのラインナップがあって、小豆島の自社圃場産葡萄のワインは“Shima=島”シリーズ、日本各地から仕入れた葡萄で造るワインは“小豆島醸造”シリーズとのこと。
ワイナリーは2022年開設。志賀さんは、大阪で会社を経営していて、社長業のかたわらカタシモワイナリーで5年修行して、ワイナリー開設に至ったそうです。現在は大阪の会社は後輩に任せて、ワイナリー1本とか。修行先のカタシモワイナリーの社長の薫陶を受けて、その精神には今も影響されているとか。
今回参加の5ワイナリーは県を超えてみんな仲良しだそうですが、香川県の老舗で3セクの讃岐ワイナリーとは交流はあまりない模様。「あちら様は行政がらみで・・」
次の目標は、自社畑のビジュノワールを樽に入れてみたいとのこと。
・224 小豆(アズ)シャン 2023
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:デラウェア
葡萄産地: 大阪府、山形県
ヴインテージ:2023
香りに、なんだかちょっと漬物っぽいニュアンス。
酸味は控えめ、少し甘めの口当たりから、すっきり軽やかな味わい。
大阪と山形のデラの瓶内二次発酵。島シャンと同じ醸造でぶどうの違いでの味を楽しんで頂きたい。小豆シャンと島シャンで小豆島シャンの完成!・・・だそうです。
・224 島シャン 2023
種類:白泡ワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:デラウェア,シャルドネ ( 4:1の割合 )
葡萄産地:香川県小豆島産 自社畑
ヴインテージ:2023
香りはフルーティ。小豆シャンのような漬物臭はしません。
シュワ感強め、酸味控えめ。
さわやかな口当たり、フルーティな味わい。
瓶内二次発酵。弊社フラグシップワイン! だそうです。
・224 木樽熟成 メルロー 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:石川県輪島市
ヴインテージ:2023
香りに少々揮発性のニュアンスを感じました。
口当たりは少し甘いような、MBAっぽい感じだけれど、ボディはしっかりしてます。
酸は控えめで、味わいにはコクがあります。
初の樽熟成だそうですが、樽香はそんなに強くない。
社長いわく、頃合いを見て途中でやめたそうな。
補糖に砂糖ではなく、ブドウ糖を追加使用していると。
次のお料理は
いろいろ盛合せ
四国食材は、土佐サツマイモ・・・だけ?
親鳥、真蛸、じゃこ、鹿なんかも四国じゃないかと想像されるけれど、・・・メニューに産地が明記されてない
さて次のワイナリーは、大三島みんなのワイナリー。愛媛県なんですね。今治市なんだって。
今回初参加。スタッフの川田さんが来店。川田さんはワイナリーの実質リーダーみたい。
大三島に伊東豊雄建築ミュージアムが開館したことをきっかけに、2015年~大三島で栽培開始、2019年ワイナリー開設。 「島で醸す」シリーズは島外からの購入葡萄。
同じ建築家がデザインした廃校の小学校跡を宿泊施設として開設した。これを利用し島全体の観光を拡大していくのが課題。
・大三島 島渦 2022 シャルドネスパークリング
種類:白スパークリングワイン
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種: シャルドネ
葡萄産地:愛媛県今治市大三島町自社畑
ヴインテージ:2022
香りほのか。少し苦みの口当たり。酸は控えめ。ドライな味わい。
・大三島 島で醸す 2023 デラウェア100%オレンジ
種類:オレンジワイン
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種: デラウェア
葡萄産地:山形県産デラウェア
ヴインテージ:2023
淡いオレンジ色。
ほのかだが、さわやかな香り。
酸は控えめ。グッとくる味わいがある。
・大三島 島みかん 2022 伊予柑・ネーブル
種類:柑橘ワイン
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種: 伊予柑・ネーブル
葡萄産地:大三島契約農家
ヴインテージ:2022
香りはミカン。皮の香りもある。
酸は適度。未完の酸味だね。
甘さは無し。ドライな味わいだけれど、果実味は豊か。
お料理お次は、切り分ける前のお姿で
ピザ
高松産サワラ、徳島産すだちをお使いだそうです。
後半は続きで。
食って飲んだ日:2024年6月30日
ジョイーレ四国会2024 その2 ― 2024/07/10
四国会、続きです。
3番目にワシらのところにいらっしゃたのは、
高知のよさこいワイナリー
代表の窪内さんが来場です。
窪内氏はITコンサルタントからの転身で、千曲川ワインアカデミー5期生。2024年3月に、ワイナリーを高知の街中にオープンしました。週3回角打ちをやってるそうです。高知県産葡萄、生食葡萄での醸造が中心とか。
来月、藤稔とゆずを合わせたものを発売する予定だそうです。
・よさこい TALLBAR 2023 Hat-Chicken ハチキン
種類:ロゼワイン
ワイナリー:よさこいワイナリー
葡萄品種:藤稔(黒ぶどう系) 雄宝(白ぶどう系) カベルネ・ソーヴィニョン(少量)
葡萄産地:雄宝・藤稔/南国市産、カベルネ・ソーヴィニョン/神戸産
ヴインテージ:2023
香りはオレンジワインっぽいかな。
酸味は控えめで、やわらかな味わい。
ハチキンは、井上ワイナリーのものが思い出されますが、井上ワイナリーさんもOKみたいですね。
そもそも高知を代表する言葉だしね。
・よさこい 高知礼讃 2023 カーネーション (カーネーションから抽出した花酵母使用)
種類:ロゼワイン
ワイナリー:よさこいワイナリー
葡萄品種: サマークイーン(デラウェアに近い品種だと)
葡萄産地:南国市産
ヴインテージ:2023
デラ臭はありませんね。少し大葉っぽい香り。
軽やかな味。
・よさこい Yosakoi Labo CEL24×よさこい節
種類:赤ワイン
ワイナリー:よさこいワイナリー
葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニョン
葡萄産地:神戸市灘
ヴインテージ:2023
抜けの良い香り。色は淡く、クレーレ級。
酸味は控えめ。味わいは軽く、少し苦みあり。
CEL24という日本酒酵母使用 よさこい節!を聞かせて育てたんだとか。
さて次のお料理は
魚
宿毛港与力水産目鯛、阿波味噌
さて高知からもう1軒
井上ワイナリー
醸造家の梶原さん来店。井上石灰工業株式会社が母体。2012年、まずは栽培から始め、2022年ワイナリー創設。当初は全て垣根仕立てでレインカットをつけていたが、高知は雨が横から降る!ので、レインカットは役に立たず、結局棚栽培が向いていると見定め、現在は徐々に切り替えをしている。
井上ワイナリーさん、前回の四国の会では、ヤマブドウを交配したオリジナル品種のものも出してましたが、今回の出品は全てワイン用ヴィニフェラ系品種のものでした。梶原さんがやりたいのはこっちの方向のようです。
・井上 tosa cavatina 山北 シャルドネ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:高知県 香南市香我美町山北
ヴインテージ:2023
さわやかな香り。
キリっとした口当たりに、ちょっとシャープな味わい。
酸味はあるけれど、あまり目立たない感じ。
tosa cavatina とは、高知県産葡萄使用シリーズのことだそうです。
・井上 tosa cavatina 山北 アルバリーニョ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:高知県 香南市香我美町山北
ヴインテージ:2023
フルーティーな香り。
酸味はあるけれど、味わいも充実しているので、酸っぱいとは感じない。
しっかりした味わい。
・井上 TOSA 手結 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:マルスラン90%、タナ10%
葡萄産地:高知県
ヴインテージ:2022
色が濃い。
香りがさわやかで、味は濃い。
酸味は目立たず、苦渋味も突出せず、コクのある味わい。
タナは棚栽培だそうです。
さて、お料理はいよいよ
メイン
祖谷の地美栄(ジビエ)ニホンジカ
鹿と気づかずにおいしくいただいてしまいました。
最後は、
徳島県三好市のNatan葡萄酒醸造所さん。
代表の井下さんがいらっしゃいました。2021年にワイナリー開設。日本人の味蕾に合う味を求めているので海外進出は考えていないと。
自分の表現したいワインを作ることを目指している。売店にパートの方が一人いるが、畑も醸造も一人で行っている。20・18・11・・・2歳まで、5人の子供がいるが、まだ一人も後を継ぐと言っていないのが悩みとのこと。
・Natan eichi
種類:白ワイン
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県 甲斐ワイナリーからの買い葡萄
ヴインテージ:2023
さわやかな香り。きっちりした果実味、酸味は適度。
ワインの品質審査で、免許のグレードアップに必要な「優」評価がなかなか貰えず、国税庁の方(審査する側の人)とコラボして作ったワインシリーズ。結局「優」はもらえず、「良」だったとのこと。この作がラストの醸造となるもの。
・Natan ばいばい 2023
種類:オレンジロゼワイン
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄品種:デラウェア・マスカットベーリーA
葡萄産地:山形県
ヴインテージ:2023
色は、オレンジよりはロゼよりの色合いかな。
香りは少しアルコールっぽい。
のど越しにもアルコールっぽさがあるような。のどに広がる少しの刺激。
軽い苦みも。
夕焼け時の感覚を体現したワインシリーズ。
・Natan apego (愛着)
種類:赤ワイン
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄品種:徳島県阿波市産マスカットベーリーA
葡萄産地:徳島県阿波市 御所農園
ヴインテージ:2023
MBA香は、弱いけれど、あるにはある。
味わいは、MBAっぽい。
甘さは少なく、酸は少なめ。
お料理最後は、
パエリア
お米はなんとNATANさん作の米。高知県ハマフエフキ、長太郎貝、大三島産マダコ、香川県のコウイカと、食材は四国オールスターのパエリアだとか。
デザート
愛媛県産黒糖
食って飲んだ日:2024年6月30日
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