きぬ川不動瀧 ― 2023/03/27
鬼怒川温泉の不動瀧という旅館に1泊してきました。
もう30年くらい前になるのだけれど、鬼怒川温泉に旅行したことがあって、開業間もない(と思われる)不動瀧さんで温泉入浴付きの昼食休憩させていただきました。その時の印象がとてもよく、いつかきちんと1泊お世話になりたいと念願していました。
その、30年来の念願がついにかなったというわけです。
当時より若干建て増しされているとのことで、その建て増し部分の素敵なお部屋に泊まれました。
部屋に露天風呂も付いていました。
大浴場の露天風呂が、湯船の具合と言い、眺める景色と言い、30年前の記憶と瓜二つ。
湯船そのものは、30年も経っているような古さには見えなかったけれど。
宿の方に聞くと、修理とか、手は入れているものの、風呂の場所は変わってないらしい。
食事処も完全リニューアルされていて、とっても素敵な空間になっていました。
私どもは個室でいただきましたが、フロアのテーブル配置もゆったりしていて、大変結構です。
さて、お食事。何しろ、料理旅館を名乗る宿です。これが楽しみです。
前菜。
外見は派手ではありませんが、凛として上質な感じ。
次に吸い物が出ました。
とてもいいお出汁です。
お造り・・・
だと思うんだけど、野菜満載。
蒸物は、
豚さんにおじゃがのもちもちした餡。
揚物は飛竜頭。
そしてメインが牛さんだけれど、まず、料理する前のお肉のお披露目がありました。
まるで高級ステーキハウス。
このお肉さんがとっても素敵に見えて、無理言って追加してもらいました。もちろん追加料金ですが、急なわがままに柔軟に対応してくれて、懐の深さを感じます。
。
とちぎ和牛のすき焼き仕立て。
右の椀が追加分のお肉です。
これがウマいのウマくないのって。追加して良かった。\(^o^)/
デザートはいちごのシャーベット。
栃木ですもんね。
お飲み物ですが、ワインは栃木県は足利のcfaバックヤードワイナリーがグラスで提供されてます。
大変結構です。赤白ロゼ橙の4種類。
全部いっぺんにお願いしました。
右から順に、
オープニングアクト マスカットベーリーA-D 2019
種類:ドライレッド
ワイナリー:cfaバックヤードワイナリー
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地: 山梨県産/栃木県産
ヴィンテージ:2019
赤ワインとしては若干明るい色合いで、味わいも軽やか。
オープニングアクト マスカット・ベーリーA-C 2017
種類:ドライロゼ
ワイナリー:cfaバックヤードワイナリー
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地: 山梨県産/栃木県産
ヴィンテージ:2017
割ときりっとしていて、甘ったるさはありません。
オープニングアクト デラウェア 2018
種類:セミドライホワイト
ワイナリー:cfaバックヤードワイナリー
葡萄品種:デラウェア
葡萄産地:山梨県産
ヴィンテージ:2018
これだけデラウエアなんですね。ワイナリーの紹介分には白とありましたが、オレンジっぽい色合い。味わいもの乗ってる感じ。デラ臭はあまり感じなかったような。
オープニングアクト マスカットベリーA-B 2019
種類:ドライホワイト
ワイナリー:cfaバックヤードワイナリー
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地:山梨県/栃木県
ヴィンテージ:2019
マスカットベーリーAを使った白ワインって、とても珍しいですね。
cfaさん、全体にすっきりドライな感じで、食事の邪魔をしない軽やかなワインたちでした。
ボトルワインも揃えているということで、ボトルワインのリストをみせてもらいました。
日本ワインのボトルは上記のcfaさんの4本だけでした。他は輸入物だけかあ、と眺めると、シャトーモンペラの赤があります。ボルドーの、安旨人気ワインですよね。勉強も兼ねて、これをいただくことにしました。
シャトーモンペラ ルージュ 2018
種類:赤ワイン
ワイナリー:シャトーモンペラ(デスパーニュ家)
葡萄品種:メルロー 80% 、カベルネ・ソーヴィニョン 10%、カベルネ・フラン10%
葡萄産地:フランス/ボルドー、プルミエ・コート・ド・ボルドー
ヴィンテージ:2018
漫画、神の雫でも紹介された、安旨ワインの代表格、シャトーモンペラ。
なるほど、良い香り、重厚な味わい、酸味渋味苦味は突出せず、コクのある味わいが大変結構です。
これ、ネットで見ると、2千円台中ほどで販売されているようです。不動瀧さんのボトルワインの値付け、きわめて良心的ですねえ。儲け度外視かな。
朝食もなかなか結構でした。
朝食のオプションが3通りあって、一人ひとり好きなのを選べるシステムになってました。
なので、私には卵、連れ合いの方にはヨーグルトが付いてます。
食って飲んだ日:2023年3月21日(と22日の朝)
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