オーベルジュ・ラ・ヴィ・トランキーユ2025/03/20

安曇野のオーベルジュ・ラ・ヴィ・トランキーユへ2回目の宿泊。前回は暑い頃だったが、今回は日陰に雪の残る時期で、山並みが本当に綺麗に見えた。
トランキーユから北アルプスの眺め
翌朝も山肌の雪模様がとても良く見えて、想い出に残る風景だった。良かったの~。

玄関を入って、この矢印の怪しいボタンを押すとお迎えいただけます。
矢印の怪しいボタン


 お部屋の中。
 お部屋の中
家具も小物もどれも素敵。この揺り椅子で眠りこみたいね。
揺り椅子
 

夕食は、下のレストランにて。
レストランセッティング
河岸段丘から下の町の営みを見降ろせて、得難い眺め。街灯が見当たらない・・

今回は、ヒロキの泡はないとのことで、泡のミニボトルを注文。

🍷モエ・エ・シャンドン ブリュット 1/4ボトル
モエ・エ・シャンドン ブリュット
種類:(白)スパークリングワイン
ワイナリー:モエ・エ・シャンドン
葡萄品種:シャルドネ、ピノ・ノワールピノ・ムニエ
葡萄産地:フランス シャンパーニュ
きれいな泡。まろやかな酸。
やわらかな飲み口、優しい刺激。
おいしいですねえ。
 
テーブルの上には既に、例の特注の豊橋のパンと、
豊橋のパン
北海道の無塩バター・フランスの粗塩・葡萄を練りこんだ黒葡萄色のマスタード
バター他
がセットされていた。本日は4品提供されるとのこと、期待爆上がり↑。

 
*1品目 ・・ 白アスパラのソテー
白アスパラのソテー
~地元のルッコラと、蕗の薹を練り込んだ温かいマヨネーズソース

 
🍷ソーヴィニョンブラン・エレガント2024
ソーヴィニョンブラン・エレガント2024
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:ソーヴィニョンブラン
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2024
ぐっとくる、華やかさとは対極の大人な香り。
口当たりもきりり。酸味は適度。
軽い苦みも伴う味わい。ドライな中にも果実味あり。

   弘樹社長より 早摘みと遅摘みをバランスよくブレンドし、今回は乾燥酵母で醸造したものだとか。ソーヴィニョンブランの選果した良いものをまずこれにまわすのだとか。「まずはこれ」なんですね。 それと、ドメーヌ・ヒロキのHPに載っているコメントは、ここのオーベルジュの主が書いているとのこと。白だけでなく赤のブレンドものの企画会議も一緒にしているそうな。そうなんだ~!

 
*2品目 ・・ 蛍烏賊のタブレ
蛍烏賊のタブレ
 ルイユソースにて (上にチーズ煎餅載せ)

   ニ層になっており、下はクスクス、上は蛍烏賊を様々のソースで和えたもの。周囲にルイユソース。上下を混ぜて食べて下さいと。チーズ煎餅は、最後に割り他と一緒に食べるのだとか。

   ※〈ルイユrouille〉・・ニンニクと赤トウガラシをすりつぶしてオリーブ油を混ぜた辛いソースを魚につけたり,スープに溶かして用いることが多い。水の代りに魚のだしを用いたり,白ワインを加えたりすることもある。

※・・タブレとは・・クスクスに野菜やハーブを混ぜ、オリーブオイルや塩などで味付けする料理です。 クスクスは米粒より小さい世界最小のパスタで、ふっくらぷちぷち食感が楽しめます。 クスクス以外の穀物で作るタブレもありますが、クスクスを使用する場合が多いです。

 
*3品目 ・・ 加能蟹の茶碗蒸し
加能蟹の茶碗蒸し
 ~花弁茸(はなびらたけ)入り
    煮詰めた蟹ソースで蟹身を和え、上にニンニクを泡ソース状にしてかけたもの
泡しか見えないんじゃよくわからん。、泡をどけると
加能蟹の茶碗蒸し

    あまりにおいしいので、途中で赤ワインを所望。「まあ、そんなに慌てなさんな~」と、まんざらでもない様子で赤が登場。
 

🍷メテオール2022
メテオール2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン43%、メルロー39%、カベルネフラン18%
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2022
濃い香り。ちょっと草っぽい香りを感じる。
口当たりは重厚。味が濃いせいか、酸味は目立ちません。
苦渋味もちゃんと存在しますが、バランスが良くこなれていて、濃厚な味わいを堪能できます。
のど越しはさっと切れます。

    ドメーヌヒロキのHPでは売切れ表示。今回特別にブレンドしたものだそうな。

*4品目 ・・ 信州フランス鴨のコンフィ
鴨のコンフィ
 葡萄他のソース

この辺りの農業高校の生徒が育てた鴨?瀬戸内海産のマンダリンオレンジを使ったキャラメルのようなソース??

 

**デザート
デザート
 近所にある酒蔵 大雪渓の酒粕プリンにポン菓子を乗せたもの
          藪北紅茶
 

朝は、
林檎ジュースとそば粉ガレット
この近くにある今溝の林檎ジュース
蕎麦粉のガレット 池田町特産の食用花 信州豚ベーコン 卵乗せ
ラタトゥイユ マッシュルームと玉葱のポタージュ

フロマージュブラン
フロマージュブラン
 + グラニュー糖 ざくざくかけて召し上がれ!

藪北紅茶と一緒に
藪北紅茶



泊まって食って飲んだ日:2025年3月14日




ドメーヌ・ヒロキ訪問2025/03/20

トランキーユ宿泊の翌日に、ドメーヌ・ヒロキさんを訪問。
本日はワイナリーでの有料試飲営業日。
ヒロキ社長と会長のお父様が待っていてくださった。

早速試飲を。
 
本日の試飲は8種類。
試飲のメニュー

白から行きましょ。

🍷龍眼 2023
龍眼 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:龍眼
葡萄産地:長野県北安曇郡
ヴィンテージ:2023
竜眼、結構ですねえ。先日の元祖マンズの千曲川龍眼に負けず劣らず。
 

🍷ソーヴィニヨン・ブラン・ルヴュール・ソヴァージュ 2023
ソーヴィニヨン・ブラン・ルヴュール・ソヴァージュ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2023
野生酵母のソーブラだそうで。昨日いただいたソーブラはエレガント。乾燥酵母だって言ってたかな。どっちもおいしいにゃ。



🍷シャルドネ・ヴェニュス 2022
シャルドネ・ヴェニュス 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2022
ヒロキさんはシャルドネよりソーブラの方に力が入ってるらしい。

 

🍷メルロー ロゼ 2023
メルロー ロゼ 2023
種類:ロゼワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2023
なかなかしっかりしたロゼだなと思ったら、メルローだそうで。
うろ覚えだけれど、セニエじゃないみたいなことを言ってたような。そう言ってたのは小布施さんだったかなあ。



🍷メルロー 2023
メルロー 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2023
おいしい。これで3000円。このクラスで十分なんじゃないかと思うにゃ。


🍷メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン ジュピター2021
メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン ジュピター2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:メルロー89%、カベルネ・ソーヴィニヨン11%
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2021
さっきのメルローや昨夜のメテオールよりまろやかな印象。


メテオールは昨夜トランキーユさんでいただいたのでパス。いよいよルヴェ・デュ・ソレイユをいただきます。すると、ヒロキ社長が2022vtも出してくださった。


🍷ルヴェ・デュ・ソレイユ 2021
ルヴェ・デュ・ソレイユ 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:メルロー41%、カベルネ・ソーヴィニヨン39%、カベルネ・フラン12%、プティ・ヴェルドー8%
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2021

🍷ルヴェ・デュ・ソレイユ 2022
ルヴェ・デュ・ソレイユ 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ヒロキ
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー20%、カベルネ・フラン15%、プティ・ヴェルドー11%
葡萄産地:長野県北安曇郡池田町 自社畑
ヴィンテージ:2022
予想外のルヴェ・デュ・ソレイユ縦飲み。2021vtの方がまだ少し固い印象。受賞作の2022vtはすでにまろやかにおいしい感じ。
前回訪問時に購入した2020vtがまだ家にあると言ったら、もう飲み頃だろうとのご託宣。
よし、飲んじゃおう。


試飲ボトル勢ぞろい


再訪なのだが、前回は試飲営業は無しの平日の急な訪問だったので、今回が実質初訪問・・なのだが、社長と会長と楽しくお話して、1時間半程も居たのにワイナリーの中も見ずただただ試飲(角打ち以上に飲んだだけ)で終了してしまった。・・次回は中をご案内いただこう。すみませんでした。



いろいろと質問をしてみた。
①「高瀬川」という、売店専用でオンラインショップ販売が無いシリーズ。
 買い葡萄なのか?何か特徴は?
  → 「高瀬川」は、白赤ともに、高瀬川沿いの県の造成地を借り受け自社の畑として栽培している葡萄から作っている。その土地は池田町だけでなく他の町にも広がっている。自社畑ではあるが、他と比べて色付きが薄い傾向がある。また、造成地は後5年くらいすると県に返却の可能性があると。

②色々の種類があるが、タイトルからはどんなワインかわかりにくいが?
  → ドメーヌ・ヒロキとしては、試飲の一覧表にも内容をあまり詳しくは書いていない。「ルヴュール・ソヴァージュ(天然酵母)」と明記してあるもの以外は、乾燥酵母/天然酵母はその年の葡萄の状態をみて決めていると。
    また、赤のブレンドの比率も、隣のオーベルジュの主も加わって、毎年毎回変えている。葡萄の収量や品質によって、その年だけのものを作ることもあると。

③買い葡萄ものはあるか?
  → 白の「龍眼」のみ、安曇野市の農家から購入している。
  龍眼は中国寄り、甲州は欧州寄りと言われ、甲州は日本固有品種として登録されているが、龍眼はまだ。主に長野県で栽培される品種で、海外にも売り出したいが、現状では出来ない。

④県に土地を返却する可能性もあるし、畑や醸造所を拡大する予定は?
  → 現状13500~15000本/年 生産しているが、拡大の予定は無い。
    毎年数軒の委託醸造を受けている。委託生産者は、1回だけ委託して翌年は自家醸造をする人や、毎年違うところに委託する人も、様々。


ワインを6本購入して、発送をお願いして退散しようとしたら、バス停まで車で送ってくださった。
ありがとうございます。

松本駅までは無事着いたのだけれど、その後、線路わきの火事で電車が動かなくなってさあ困った。急遽高速バスに切り替えて何とか帰宅出来ました。

飲んだ日:2025年3月15日