クラツー大人の社会科見学~ ― 2025/02/01
ひょんな事から、クラツーの日帰り旅「大人の社会科見学」に参加することに。
今回の旅は、上野発着のツアーバスで,
①キリンビール取手工場 → ②牛久シャトー → ③筑波ハム陣屋 の3か所を巡るもの。しかもトイレ付バスとなれば、安心していただけるというもの。
参加してみれば、バスには我らを含め33名のお客様とか。ほぼ満席です。
今まで、満席には程遠いツアーばかりだった我らは驚くばかり。いやあ、1万円弱のお値段で、ヒットポイントに楽にアクセス出来るプラン。そりゃ人気だよ。
①キリン取手工場
到着してまずのエレベーターがこんな感じ。
ビールのイメージで、黄金比7:3なんだそうな。作りこんでありまする~
ホップと麦芽を展示したお部屋へ。
どちらも手に取っていただくことが出来ます。ポップは寒い地域で栽培され、東北が栽培の中心。今回のものは岩手産だと。ホップは割ってつぶすと、ビールの香りがほんわりと。
麦芽は香ばしくてポリポリいくらでもいただけるお味。
移動する間も、なんとも香ばしい香りが通路にたちこめて雰囲気上々。良き良き。
巨大な銅釜のところへ移動。
現在は銅製は作り手不足で使われておらず、奥にあるステンレス製に代わっているとのこと。
ここで一推しの一番搾り麦汁の飲み比べ体験。
左が一番搾り麦汁、右がお湯を足して2番搾りにした麦汁、なんとハートランドのものだとか・・
どちらも香ばしく旨甘いが、一番搾りのほうが黄金色が濃くて味が強い。取手工場はキリンの一番大きい工場で、製造番号は+24、カンや瓶に表示されているそうな。
お待ちかねの試飲会場へ移動。
まずは、マイスターが1杯1杯入れてくれる
一番搾りを味わう
~その後、3種類のテイスティングセットが登場。
左から1番搾り、真ん中が一番搾りプレミアム、ホップ香が高く、贈答の時期に発売される季節的な発売品なんだとか。右は一番搾りの黒生。甘く芳醇な香りで、苦くない。口広のグラスの中でゆるやかに1回転させると香りがより立つと教わって早速実施。
生産ラインの見学ではなくて、見学のためのコースだった。そうだよね、全体は東京ドーム5個ぶん以上もあり、広大すぎるようだ。
②牛久シャトー
次が牛久シャトー。
以前訪問したのは閉鎖する直前だったせいか、照明も暗く寂れた印象だった。今回は明るくどこも綺麗な感じ、資本が投入され自治体の後押しも貰えて本当に良かったね!
入ってすぐの部屋で、創業者、神谷伝兵衛さんが映像でご挨拶くださいました。
ここの創業は121年前。ワイン造りの一貫体制を始めたのはここが最初だそうな。鉄道を使って浅草の神谷バーまで輸送していた、産地と消費地を結んだ先進的な構造だったのだ。生産は当初の3000本から13万本へ拡充し、大規模なグラヴィティフローを行い、生産・出荷も画期的な規模で行っていた。戦後は農地改革の影響で、山梨は小規模経営がほとんどで影響はなかったが、広大な葡萄畑を持っていたここ牛久は一気に衰退したとのこと。
2階に移動すると大広間、比密閣。
創業者はここに有力者を招きまくっていたことが展示品からも容易に想像される。
オルガン様の折り畳みベッドもあったが勿論舶来品。みな、持ってくるのが大変だったろうに。
売店に移動してワインを頂く。1杯500円の有料試飲。ワインサーバーの写真はSNSにアップしないようにとのお達し。
店内では飲まずに外で飲めと。外には素敵なお席がありました。
右がデラウエア、左がMBA F+
🍷シャトーデュヴァン デラウェア2023
種類:白ワイン
ワイナリー:牛久シャトー (委託醸造:山形県 大浦葡萄酒)
葡萄品種:デラウェア
葡萄産地:山形県
ヴィンテージ:2023
香りは弱い(このカップじゃね)が、若干デラ臭。
酸は無く、うまみもない。甘苦いだけ。
🍷マスカットベーリーA F+ 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:牛久シャトー
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地:山形県、茨城県牛久市
ヴィンテージ:2023
甘い香り。MBA臭だね。
味わいには特に甘ったるさは無い。
軽い酸味の味わい。コクは無い。
先日ジョイーレでいただいた「牛久醸造場」のものと比べると数段落ちるなあ。
試飲のサーバーは「牛久シャトー」のワインしかなくて、ショップの棚にも、牛久醸造場のものはありませんでしたね。
牛久醸造場の創業者は、以前牛久シャトーでスタッフとして在籍していたけれど、牛久シャトーがいったん閉鎖した時に希望退職して、その後独立したんだとか。現在は無関係のようですね。
③筑波ハム
到着するとガラス越しに見える工場は休憩中??とかで無人だったが、売店には沢山の人、人・・。なるほど、団体客が次々に来て、製造しているいとまが無い?!筑波ハム等を売る陣屋という売店を中心に、ベーカリーや様々の売店があり、大型バスがたくさんやってくるモールになっていた。昔の筑波ハムを知る方が、レストラン併設の小さなところだったが今はすごい・・と言っていた。集客アップデートに成功しているようだ。
いやあ、キリンビールで7000円、筑波ハムで9000円以上も買い物をしてしまった。
写真は筑波ハムで買った品物の一部。
クラツーも訪問先もウインウイン、すごいツアーだった。
社会科見学おそるべし、またこんなのに行ってみたいね。
行って飲んだ日:2025年1月30日
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