チーズとワインの講座 第4回2025/07/18

梅雨明けが近い大雨の中、本日の講座で取り上げられるのは、なんと「Albarino~アルバリーニョ」~!
ワインを5本持ち込んだ先生が、「また予算オーバーしちゃった・・」とつぶやいておられた。
そんな悲痛さを感じられないのは、先生が弾丸旅で京都の祇園祭に行かれて、本日の講座のために帰ってこられたばかりだからか?
チーズのお皿に八つ橋が2種類もプラスされた嬉しい授業でした。
 
アルバリーニョは、”海のワイン“と言われる翡翠色の葡萄。
原産地はスペインのガルシア地方 又は ポルトガルのミーニョ地方。
“アルバ”は、スペイン語で“白い”の意。白い石灰土壌で良く育つ、ミネラル感がある、そういった特徴を持っている。
この原産地は雨が多い地方で、多雨の日本の気候にも合っている筈。
辛口に仕上げることが多く、”桃の香り“、溌溂とした酸とミネラルが特徴。
“海のワイン“と言われるように、海産物と合う。帆立・海藻・海鮮物全般と合う傾向。
ウルグアイや日本等、ワイン新興国で植えられることが増えている。

 アルバリーニョの木は・・・
・雨が多めで湿度が多い土地や気候でも、良い葡萄が出来る
・作りやすい
・地面から離すために、日本以外でも棚仕立てで作られることが多い
・フルーティさとフローラルな香りが両立する

 スペイン・ポルトガルではもともと“水より安い“ワインだったが、最近は高級化路線へ舵を切っている傾向。日本では、新潟角田浜のカーブドッチ周辺が有名で、その近くのフェルミエのアルバリーニョは特に高価な傾向が・・・。

さて、課題のワインが5本!
右から1,2,3,4,5


🍷安心院 アルバリーニョ 下毛 2022
安心院 アルバリーニョ 下毛 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:安心院葡萄酒工房
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:大分県宇佐市安心院町下毛圃場
ヴィンテージ:2022
販売価格:3639円
華やかな香り。アルバリーニョと言えばこんな香りかな。
口当たりはしっかり。甘さは無く、酸味は適度。
やわらかな酸味主体の味わい。

安心院葡萄酒工房は、大分県宇佐市のワイナリー。2011年、自社畑の試験栽培からスタート。甘味を伴う軽い苦み。酸が際立つ。
低温、ステンレスタンク 発酵期間 約2週間
熟成期間 ステンレスタンクにて約3カ月
 
🍷ココ・ファーム 2023 田島川右岸 
ココ・ファーム 2023 田島川右岸
種類:白ワイン
ワイナリー:ココ・ファーム・ワイナリー
葡萄品種:アルバリーニョ 26%、ヴィニョール 19%、リースリング・リオン 19%、トラミネット 18%、マルヴァジア 12%、プティ・マンサン 4%、シュナン・ブラン 1%、サヴァニャン 1%
葡萄産地:栃木県足利市田島、佐野市赤見 こころみ学園
ヴィンテージ:2023
販売価格:3850円
グラスに泡が少し。香りは少し草っぽさがあるかな。
口当たりはやわらかで、酸味は適度。
まろやかな酸味中心の味わい。のど越しに刺激、グッときます。

ココ・ファームは障碍者施設のワイナリー。ブルース・ガットラヴ氏が醸造を指導した。これは田んぼの中の田島川右岸の畑で出来た葡萄を使ったものだということだが、そもそも水を溜めた田んぼの中に葡萄畑があるということ自体がセオリー外。水はけのいい傾斜地が好まれる葡萄畑には普通適さないが・・
ブルース氏は現在は北海道でワイナリーをしておられるが、広く葡萄栽培や醸造を指導しており、ブルースチルドレンは日本各地に居る。一番有名なのはテールドシエルの桒原氏。また、自分の縁で、北海道・長野・栃木県等、いろいろな土地の葡萄を使用してワイン造りをしている。
テイスティングしてみて、「これはいろいろ入っているのでアルバリーニョの味とは言いにくいけれど、なんか先日のゲヴェルツトラミネールみたいな風味ね」と斎藤先生がおっしゃる。調べてみたらトラミネットというのはアメリカ版ゲヴェルツトラミネール種だった!先生曰く「このように、少量入れるだけでも風味が際立つのがゲヴェルツトラミネールの特徴。長野県ではこういう合わせ使いが主流」と。図らずもまた勉強しちゃったのであった。
 
🍷ヴァン・ド・ラ・ボッチ No.16 Bocchi Alba 2023
ヴァン・ド・ラ・ボッチ No.16 Bocchi Alba 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ヴァン・ド・ラ・ボッチ
葡萄品種:アルバリーニョ(77%)、ソーヴィニョン・ブラン(9%)、プティ・マンサン(9%)他 
葡萄産地:石川県金沢市俵町産(自社農園)
ヴィンテージ:2023
販売価格:3600円
香り爽やか。口当たりに少し苦みがきりり。
酸はやや控えめ。
軽い苦味を伴った、フルーティ感のある味わい。

2016年誕生のワイナリー。自閉症児とそのファミリーのために創業した。No.シリーズは障害のある生産者が覚えやすいようにつけたもの。現在16品種を栽培。
 
🍷キムラ・セラーズ ネルソン アルバリーニョ 2024
キムラ・セラーズ ネルソン アルバリーニョ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー:キムラ・セラーズ
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:ニュージーランド国ネルソン地区モウテレ
ヴィンテージ:2024
販売価格:4400円
甘酸っぱい口当たり。酸味はワシにはやや強めかな。

ニュージーランドで家族でワイナリーを営む木村滋久氏の初リリースのアルバリーニョ。樹齢11年の砂利に覆われた粘土質土壌できめ細やかに作られたワイン。既に入手困難だとか。
 
🍷ボデガス・デル・パラシオ・デ・フェフィニャネス アルバリーニョ・デ・フェフィニャネス 2022
ボデガス・デル・パラシオ・デ・フェフィニャネス アルバリーニョ・デ・フェフィニャネス 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:ボデガス・デル・パラシオ・デ・フェフィニャネス
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:スペイン国 リアスバイシャス・カンバドス、ヴァル・デル・サルネス
ヴィンテージ:2022
販売価格:5500円
なるほど、これがアルバっぽい香りか。安心院のと似た香り。
口当たりは豊かで、酸は柔らかい。
味わいに厚みあり。

 アルバリーニョ種の白ワインを代表する名ワインを生み出し続ける1904年創業のスペインの伝統あるワイナリー。


本日のおつまみ皿は、
おつまみ皿
パンの他に若いゴーダチーズ、海物として蒲鉾チーズ! それと先生お土産の京生八つ橋2種。ご馳走様でした!


食って飲んだ日:2025年7月15日



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