カーブドッチ どうぶつの会@ジョイーレ2025/07/30

7月終わりの日曜日、じょいーれ毎年恒例のカーブドッチどうぶつシリーズの会が行われた。
ジョイーレ
今回は2部制で、会のお相手はLA PENSÉEさん。
立ってる左がラパンセさん

提供されるワインは、カーブドッチが11種類、ラパンセさんが3種類。
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掛川さんが「ごめん、あなぐま入ってなかった・・」ということで、このラインナップになったような。
そして、珍しくワインリストの横にお値段表示。今回は少量だが持ち帰れる仕組みになっていると。これは嬉しいね。

お料理は多くは新潟県素材を使用するという徹底ぶり。和風テイストにも期待!

まずは乾杯の1杯。スタートはむささび2023、昨年と同じワイン。2024年のは間に合わなかったの~、とのこと。他は全て2024もの。

🍷むささび 2023 
むささび 2023 
種類:白スパークリングワイン(4.5気圧設定)
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン100%
葡萄産地:新潟県契約農家産
ヴィンテージ:2023
やわらかな香り。泡感少々。
口当たりはキリリ。酸味が結構ある。
甘さは感じません。味わいは豊か。
 
2016年からの、田んぼの真ん中にある契約農家の畑の葡萄。ブランドノワール(黒葡萄で作った白スパークリング)で作った瓶内二次発酵。契約農家に作ってもらったが、色出ない、タンニン出ない、酢酸ぽい、でどうするの?という事になり、泡にしたと昨年話していた代物。個人的にはすごく良いモノになったと思っているけど・・(掛)。

料理も出ます

*先付け
先付け
   新潟郷土料理【納豆のきりざい】のクロスティーニ ・・・イタリア語で”小さなパン“。トーストの上に素材をのせたもの。
       ~八海山の酒粕パンで~

先付みたいなのがもうひとつ。
先付みたいなのがもうひとつ

2杯目はコレ! ”砂のアルバリーニョ“

🍷アルバリーニョ 2024
アルバリーニョ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:新潟県角田浜自社畑
ヴィンテージ:2024
ちょっとシャープでフルーティー感もある香り。少し砂っぽさも。
口当たりはやわらかで、酸味は控えめ。
味わいにはフルーティー感。後口にやや苦みあり。

この年は1/3を培養酵母で、2/3を自然酵母で作った。2023年は記録的な渇水の年だった。硬くて白いのがメインのアルバリーニョ、2000本植えて300本枯れてしまって抜くことになった。翌年は通常に戻ったので、しばらくあのようなことは無いだろうと思っていた、のに・・・。

新潟は東京と違って夕立が降らない。降らないとなったら一切降らない気候。今年は2023年より早く雨が降らなくなった。残ってくれればいいと思うけど、つらい気候が今から予想されている。(掛)

*前菜
前菜
  ①舞茸の窯焼き ジュニパーベリー風味
  ②新潟すいか 【ルビームーン】と梅干し 魚沼醸造の甘酒のガスパチョ
  ③鶏ささみのケバブ 栃尾揚げサンド
  ④丸茄子のフムス(ペースト状のお料理) ポッポ焼き仕立て
 
3杯目。いよいよラパンセさん登場!
紹介文から抜粋したものを。

LA PENSÉE – ラパンセ
代表: 髙橋 厚芝(たかはし あつし)
設立: 2024年
所在地: 山梨県南アルプス市 (醸造所)
畑: 山梨県南アルプス市 飯野、中野、西野、小笠原地区 (有機栽培、約6反)
主要品種: 甲州、マスカット・ベーリーA、ゲヴュルツトラミネール 他
醸造の特徴: 足踏み破砕、混醸、マセラシオン・カルボニック法など、自由な発想による醸造
作り手さんから
〇ネーミングについて
最初の数字はワインのスタイル(1は赤、2は白、3はオレンジ、4はロゼ)
2番目の数字は品種(1はMBA、2は甲州、3はシャインマスカット)
最後の数字は製造方法(1は普通のマセラシオン、2はマセラシオン短め、3は長期マセラシオン、0は特殊な製法)
 
掛川さんがどうぶつの会でお呼びするゲストとは面識無しということがほとんどなんだそうで、今回も高橋さんとは初対面。勿論高橋さん大緊張状態!

高橋さんは現在38歳。自分で飲食店(バー)をやっていて、30歳の時にソムリエを目指して試験を受け一発合格。それからドメーヌヒデさんに弟子入りして学び、現在もバイト中。ワイン特区で2000本の生産でスタートし、今年は2500本くらいにまで増やしたいと。大きめの樽から直接手詰めでボトルに入れてギリギリで栓をしていると。掛川さんから指摘されていたが、量が少しずつ違う・・?これでは税務署から指摘が入るぞ!?

高橋さんは自然酵母オンリーだとか。1回乾燥酵母を使うと、その後使わなくなっても蔵に残るので、厳密には完全な自然の酵母ではなくなるのだと言われ、スタートから酵母を買っていないんだとか。掛川さんは「・・でもさ、大きなタンクに入れてその後しばらく開けないってことは、開けた時どうなってるか怖いんだよなあ、まるごと駄目にしちゃう可能性もあるし、天然酵母、よくわかんない。醗酵がいつ終わるのかとか・・」と、今でも懸念を示していた。
 
🍷420 /QUATRE-DEUX-ZÉRO/ 2024
420 /QUATRE-DEUX-ZÉRO/ 2024
種類:ロゼワイン(微発泡あり)
醸造所 LA PENSÉE
葡萄品種:甲州66%、MBA34%
葡萄産地 山梨県南アルプス市(自社圃場)(有機栽培、甲州:南アルプス市西野地区、MBA:南アルプス市飯野地区)
生産本数:237本
販売価格:3520円
色は濃いめのロゼというところ。
フルーティーな香りだけど、ちょっと草っぽさも感じられる。
口当たりはきりりとしていて、やはりちょっと草っぽいかな。酸味は適度。
シャープな感じの味わい。後口に少し泡感。

MBAは果汁だけ使い、果皮は使用せず。MC(マセラシオン・カルボニック)した全房の甲州と干したMBAの果汁を用いて、足踏みしてすぐ混醸したワイン。

🍷ぺんぎん 2024
ぺんぎん 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:ケルナー
葡萄産地:北海道余市産
ヴィンテージ:2024
香りはシャープ。口当たりはキリリ。
酸味は適度で、味わいはしっかり。
ボトルを撮れなかったので、去年のボトルの写真を採用。

一瞬、アカシア樽に入れたが、開けたら2層になっていたと。

いろいろみる中で、クラシカルなものに対する反抗心があった。受け入れられなかったが、今ならもっとケルナーを気品があって華やかな、エレガントなものにしたいと思う(掛)

掛川さんが高橋さんに「濁度調整ってどうしてる?」と聞いていたが、濁度を測る器械が6万円位?で、最近導入したのだそうな。高橋さんは「6万⁈高いっ!調整するんですか・・?」と首をかしげていた。

ぺんぎんを提供しながら「ド還元だから、すぐに次のかわうそ出すね」と掛川さんが言ったが・・

🍷かわうそ 2024
かわうそ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:アルバリーニョ 50%、プチマンサン 44%、ヴィダルブラン 6%
葡萄産地:新潟県新潟市西蒲区角田浜
ヴィンテージ:2024
香り爽やか。口当たりに少しピリリ感。酸味は適度。
味わいはしっかりと、結構濃い味わい。
今年はアルバリーニョだけじゃないんだね。

昨年のかわうそは、どうぶつシリーズ初のアルバリーニョだったが、今回は内容が変更されています。ヴィダルブランは、1920年頃から栽培されているフランス品種。耐病性がアップして栽培がしやすく、プチマンサンの4倍位の房が出来て、収量が多い。JVA推しの加工のしがいのある品種なのだ。今回のようにちょっとしか入ってなくても良く香る。しかし、単品を造ってみたら、フツーにおいしいが没個性でテーブルワイン的になった。やはり加工調整用??

このようなハイブリッド品種は他にもあって、例えば「シャルドネル」(セイベル・ブラン×シャルドネ?)「レゲント」等、耐病性等がアップした交雑品種カーブドッチでも植え始めている。この第4世代は検討の余地あり!

今までは、“産地こそ全て”だったが、造り手が良ければ可能性アップになる??カーブドッチも他の産地の葡萄を扱うココファーム化していきたいと思っている。

カーブドッチには10人近くのソムリエが居る。醸造家(造り手)がワインの可能性を示し、ソムリエたちがテイスティングをしてその後の可能性を探っていくようにしていきたい。レストランでの提供の幅を持たせる等、様々していきたい(掛)

🍷うみがめ 2024
うみがめ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:ソーヴィニョンブラン 木樽(アカシア樽)発酵・熟成
葡萄産地:新潟県角田浜自社畑
ヴィンテージ:2024
香りはほのか。まあるい口当たり。酸味は適度。
味わいに軽い苦味。
これもボトルを写せなかったので、去年のやつ。

低温マセラシオンした、リリース前の商品。もうちょっとかな? 1/10は樹脂製のタンクに入っていて、他と交ぜたらうまくいかなくなった。これが戻ると最初から狙っていた“南国フルーツ感”ニュアンスが出てくると思う(掛)

調べたら昨年のうみがめも、”リリース前、もうちょっと“と言っていたワ。

*パスタ
パスタ
   ぐちとイトヨリのラグーソース
   ぜんまいと発酵レモン へぎそば風布海苔のカヴァテッリ

🍷みつばち 2024
みつばち 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:シュナンブラン
葡萄産地:新潟県新潟市西蒲区角田浜(自社畑)
ヴィンテージ:2024
やわらかな香り。口当たりはかわいく、クリっとしている。酸味は適度。
味わいもなんだかくりくりっとした感じ。
 
掛川さんが「・・シュナンブラン、一番好きだなあ」と静かに言っていた。

白のラストはもぐら。これもリリース前ですと。

🍷もぐら 2024
もぐら 2024
種類:白ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:シャルドネ 
葡萄産地:新潟県新潟市西蒲区角田浜(自社畑)
ヴィンテージ:2024
シャープな香り。口当たりもきりり。酸味は適度。
ドライな味わいで、軽~く苦味。 
こいつもボトルは去年@ジョイーレの写真。

🍷いっかく 2024
いっかく 2024
種類:オレンジワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:ケルナー ソーヴィニョンブラン 
葡萄産地:ケルナー:北海道余市町 ソーヴィニヨンブラン:山形県
ヴィンテージ:2024
落ち着いた香り。やわらかな口当たり。まろやかで厚みのある味わい。
これでオレンジワインを名乗るのか?というような色だけれど、他の白(もぐら、かな)と並べてみると、少しだけオレンジっぽい色。
 
次はラパンセさん。

🍷321 /TROIS-DEUX-UN/ 2024
321 /TROIS-DEUX-UN/ 2024
種類:オレンジワイン
醸造所:LA PENSÉE
葡萄品種:甲州69%、シャインマスカット31%
葡萄産地 山梨県南アルプス市:買いブドウ(慣行農法、甲州:南アルプス市百々地区、シャインマスカット:南アルプス市西野地区)
生産本数:548本
販売価格:3960円
こちらはちゃんとしたオレンジ色。
グッとくる感じの香り。口当たりはしっかりめ。酸味は適度。
かる~く苦味を感じる味わい。

甲州は買い葡萄で、樹齢15~20年程、早摘みで糖度低め。陰干しした甲州とシャインマスカットの混醸のワイン。色味は濃い橙色。20日間マセラシオン。
しっかりと感じられるアルコール感は、陰干し製法によるコクと旨味の証と。特区のため、遠方の(他県)葡萄は使えないのだが、古い崩れかけた畑を借りることが出来たので助かっていると。干す量等には気をつけてやっている。・・・とのこと

🍷やまどり舞う 2024
やまどり舞う 2024
種類:ロゼワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:スチューベン主体 キャンベルアーリー デラウェア マスカットベーリーA ピノノワール(2%位?)
葡萄産地:スチューベン(山形県)新潟県
ヴィンテージ:2024
ロゼとしては、やや濃いめの色合い。グレープフルーツみたいな香り。酸味は適度。
キリっと引き締まった味わい。
ラブルスカ種主体の割には、香りも味わいもちゃんとしてるなあ。

『やまどり』には三種があり、「鳴く」は微発泡、「飛ぶ」は発泡、「舞う」はスティルという位置づけのようです。
 
次はラパンセさんの3種類め。

🍷111 /UN-UN-UN/ 2024
111 /UN-UN-UN/ 2024
種類:赤ワイン
醸造所:LA PENSÉE(山梨県南アルプス市)
葡萄品種:MB1005 樹齢40年以上のMBA!
葡萄産地 山梨県南アルプス市飯野地区(自社圃場)
生産本数:93本
販売価格:2750円
ちょっと草っぽい香り。MBAだけれど、キャンディ香はあまり感じません。
口当たりはキリリ。甘さは無し。ドライな味わい。 
グラスの写真を撮り忘れたので、販売店の写真を拝借。

高橋さん本人は、白はゲヴェルツトラミネール、赤はガメイがお好きで、まだ実はなっていないが自社畑に植えている。自根なんだそうです。自根は樹勢が弱くて・・と。
台木を買う金がなかったのか、接ぎ木をする人手がなかったのか・・・・なんだか自根の理由を言い訳がましく語ってたようだけれど、よく聞き取れませんでした。

掛川さんは見慣れぬやり方と展開にしばしば「え、それでやっていけんの??」と尋ねていた。
 
*メインディッシュ
メインディッシュ
   ①新潟県山古志産 和牛ランプ肉のロースト ~かんずりヨーグルトソース~ 
   ②越乃黄金豚ロース肉のロースト 新潟郷土料理【煮菜】
 
🍷おうむ 2024
おうむ 2024
種類:赤ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種: ツヴァイゲルトレーベ
葡萄産地:新潟県角田浜自社畑
ヴィンテージ:2024
爽やかさもありながら、酸っぱい感じの香り。
口当たりはグッときます。香りの割には酸味は適度。
味わいになんだか収れん性を感じました。
ワインの写真を撮り忘れました。なので、以前の写真、ロゼだった2022vt、ヴィネスパで飲んだやつを採用。

乳酸発酵、泥っぽい、華やかには開かないが、2024年はロゼ造りにした(と言ってたような?)漬物っぽい、とも言ってたような?

🍷ふらみんご 2024
ふらみんご 2024
種類:赤ワイン
ワイナリー: カーブドッチ
葡萄品種:ピノノワール (自社畑の樹齢20年以上のものを使用!)
葡萄産地:新潟県角田浜自社畑
ヴィンテージ:2024
やわらかな香り。口当たりもやわらか。酸味は適度。
優しく広がる果実味。 

除梗した梗の半分を残す(戻す)造り。梗がクッションになり、果実感を残しつつ、そこそこ香りを残す。全房100%だとPhが上がり過ぎてしまうので、だいたい30~50%この入れ戻しを行う。どこへ落とし込もうと考えていくとエレガントになっていく・・。


このふらみんごとアルバリーニョ2024を買って帰りました!お二人とも、ありがとうね~!



食って飲んだ日:2025年7月27日





城戸ワイナリー オータムカラーズ ルージュ 20222025/07/30

城戸ワイナリー オータムカラーズ ルージュ 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:城戸ワイナリー
葡萄品種:メルロー 58%、マスカットベーリーA 29%、カベルネソーヴィニヨン 6%、プティヴェルド 5%、カベルネフラン 2%
葡萄産地:長野県塩尻市桔梗ヶ原
ヴィンテージ:2022
価格:しゅくりあ物件
抜栓日:2025年7月29日


城戸ワイナリーのオータムカラーズルージュ2022です。

爽やかさと落ち着きがないまぜになったような香り。
口当たりからウマい。濃度十分。酸味はやや控えめ。
軽い甘さのニュアンスに、苦味渋味も軽く脇役に存在して、コクの豊かな果実味。美味しいです。
中盤、香りにべーリーAが出てきた。
終盤、粘性が増して来ました。香りと味わいは再びメルローが優勢になったような。