銀座長野で 鹿の助萬蔵 vs. アトリエ・ド・フロマージュ ― 2025/07/01
銀座長野2階で、鹿の助萬蔵 ワイン × アトリエ・ド・フロマージュ チーズのコラボイベントが行われた。
鹿之助萬蔵こと船田厚さん ヴィニュロン(ぶどう栽培者)× 塩川和史さん(アトリエ・ド・フロマージュチーズ製造責任者) 伯父・甥のコラボ!
鹿の助萬蔵さんは東御市在住の石彫関係の芸術家。故郷に葡萄栽培団地が出来ると知って、栽培経験の無い素人ながら手を挙げたのだそうな。アルカンヴィーニュで学び、周囲の方に聞きながら畑を造り、手入れや収穫期には沢山の方が手伝いに来てくれるのだそうな。初リリースは2022年で、これからが期待される、いわばルーキーです。御堂の2ヘクタール弱の圃場でピノ・ノワール、シャルドネ、メルロー、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーを育て、2021年から委託醸造により「萬蔵ワイン」を発表している。ご本人は「いい葡萄を作りたい」ので、醸造はアルカンヴィーニュにお任せしているとのこと。斎藤マネージャーがその畑を見て“美しい、お取引したい”と申し入れたのだそうな。
甥にあたる塩川さんは、アトリエ・ド・フロマージュのチーズ製造責任者。バイトで入社し、2007年からチーズを作り始める。今はだいぶ自由にさせてもらっているが、本当は愛する青カビチーズだけを作っていたい・・のだそうな。世界最高峰のチーズ大会でも高い評価を受けているが、日本物で世界と戦うにはどうしたらいいか、いつも頭を悩ませていると。
さて、チーズ皿が到着。
手前のパン・蜂蜜の左上(9時方向)から反時計周りに①ココン ②軽井沢チーズ ③萬蔵ワイン(「俊寛」ピノノワール)でウオッシュしたチーズ(非売品) ④ブルーチーズ ⑤翡翠 真ん中にドライフルーツ
①ココン
酸凝固タイプ。酸があるので、シャルドネとは合わせやすい。熟成が進むと赤に合わせやすくなってくる。だそうです。
予想外にコクがあって、味わいも豊か。今までちょっと敬遠してたけど、ウマいね。
②軽井沢チーズ
硬質チーズ。どちらにもOKとのこと。
硬質といっても固すぎず、おいしくいただけます。
③萬蔵ワインウオッシュチーズ
「俊寛」ピノノワールでウオッシュしたので是非合わせてみて下さい。とのことでした。
萬蔵ワインは高いので、一般に販売できるような価格にはならない。なので非売品。
アトリエの普通のウオッシュチーズ(マールウオッシュ)よりずいぶん臭みが少ないような。味わい豊かで、俊寛じゃないのと合わせてもおいしい。
④ブルー
白ワインでもOK。
相変わらず結構です。
⑤翡翠
有名な受賞チーズ。海外向けっぽく仕上げた。
もともとあったチーズの型(本場のカマンベールの型)で造り、上下の皮を除いて3層にスライスしてこの寸法。新しく型を造ると数十万円×台数分の投資が必要。なので、今後もこの寸法。
自分が作る青カビチーズに一番合うのは、マンズワインの極甘、信濃リースリングの氷結ワインだと思っています。皆さんも合わせてみて、と。
これまた相変わらず結構。
それと、杏載せケールサラダも出ました。
萬蔵さんのノンストップトークを斎藤マネージャーが無理やり止めて、ワインも出てきました。
🍷The Goldberg Variations – ザ・ゴルトベルグ・ヴァリエーションズ – 2023(白混醸)
種類:白ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:シャルドネ 51%、ピノ・ノアール 35%、ソーヴィニヨン・ブラン 14%
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2023
醸造本数:574本
香りにコクを感じる。ピノ由来の香りかな。白ワインというよりはオレンジワインぽい香り。
口当たりはやわらかで、酸味は適度。味わいはやっぱりオレンジワインぽい。
ワイン名は、バッハの不朽の名作《ゴルトベルグ変奏曲》にちなむ。
配られた資料を見て、萬蔵さんが「“The”が抜けている」と指摘していた。ちょっと調べてみたら、曲名としてはtheがあってもなくてもいいみたい。ただ、萬蔵さんのボトルのエチケットには、"The"が付いている。つまり、ワインの名前としては、「“The”が抜けている」という事なのかにゃ。
黒系のピノが入り、複雑な味になった、と萬蔵さんより。
🍷羽衣 HAGOROMO 2023(シャルドネ)
種類:白ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2023
醸造本数:294本
前の混醸ワインと比べると少々落ち着いた感じの、少し藁っぽいニュアンスのある香り。色も少し薄めかな。
口当たりはさわやか。酸はやや控えめ。
味わいは少々苦味があり、ドライ。
🍷The Goldberg Variations – ザ・ゴルトベルグ・ヴァリエーションズ – 2022(白混醸)
種類:白ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:シャルドネ 、ピノ・ノアール 、ソーヴィニヨン・ブラン、比率は2023とちょっと違う。
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2022
醸造本数:300本
香りは穏やか。白3種の中で、一番普通の白ワインっぽい香り。同じ混醸でも、2023vtみたいな癖はあまり感じないような。
口当たりまろやか、酸味は適度。味わいに少し熟成感。紹興酒化の始まりみたいな感じ。
2022vtですでにこの感じとは、自然派なのかな。それともボトルの個体差かにゃ。
🍷Solveigs Sang – ソルヴェイグの歌 – 2024(赤混醸)
種類:赤ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:メルロー88%、シラー12%
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2024
醸造本数:440本
若々しい香りだけれど、青っぽさは感じない。
口当たりは穏やか。酸味は適度。味わいはやわらか。少し軽い感じかな。
2024vtということで、先日アルカンヴィーニュから引き取ったばかりというもの。
出来立てだから、瓶熟はまだこれから、ってことかにゃ。
– ソルヴェイグズ・ソング –*イプセンの戯曲『ペール・ギュント』の劇音楽のひとつで、グリーグ作曲。 放浪の旅に出たペール・ギュントを故郷で待つソルヴェイグによって歌われる。“季節が変わっても待ち続ける、という歌詞・・・なんだそうです。
🍷Solveigs Sang – ソルヴェイグの歌 – 2023(赤混醸)
種類:赤ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:メルロー 91%、シラー 9%
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2023
醸造本数:327本
香りやさしい。口当たりに少し渋みを感じる。酸味は適度。
味わいはまろやかだけれど、コクはあり。軽い苦味も感じられます。
ブルーチーズと合わせて甘露甘露。
🍷俊寛 SHUNKAN 2023(ピノ・ノワール)
種類:赤ワイン
ワイナリー:鹿之助萬蔵 (委託醸造:アルカンヴィーニュ)
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:長野県東御市祢津
ヴィンテージ:2023
醸造本数:265本
香り高い。少しアルコール香も。
口当たりはしっかりしていてなおかつまろやか。ピノノワールにしては少し濃いめの味わいかな。酸味は適度。
味わいは豊か。
ウオッシュチーズと合わせたら、甘露。
2023年から単一醸造のものを出すことが出来たとのこと。
アトリエ・ド・フロマージュは、今年の春にレストランを改装し、草の生えた屋根に山羊が登れるようにしたのだそうな。屋根には水撒き管を這わせてあり、山羊は暑さに強いので、屋根の水でくつろいでいるのだそうな。
見に行ってみたいものだ~
甥っ子は、“伯父さんのワインはどうですか?”と斎藤マネージャーに聞かれ「・・まだまだだな」と評価しておられた。叔父様苦笑い。ギョーカイ歴は、甥っ子の方がずーっと先輩なのであった。
最後は、長野県出身のフルート奏者・羽生田聖子さんのフルートの演奏を聴きながら終了。
本日は萬蔵さんのリクエストで、全てクラシック。
予定の3曲にアンコール1曲を演奏していただいた。
羽生田聖子さんの写真はしっかり撮ったが、叔父甥の写真は忘れた。ちなみに、羽田野さんの奥てワインを飲んでるのが甥っ子の塩川さん。叔父の方は、冒頭の写真に後姿が写ってるが・・・












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