チーズとワインの講座 第5回 ― 2025/08/21
8月と言えば真夏。そんな夕べの本日の課題は「ピノ・グリ~PINOT GRIS~」!
先生曰く、本日ワインは6本と! 10年を超える講座だというのに、はりきり過ぎではないですか?!
さて、6種類の教材の試飲に参りましょう。
🍷① ラ・ジャラ ピノ・グリージョ ロゼ スプマンテ ブリュット NV
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:ラ・ジャラ
葡萄品種:ピノ・グリージョ
葡萄産地:イタリア国 ヴェネト州
ヴィンテージ:NV
販売価格:2662円
薄いピンク色。
マイルドな泡。
香りはさわやか、マイルドな口当たり。酸味は控えめ。
まろやかでやわらかな味わい。
先生評“クリーミーに溶け合う、きめ細やかな泡”のロゼスパークリング。前記の“冷涼な地域”に該当するワインだとのこと。
カジュアルなタイプで、果皮と共に軽くマセラシオン後、天然酵母発酵、シャルマ方式。
🍷② アテムス ピノ・グリ ジョラマート 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:アテムス
葡萄品種:ピノ・グリ
葡萄産地:イタリア国 フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア
ヴィンテージ:2022
販売価格:3520円
香り爽やか、少しオレンジがかった色合い。
少し苦みを含んだ軽い味わい。酸味も穏やか。
1106年からある、イタリアでもっとも古いワイナリーのひとつ。由緒正しい伯爵家の作るワインだとのこと。同じイタリアでも北のほうになるらしい。
🍷③ キング・エステート ピノ・グリ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:キング・エステート
葡萄品種:ピノ・グリ
葡萄産地:アメリカ国 オレゴン州 ウィラメット・ヴァレー
ヴィンテージ:2023
販売価格:¥4,730(税込み)
3杯目ですでに嗅覚が怪しくなって、香りがよくわからん。
口当たりやわらか。酸味は適度。
喉にグッとくる味わい。
ステンレスタンク、シュールリーで8カ月醸造。
🍷④ トレンサム エステート ピノ・グリ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー:トレンサム
葡萄品種:ピノ・グリ
葡萄産地:オーストラリア国 ヴィクトリア州
ヴィンテージ:2024
販売価格:1980円
グッと落ち着いた香り。口当たりはじっくり。酸味は適度。
フルーティさが濃いめ。豊かな果実味。
コスパ良いんじゃないの、これ。
🍷⑤ サン・ジョルジョ ピノ・グリージョ ガルガーネガ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:サン・ジョルジョ
葡萄品種:ピノ・グリージョ、ガルガーネガ
葡萄産地:イタリア国 ヴェネト州
ヴィンテージ:2023
販売価格:1650円
ちょっとこもったような香り。口当たりに少し苦み。
酸はやや控えめ。そこそこの果実味。
これも前記の“冷涼な地域”に該当するワインだとのこと。1925年設立の家族経営のワイナリー。
🍷⑥ 酒井ワイナリー 緑啄木鳥(あおげら) 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:酒井ワイナリー
葡萄品種:ピノ・グリ
葡萄産地:山形県寒河江市 安孫子畑
ヴィンテージ:2023
販売価格:2640円
他とは一線を画す、濃いめの黄色。
香りはがっちりしてる。
酸味は適度。
口当たりはしっかり、濃度のある味わい。
これを飲んじゃうと、他のがみんな薄く感じちゃうな。
ワシ的にはこれが一番の好みだが、先生初め、皆さんは首をかしげてたにゃ。
自然派の風味を感じるのだそうだが、ワシにはわからなかった・・・・
酒井ワイナリーの買い葡萄、鳥シリーズのピノ・グリ。契約農家の安孫子さんの葡萄をステンレスタンクで醸造。
酒井ワイナリーは明治25年からワインの醸造を始めた、東北で最も古いワイナリー。当初より無濾過・野生酵母のみ使用し醸造。動物の助けを借りた、急傾斜地をも利用した畑が特徴。“乾いた石のようなミネラル感“と評される。火打石の燃えカスのような硫黄感?
本日のチーズ皿は
、アトリエ・ド・フロマージュのカマンブルー、英国のマチュア・チェダーチーズ。
実は、飲んだ順番は番号通りではなく、1,2,3,6,4,5の順。先生が酒井ワイナリーにご興味で、先に出てきた。酒井の後で飲んだ4,5番は少し印象が薄いかも。
さて、今回6本ピノグリをいただいて、ピノグリの特徴がつかめたかというと、・・・はなはだ疑問。一貫性を一番ぶち壊していたのは酒井だと思うが、他の方々も結構みんな個性が違ったりする・・・
先生もそんなことをおっしゃっていた。
下記の引用にある解説でも、ピノグリの特徴を3通りに分けてたりして・・・統一性がないのがピノグリか?
*****以下は、主に先生のお話や資料からの引用*****
ピノ・グリの“グリ”とは、“灰色がかった”という意味で、黒葡萄でも白葡萄でもない、灰色がかった果皮の葡萄。
この“グリ”種、ピノ・グリと龍眼、甲州なんだそうな・・・。
ピノ・グリは、ピノ・ノワールの突然変異種のひとつ。
フランス、ブルゴーニュやシャンパーニュ地方原産。しかし収量が少なく安定しないため、原産地では廃れてしまった。
その後品種改良がなされて安定して栽培出来るようになり、現在のようになった。
イタリア・アメリカでは収量2番目。
ボリューム感あり、フルーティで糖度が上がりやすい、酸が落ちやすいという特徴があり、オレンジワインに向いている。ピノ・グリ独特の色の果皮を漬け込む形でロゼのように色を付けたり、タンニンを付けたり、苦味を付けたり、酸を残すために早い収穫をしたりと、多様な取り組みが出来る。そのため、2000年代からはシャルドネと並ぶ人気になった。アルコールが上がりやすく、ふくよかなスタイルからドライなタイプまで、ロゼにもスパークリングにも、いろいろ出来る。
ピノ・グリの呼称はフランス語。イタリア圏では“ピノ・グリージョ”、ドイツ圏では“グラウ・ブルグンダー”・・・
国で呼称は違うが、基本的には同じ葡萄の種類の筈。
しかし、元々の産地であるフランスと、特にピノグリージョのイタリアでは、土地の差による葡萄の違いもあるようで。
(以下、エノテカの解説からの引用)
フランスでは、ドイツと国境を接するアルザス地方で多く栽培されており、リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネールと並ぶ高貴品種として、辛口・甘口・スパークリングなど様々なスタイルのワインが造られています。
アルザスの高品質なピノ・グリのワインは、色合いは濃い麦わら色をしており、杏やトロピカルフルーツのような芳醇な香りと蜂蜜のようなニュアンスが感じられるボリューム感のある味わいが特徴。
柔らかな酸味とコク、長い余韻はブルゴーニュの上級ワインにも引けを取らないことから人気を博しています。
イタリアでは代表的な白ワイン産地であるフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州で多く造られています。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、北部は雨が多く、平野部は比較的温和、南部の海岸部は地中海性気候といったように多様な気候と風土をしているため、それぞれの気候・土壌に合わせて複数の白ブドウ品種が栽培されています。
中でもスロヴェニアとの国境に広がるコッリオ・ゴリツィアーノやフリウリ・コッリ・オリエンターリには小規模ながらブドウ栽培から醸造においてレベルの高い生産者が多く、ボディのしっかりした果実味と適度なミネラル感を持つピノ・グリージョの白ワインが造られています。
ステンレスタンクで熟成させたカジュアルなピノ・グリージョのワインは、色合いも淡い黄色で、柑橘系のフレッシュな酸味が特徴のキレの良い辛口ワインとなります。(エノテカより)
先生曰く、フランスのピノ・グリはオレンジ系の色の熟しめの葡萄、イタリアのピノ・グリージョは酸味強めの少し青めの葡萄、そういう差があるようだ。オレンジにも芳醇にもなる、ピノ・グリの幅広さ
生産地域とその気候等によって、味わいには3通りあると、以下THE SELLERの解説から。
生産地域によるピノ・グリ ワインの違い
世界中で栽培されているピノ・グリ。生産地域によって味わいが異なります。凡そ3つのタイプに分けられるかと思いますので、参考になさってください。とは言え、色んなスタイルに仕上げられる品種でもあるので、例外もたくさんあります。
1つ目は、レモンやライムといった柑橘系の香りが主体で、収穫時期を早くすることで酸味を残し、柑橘系の爽やかさとフレッシュ感のある辛口で、気軽に楽しめるタイプです。イタリア北部で造られるピノ・グリージョに多く見られます。またドイツや東欧などの冷涼な地域で造られるものもこのタイプが多いです。
2つ目は、リンゴやネクタリン、桃といった木成り果実のアロマが中心で、濃厚で芳醇なタイプ。暖かい地域で育ったものであればパイナップルといったトロピカルフルーツの香りもあるでしょう。しっかり熟してから収穫されるため、1つ目よりは酸は穏やかな一方、リッチでオイリーな質感を感じつつ辛口に仕上がっているタイプです。フランスのアルザス地方やアメリカ、ニュージーランドなどのものが多く当てはまるでしょう。
3つ目は果実味をしっかり感じつつ甘口に仕上がったもの。レモンや花梨、桃といった香りに蜂蜜やお花の蜜っぽさも感じられるでしょう。甘味にバランスする酸味が心地よい仕上がりです。フランスのアルザス地方で主に造られていますが、ドイツでは「ルーレンダー」と呼ばれる甘口が存在します。因みに「グラウブルグンダー」と表示されるものは辛口タイプが多いです。
(解説ページより引用)










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