アズッカ エ アズッコ 古着のミディ丈 ローザ 2024 ― 2025/06/23
チーズとワインの講座 第3回 ― 2025/06/23
チーズとワインの講座、その3回目。 本日の品種はゲヴュルツトラミネール。
ゲヴュルツトラミネールは、黒葡萄ではなく、灰色(グリ)ので、果実皮がピンク~灰色がかった色合いの葡萄。甲州、龍眼、ピノグリ等がこれに当たる。
“ゲヴュルツ”は、スパイスの意。サヴァニアンの突然変異から生まれた品種。一番の特徴は、ライチのような香り。基本、渋味無し。
ヴィオニエも、杏や桃等の果実香に例えられるが、ライチに一番近いのはこのゲヴュルツトラミネール。
この特徴的な香りで、日本の長野県ではフィールドブレンドのアクセントのひとつとして用いられることが多い。
主な産地は、ドイツ オーストリア フランス(特にアルザス地方)、イタリア等。
アルザス地方は粘土質土壌でゲヴュルツトラミネールに特に適しており、極甘口やスパークリングワインにして提供している。高価だが・・!!
🍷ハイヴ&ハニー ゲヴュルツトラミネール 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:シャイド ファミリー ワインズ
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール (100%)
葡萄産地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 AVAモントレー
ヴィンテージ:2023
販売金額:2079円
うーみゅ、なるほど、ゲヴェルツ香。
口当たりは軽い甘みで、甘酸っぱい感じ。酸味は適度。
華やかな感じの果実味。
「ステンレスタンクで低温発酵。若干酸強め。」なんだそうです。
🍷カミーユ・ブラウン ゲヴュルツトラミネール ユフォルツ 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・カミーユ・ブラウン
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール (100%)
葡萄産地:フランス国 AOCアルザス
ヴィンテージ:2022
販売金額:3130円
ゲヴェルツ香は感じません。ちょっと変な、犬小屋みたいな匂い。シュールリーだそうですがその影響かな。
口当たりはきりり。酸味はやや控えめ。苦味があり、少し重い感じ。
時間が経ってぬるくなったら、苦味パワーアップ。
「ステンレスタンク、重めな香り。飲み終えたら心地よい苦みが残る。」・・・なんだそうです。
🍷ドップ・オ・ムーラン ゲヴュルツトラミネール テール・エピセ 2020
種類:白ワイン
ワイナリー:ドップ・オ・ムーラン
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール (100%)
葡萄産地:フランス国 AOCアルザス
ヴィンテージ:2020
販売金額:2880円
ゲヴェルツ香だが、最初のハイヴ&ハニーよりはあっさりめ。
口当たりはきりり。酸味は適度。
やわらかな味わいで、軽い苦みあり。微妙に甘味もあるかなぁ。
「大きく、有名な生産者。アルザスワインは細長い瓶に詰められていますが、この形の瓶は1913年にジュリアン・ドップ氏がアルザスワインであるということを人々に見分けさせるために発案し、1972年に慣例化されました。また、彼はシャンパーニュ製法をアルザスワインに適用し、クレマン ダルザスを開発するなど、アルザスワインの発展に大きく貢献しました。」んだそうです。
🍷鶴沼 ゲヴュルツトラミネール 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:北海道ワイン
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール (100%)
葡萄産地:北海道浦臼町鶴沼
ヴィンテージ:2021
販売金額:2992円
うーみゅ。しっかりライチ香。
口当たりはやわらか。酸味は適度。
甘味は無く、ドライな味わい。だけれども、果実味は豊か。
「ワイン専業としては日本最大のワイナリー。これは2025国際コンクール受賞作。ドライ仕立て。」とのこと。
🍷ヤルデン ゲヴュルツトラミネール 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ゴラン・ハイツ・ワイナリー
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール (100%)
葡萄産地:イスラエル国 ゴラン高原
ヴィンテージ:2023
販売金額:3200円
香りはライチっぽさ無し。しいて言えば蜜柑みたい。・・・梅酒みたい?
口当たりはやわらか。酸味は適度。
甘味は無く、かすかに苦味あり。
上の鶴沼の次にドライな味わい。
「イスラエルの最大の大手生産者。いろいろなものを単一品種で出している。賞狙いも積極的。」だそうです。
5種類揃いました。
合わせるチーズは、
(白色)チーズ工房カプレット(長野県、椀子ヴィンヤード近く)のファルカデイーレという山羊チーズ、
(オレンジ色)アメリカ、牛乳のハードタイプのレッドチェダーチーズ。
先生のお話から・・・
・今回のゲヴュルツトラミネールは、北海道のものを除いて、全てフルート瓶と言われるシュッとした形状の瓶に入っていた。ゲヴュルツトラミネールはこのフルート型の瓶に、というのが海外では一般的(日本はコストの問題で・・)その由来はドップ・オ・ムーランの項を。
・欧米等海外のゲヴュルツトラミネールが日本で流通し始めたのはここ数年くらい。以前は殆ど出回らなかった。
・カミーユ・ブラウンのワインで感じた苦味は、チーズでもある意味共通。味を引き立てるが、アルコールを飲まない人には不快な味に感じることもあるとか。斎藤先生も販売したチーズ(ボスケソチーズだった!)に関して苦情を言われたことがあったと。
・ちなみにチーズ協会のお勧めは、ゲヴュルツトラミネール ⇔ アルザスのマンステールという、ウオッシュチーズのうんと強めなもの。
・・・だそうです。
日本のゲヴェルツと日本のウオッシュチーズを合わせてみようかな。
ところで
このブドウの品種:Gewürztraminerの読み方、みんな「ゲヴェルツトラミネール」って読んでますよね。会の先生も「ゲヴェルツ」って言ってたし・・・・でも、テキストのカタカナ表記はどこを見ても「ゲヴュルツトラミネール」になってる。なので表記は大勢に従いましたが・・・なんだか腑に落ちない。
確かに、「ゲヴュルツ」は発音しにくいけど。
テールドシエル レザン アン ルージュ 2024 ― 2025/06/23
種類:赤ワイン
ワイナリー:テールドシエル
葡萄品種:メルロー60%、カベルネフラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
葡萄産地:長野県上高井郡高山村産と小諸市産
ヴィンテージ:2024
価格:3740円
抜栓日:2025年6月15日
テールドシエルのレザン アン ルージュ 2024です。
色は淡く薄濁り。
香りはやわらか。
口当たりもやわらかで、酸味は適度。
かる〜い甘みもあるようで、優しく飲みやすい味わい。
苦味や渋味はほとんど感じません。カベソー、カベフラ、メルローという品種から予想する味わいとは懸け離れているような。
濃厚さはゼロだけれど、うまみというか、やわらかな味わいは豊か。薄旨ってやつなんですかね。
先日開けたドゥルージュと飲み比べてみたいにゃ。
ワイナリー:テールドシエル
葡萄品種:メルロー60%、カベルネフラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
葡萄産地:長野県上高井郡高山村産と小諸市産
ヴィンテージ:2024
価格:3740円
抜栓日:2025年6月15日
テールドシエルのレザン アン ルージュ 2024です。
色は淡く薄濁り。
香りはやわらか。
口当たりもやわらかで、酸味は適度。
かる〜い甘みもあるようで、優しく飲みやすい味わい。
苦味や渋味はほとんど感じません。カベソー、カベフラ、メルローという品種から予想する味わいとは懸け離れているような。
濃厚さはゼロだけれど、うまみというか、やわらかな味わいは豊か。薄旨ってやつなんですかね。
先日開けたドゥルージュと飲み比べてみたいにゃ。
カーブドッチ シャルドネ ノンバリック 2024 ― 2025/06/22
セイズファームからワイン到着 ― 2025/06/21
セイズファームからワイン到着
セイズファームのコテージ宿泊の後、帰りがけに購入したワインが届きました。
6本も。
宿泊者限定で、発売前のアルバリーニョや、ショップでは売り切れているものなども買えるのでした。
でも、買ってもせいぜい4本だよなあ・・・選ぶのが大変だなあ・・・と悩みに悩んで厳選4本をお願いしたはずなのに・・・「これもステイの方限定でして」などとショップのお姉さんの口車にまんまと乗ってしまい、6本ご購入。めでたしめでたし。悩みに悩んで絞り込んだ努力は灰燼に帰したのでありました。
集合写真の左から順に
余川ルージュ 2022
種類:赤ワイン
葡萄品種:メルロー58.9%、サンジョベーゼ26.6%、カベルネ・ソーヴィニョン14.5%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2022
価格:7000円
余川ブラン 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:シャルドネ:39.6% ソーヴィニヨン・ブラン:39.6% アルバリーニョ:20.8%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2022
価格:7000円
IYASA A ロゼ 2023
種類:ロゼワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:ピノノワール:47.9%、ソーヴィニヨンブラン:19.5%、シャルドネ:29%、アルバリーニョ:3.6%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
価格:5500円
アルバリーニョ 2024
種類:白ワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:アルバリーニョ
葡萄産地:富山県氷見市
ヴィンテージ:2024
価格:4700円
プライベートリザーブ シャルドネ 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:シャルドネ 100%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2022
価格:7000円
シャルドネ 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:シャルドネ 100%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
価格:4700円
到着日:2025年6月15日
氷見 イミグレ ― 2025/06/21
セイズファームのコテージを出てタクシーに乗り、向かった先は2泊目の宿。
チェックインが16時でそれにはだいぶ早かったので、荷物を先にお部屋に入れさせてもらう事が出来た。大変有難かった。
というのも、二泊目の宿はオールインクルーシブ、事前に飲みかけのワインを持ち込んでよいか?と聞いておいたら快くOKして下さったのだ。セイズファームのワイナリーレストランで開けたワインを2本、お部屋の冷蔵庫に先にチェックイン出来たのだ。これで夜はバッチリ。良し良し。
街中を少し探検し、16時少し前にチェックイン。
お若い宿屋の主様が迎えてくれた。
居室は全て2階、階段を上って突き当りのお部屋。宿の立地もまるで半島の中にいるような、素敵な場所で、窓が広々と取ってあり海がとても広角に見える。
宿から海までは漁港と公園スペースで、本当にいい立地。それを生かすために食事テーブルを海に面して3段に配置し、海を見ながら食事を摂れる。その窓の先には広いデッキスペースと、グランピングテントが2棟。
グランピングのほうが人気らしい・・。
オールインクルーシブで、アルコールの缶もお茶のペットボトルも全て居室へ持ち帰ってよいと。ここで飲めというところも多いと聞くがなんか優しい。
グランピングのほうから飲み物を取りに来るかたも「いいの?」と確認して笑顔になっていた。
居室内はコンセントが多く機能的で新しく気持ちの良い造り。浴室は温泉ではないがビューバス、快適。
ゆったり過ごしてお食事に行くと、私らの席は劇場型レストランの最上段。
なんと今日はグランピングと夕食を外食する客ばかりで、このロケーションで夕食をいただくのは我らのみなんだとか。
仰天し、また改めてゆっくりお食事を楽しませていただいた。
お食事のメニュー
ドリンクのメニュー。
オールインクルーシブとは別料金になるけれど、ボトルワインにはセイズファームのやつもありました! 言っといてくれれば良かったのに~
でも、今日持ち込んだ赤は2017vtのバックヴィンテージ。
ご主人、うちにはこんなバックヴィンテージはありませんよ~と、よいしょで慰めてくださいました。
もう1本は弥栄ロゼ
まずは、スパークリングワインを1杯ずつ。
「移り住みたくなる宿」の「泊まれるレストラン」を自負するお料理は如何に。
*氷見産真鯛のエスカベッシュ
蓋を開けるとくるみのスモークが!!
*氷見産メジマグロと野菜のテリーヌ
~ソースオランデーズ(卵黄とバターとレモン果汁で作るもの)にて
昨日、セイズファームのワイナリーレストランで開けて持ってきたワイン2本。
*豚バラ肉のコンフィ
~蜂蜜とマスタードのソースで
*新玉葱の入ったビシソワーズ
~上からパセリとオリーヴオイルをかけて
*自家製パン
+ オリーブオイル添え
*氷見産鰆のポワレ
~ソースビストー(オリーブオイルと生バジル・生ニンニク等を使ったフランスソース)
上にパイ生地で漁網をかぶせたように作っている
白ワインを1杯追加。
チリのシャルドネなのだとか。
*氷見牛のロースト
ソースマデラ(マデラワインと赤ワインを混ぜて作るソース) ~ゲランド岩塩添え
*フランボワーズショコラ
立山連峰から上る朝日をイメージしたものだとか。
食事が済むころには、劇場レストランにも夜のとばりが降りてきました。
朝は和食。ごはんやお茶などはセルフ。
九種の小さなおかず盛り合わせ サラダ 茗荷のお味噌汁 焼き魚はのどぐろ!!
御馳走様でした!
セイズファームレストランでランチ ― 2025/06/19
朝の散歩などしてゆったり過ごし、ワイナリー見学の後は昨夜も訪問したレストランへ。ランチもいただいて、ワイナリー滞在フルコース完成へ。
今回は、一番奥のテーブルに案内されました。 どうやらお二人連れの相客がおられるようです。
まずはクラフトビールから。
🍺とやま銀シャリラガー
種類:ラガービール
製造:BREWMIN'
原材料:大麦麦芽、ホップ、富山県産「コシヒカリ」「富富富」
産地:富山県氷見市
なかなかしっかりした苦味のラガー風味。口当たり鋭く、飲みごたえがあって結構ですね。言われてみれば、お米の風味も少し感じるかな。
🍷セイズファーム 泡ロゼ 2023
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:メルロー52.6%、カベルネ・ソーヴィニョン47.4%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
爽やかで軽やか。
昨夜もいただいたものですね。
ランチのお料理コースです。
*最初のお愉しみ (3品)
(左手前)・七面鳥タタキ
(中 央)・鰺のブルスケッタ
(右 上)・新玉葱のパンナコッタ ピクルス乗せ
鰺は昨日の物に近い? パンナコッタは昨夜は空豆でした。
*グリンピース
グリンピースを熾火でゆっくり火を入れ、下にモッツァレラチーズ 上にグリンピースの皮から造ったジュレを乗せていると
*自家製パン
(味噌パン)
*射水桜鱒
昨夜にもこのタイトルの一品があったが、桜鱒はスモークしており、土筆のようなアスパラを敷き、ペペロナータ(肉厚のパプリカを、酢やアンチョビを加えて風味豊かな蒸し煮にしたもの)・小松菜ソース・サワークリーム等を置き、上にナスタチウム(花)を散らしたもの
ワインを追加しました。
🍷セイズファーム プライベートリザーブ メルロー 2023 バレルセレクション
種類:赤ワイン
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
発売本数:300本
香りはまだ少し青い感じ。
口当たりはキリリ。酸味はやや控えめ。ドライな味わい。
🍷セイズファーム 余川ルージュ 2022
種類:赤ワイン
葡萄品種:メルロー58.9%、サンジョベーゼ26.6%、カベルネ・ソーヴィニョン14.5%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2022
発売本数:1814本
フレッシュ感のある香り。
酸味は適度、やわらかな口当たり。
まろやかで苦味渋味はほぼなし。酸味の勝った味わい。
並べてみると、
余川ルージュ(左)のほうはやや明るい赤色、プライベートリザーブバレルセレクション(右)のほうは暗赤色に見えますね。
*氷見牛 熾火
昨日のメインは熾火の豚さんでしたね。熾火はとっても香ばしい。
下にきたあかり 破竹 よごし(富山のお惣菜「よごし」は、ゆでた野菜を細かく刻み味噌と和えて炒めた一品で、夜に作り置きをしておいて翌日の朝に食べることから「夜越し」の意味で「よごし」と呼ばれるようになったという。これをアレンジしたもの)
ここで、相客には焼きおにぎり?が提供されていた。我が家は糖質制限をお伝えしていたのでスルーしたようだ。
*地苺 ゴルゴンゾーラ
苺を3スタイルで提供と。ももいちご 苺発酵ソース 上に苺チップス
*(メニューに記載なし)お酒入りのチョコレート スノーボール
・・・・写真がない・・・
食後に渡邊シェフとお話することが出来た。シェフは埼玉県出身で、北欧等で働いていたところにこの氷見の会社からお声がかかり、移住して8年以上がたったと。このレストランの良さは昼、この景色を眺めながらの食事だと思っていると(ん?ではデイナーの我々はどうなん??)どんな新しいレストラン棟になるのか、展望レストランになるので料理展開が違ってくるだろうが、遠くから気にしていきたいものだ。
4本買って帰ろうと思っていたが、ショップの女性の一言で、6本になった。クール便が届くので、また後述。
セイズファーム醸造所見学 ― 2025/06/19
チェックアウトを済ませ、ワイナリー見学へ。お泊りもしくはランチ予約の方だけ対応するのだそうな。
ワイナリー所属のお嬢さんが対応してくれた。
思えば、ワイナリーへのタクシーの中で運転手さんが、氷見の街中で「あ、ここも取り壊しなんだ・・」と言っていた。能登震災といわれ、半島の先の能登の被害が特に取り上げられてきたけれど、氷見でもかなり揺れて被害があったのだ、でも余りに輪島などの被害が甚大で、あれに比べると・・と言い出し辛かった。瓦が落ち家が傾き窓や戸が閉まらなくなって補修を頼んでも、未だに捗々しい返事が来ないのだとか。偶々震災が起きた年の区長になった運転手さんは、お年寄りの役所への申請の補助等に追われて本当に大変だったようだ。お話を聞きながら車の中から玄関戸が閉まらない家を見て切ない気持ちでいたが、セイズファームのハイセンスな佇まいに、すっかり氷見の街中を忘れていた。
セイズファームの門、象徴的なモニュメントも一部崩れたと聞いたが、
地震の爪痕は今回全く感じられなかった。
それどころか大規模工事が成されていて、
地面を大きく掘り下げて地下にワインの大貯蔵庫を作るのだそうな。
そして海を見渡せる上の階にレストランやテイスティング処を・・来年3月あたりに完成予定?? すごい計画なのだ。
これは、同じ町内の話なのだろうかと、とても印象に残った。
現在の醸造所は、コテージやショップ棟へ上がった一角の平地にあり、見た目は倉庫のような、あまり大きくは見えない建物だった。
しかしセイズファームは現状でも年間45000本の生産量があり、将来的には10万本の規模になる予定なのだとか。
メイン品種は白3種(シャルドネ、ソーヴィニョンブラン、アルバリーニョ)・赤4種(メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノノワール、サンジョベーゼ)
当初から欧米系品種だけで栽培を始めたのだそうです。
醸造棟1階は赤ワイン用、地下階は白ワイン用のフロアになっていた。
地下階の天井には開閉式のドアがあり、そこからホースで果汁を下ろすのだという。地下階には一般的なステンレスタンクや木樽の他に特に大きな木樽(フードル)が3基あり、フードルを使うと細かい入替が不要になるのだとか。
木樽には、発酵栓を付けたものとシリコン栓を付けたものがあった。
発酵栓は、樽の中の発酵中のガスだけが僅かな蓋の隙間から抜けていくもので、ガラス管の中の水が蓋代わりになり、外からの異物は入らず、発酵の様子が目に見えるようになる優れものなんだそう。これが付いている時は発酵中、発酵が終了するとシリコン栓に替えるのだそうな。
ちなみに発酵中のものが多いと二酸化炭素が多量になり、案内をしてくれた方もふらふらになったことがあると。海外では死者も出ている~
発酵には木樽→ステンレスタンクに移行する時もあるし、どれに何をいつ入れるのかは醸造家次第。決まりはないのだとか。
読めない過程だが、それでも醸造家に対する信頼度が相当高いとみた。
地下にも、1階にも、果ては階段にも、たくさんの段ボールに入ったワインボトルが積まれていた。これを人力で積み下ろしするのは本当、大変じゃろう。農園希望者はもともと体力には自信がある子が来るが、それでも力仕事で筋肉がすぐつくのだそうな。新しく機能的な醸造所になって、力仕事が減るといいですね。・・こんなに生産量が多いのに手に入らないのは何故なんじゃろ??
オンラインショップで買えない、と言われるのは了解しているが、なかなか出せないのだとか。少量出せるふるさと納税が狙いめらしい。
時期的に、今はある程度の種類がワイナリーショップに並んでいるが、時期によってはシードルとワイン1種類だけという時もあるとか・・まだ良かった~
さて、セイズフルコース、仕上げはレストランランチです。
セイズファーム 弥栄 ロゼ 2023 ― 2025/06/19
種類:ロゼワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:ピノノワール:47.9%、ソーヴィニヨンブラン:19.5%、シャルドネ:29%、アルバリーニョ:3.6%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
価格:5500円
抜栓日:2025年6月12日
セイズファームの弥栄ロゼ2023です。弥栄は、いやさあ、と読むとのことです。
ロゼワインとしてはしっかりした色合い。
フルーティながら落ち着きも感じる香り。
口当たりは少しキリッとしてます。酸味はやや控えめ。
味わいはドライで、ロゼとしてはなんだか大人びたようなしっかり味。
レストランで、セイズさんのロゼ3種類をいただきましたが、この弥栄が一番コクがあるような。
ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、アルバリーニョを混醸で、はじめからロゼワインとして造ったとのことです。
スタッフのお嬢さんの説明に力が入ってるし、色も濃いめだし、味わいもコクがあるので、セニエで造ったようなロゼじゃないんですよね、と聞いたら、我が意を得たりとばかりに表情が明るくなって、説明にもさらに熱意が増して・・・・・早く飲ませてほしいにゃあ、と感じるほどでした。
お値段5500円ってのは、小売価格そのまんまですよね。良心的。
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:ピノノワール:47.9%、ソーヴィニヨンブラン:19.5%、シャルドネ:29%、アルバリーニョ:3.6%
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2023
価格:5500円
抜栓日:2025年6月12日
セイズファームの弥栄ロゼ2023です。弥栄は、いやさあ、と読むとのことです。
ロゼワインとしてはしっかりした色合い。
フルーティながら落ち着きも感じる香り。
口当たりは少しキリッとしてます。酸味はやや控えめ。
味わいはドライで、ロゼとしてはなんだか大人びたようなしっかり味。
レストランで、セイズさんのロゼ3種類をいただきましたが、この弥栄が一番コクがあるような。
ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、アルバリーニョを混醸で、はじめからロゼワインとして造ったとのことです。
スタッフのお嬢さんの説明に力が入ってるし、色も濃いめだし、味わいもコクがあるので、セニエで造ったようなロゼじゃないんですよね、と聞いたら、我が意を得たりとばかりに表情が明るくなって、説明にもさらに熱意が増して・・・・・早く飲ませてほしいにゃあ、と感じるほどでした。
お値段5500円ってのは、小売価格そのまんまですよね。良心的。
セイズファーム プライベートリザーブ メルロー 2017 ― 2025/06/18
種類:赤ワイン
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2017
価格:13000円
抜栓日:2025年6月12日
セイズファームのプライベートリザーブメルロー2017です。
レストランで、バックヴィンテージのボトルがあるというので、お願いして出してもらいました。
なるほど、8年経つとこうなるのかぁと、感心しちゃいました。
色合いは青みの抜けた、穏やかな色。
華やかさを残しつつ、落ち着いた香り。
口当たりは、まったりじんわり充実感。
酸味、苦味、渋味、いずれも適度に存在して出しゃばらず、すべてがまろやかに重奏して、美味しい。
お値段を確認せずに注文したら、「13000円でのご提供になります」と。うををぉっと思いましたが、表情には出さないように我慢して、にこやかにうなずいたんですが。
もう1本ボトルで開けた弥栄が小売価格そのままでの提供だったので、ぼってるわけではないと思われます。
そしてこの充実した味わい。おいしくおいしくおいしくなあれと、8年熟成させた保管料と思えば、大納得です。
・・・・・カーブドッチのバックヴィンテージより値上がり幅は小さいような・・・
ワイナリー:セイズファーム
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:富山県氷見市余川
ヴィンテージ:2017
価格:13000円
抜栓日:2025年6月12日
セイズファームのプライベートリザーブメルロー2017です。
レストランで、バックヴィンテージのボトルがあるというので、お願いして出してもらいました。
なるほど、8年経つとこうなるのかぁと、感心しちゃいました。
色合いは青みの抜けた、穏やかな色。
華やかさを残しつつ、落ち着いた香り。
口当たりは、まったりじんわり充実感。
酸味、苦味、渋味、いずれも適度に存在して出しゃばらず、すべてがまろやかに重奏して、美味しい。
お値段を確認せずに注文したら、「13000円でのご提供になります」と。うををぉっと思いましたが、表情には出さないように我慢して、にこやかにうなずいたんですが。
もう1本ボトルで開けた弥栄が小売価格そのままでの提供だったので、ぼってるわけではないと思われます。
そしてこの充実した味わい。おいしくおいしくおいしくなあれと、8年熟成させた保管料と思えば、大納得です。
・・・・・カーブドッチのバックヴィンテージより値上がり幅は小さいような・・・
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