ワインとチーズの講座 第14回2026/05/21

今月の柏の会、テーマ品種は「テンプラリーニョ」

日本では栽培しているところは数える程で、メジャーな品種とはとても思えない印象だったが・・・。
 

本日の課題は6本!
本日の6本!

①  🍷安心院 諸矢テンプラリーニョ 2022
安心院 諸矢テンプラリーニョ 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:安心院葡萄酒工房
葡萄品種:テンプラリーニョ
葡萄産地:大分県宇佐市安心院町
ヴィンテージ:2022
販売価格:3334円
色は淡く、透明で少しオレンジがかってます。
やわらかで穏やかな香り。
口当たりはやわらか。酸味はやや強めかな。
まろやかに広がる味わい。これがテンプラニーリョ? と言いたいが…
日本で他にテンプラニーリョを造ってるのは他に都農とルミエールがある。他には知らない。
過去のこいつらの感想を読み返すと、やっぱり色はそれほどは濃くなかったみたい。でも、これが一番薄いような。酸味はこいつが一番強そう。
熟成期間 樽にて約13ヵ月、瓶にて約1年 合計約2年。クリアンサに当たる熟成か。

 

② 🍷マラクエラ・ロブレ 2023
マラクエラ・ロブレ 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:ボデーガス・マラクエラ
葡萄品種:テンプラリーニョ
葡萄産地:スペイン国 リベラ・デル・ドゥエロ
ヴィンテージ:2023
販売価格:3278円
色は濃いめ。少し紫がかってる。これがテンプラの色だよねえ。
さわやかさがある、少し甘さのニュアンスを湛えた香り。
口当たりはがっしり、濃い味。酸味は控えめ。
渋味が結構舌に残る。苦味はこなれて、味わいのいい背景になってるような。
これぞテンプラニーリョ、という風味でしょうか。
比較的新しいワイナリー。株仕立てで栽培だそうな。

 

③ 🍷ドミニオ・デ・ベルサル クリアンサ 2021
ドミニオ・デ・ベルサル クリアンサ 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドミニオ・デ・ベルサル
葡萄品種:テンプラリーニョ95%、グラシアーノ5%
葡萄産地:スペイン国 リオハ
ヴィンテージ:2021
販売価格:3,179円
色は濃いめ。少し紫がかってる。②とあまり変わらないような。
②より少し落ち着いた感じの香り。
口当たりは意外とやわらかで、酸味は適度。
しっかりした味わい。苦渋味はこなれて、キリっとくる。
のど越しに結構刺激あり。
風味全体は②から少し①に寄った感じ。
100年以上続くワイナリーで、樹齢50年だとか。

 
④ 🍷ビバンコ・レゼルバ 2019
ビバンコ・レゼルバ 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ビバンコ
葡萄品種:テンプラリーニョ90%、グラシアーノ10%
葡萄産地:スペイン国 リオハ
ヴィンテージ:2019
販売価格:3410円
色は濃い。
少し華やかさのある香り。
口当たりは濃厚で、まろやか。酸味はやや控えめ。
苦渋味は出しゃばって来ず、キュッと引き締まった濃厚な味わい。
チーズと合わせると、味わいがまろやかな感じに。
1915年から栽培開始した老舗ワイナリー。
 

⑤ 🍷エディシオン・リミターダ・リセルヴァ 2015  
エディシオン・リミターダ・リセルヴァ 2015  
種類:赤ワイン
ワイナリー:ボデガス・ラル・デ・パウラ
葡萄品種:テンプラリーニョ
葡萄産地:スペイン国 リオハ
ヴィンテージ:2015
販売価格:3784円
色は濃い。スペインのはみんな色濃いなあ。
華やかさに落ち着きを加えた香り。
口当たりは、少し甘さのニュアンスを含んで、濃い。
酸味はまあまあ適度。
濃厚で、こなれた苦渋味を伴った、コクのある味わい。少し甘さのニュアンスがあるかな。
2005年設立の、比較的新しいワイナリー。

 
⑥ 🍷ボデガス・グラン・カスティーリョ グラン・ミラドール・レセルヴァ 2020
ボデガス・グラン・カスティーリョ グラン・ミラドール・レセルヴァ 2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:ボデガス・グラン・カスティーリョ
葡萄品種:テンプラニーリョ40%、モナストレル 40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
葡萄産地:スペイン国 バレンシア
ヴィンテージ:2020
販売価格:2750円
色は濃いめ。
香りは少々フルーティ。
口当たりはまろやかで、濃厚。酸味は適度。
軽い甘さのニュアンスにこなれた苦渋味のコク。
チーズと合わせると甘さが強調されるような。
今日の6本の中で、一番好みに合うかな。
100年近い歴史のある生産者で、葡萄園の多くはビオディナミ農法とのこと。
青いフェルト生地のラベル。


6杯

 
本日のチーズ2種。
本日のチーズ2種

本日のチーズ2種

1. ヌーケル ・・ 
ノルウェーの牛乳セミハードチーズ。
クミンやクローヴなどが練り込まれている、香辛料多用チーズ。

2. ケソ デ オペハ トリュフ ・・
  スペインの羊乳セミハードチーズ。外縁に木の模様が付けられている。
  羊乳製チーズの表面に黒トリュフソースを塗り、内部にも注入して熟成。
  羊乳のチーズは栄養価が高く濃厚、甘味が強いんだそうな。
  山羊のチーズとは味わいが違う・・んだそうな。

今日の2種のチーズは両方とも香辛料が練り込まれた、味の強いチーズ。先生があえて選んだものだそうだ。

 

飲んで食った日:2026年5月19日





先生から・・

グラスワインは、①色合い→②香り→③(1口含んで)味わい→④喉を通るアルコール度合い(アタック)→⑤余韻(滞在)→⑥イメージ という進みで味わう。

⑥ のイメージとは、”エレガント“とか、言葉で表現するもの。

何度もワインを飲み、いろいろなものの味わい・香り等を覚え蓄積していくことで、自分の物差しを作っていく→積み上げていく→自分の言葉で表現することが出来るようになっていく・・・ことを目標にしていきましょう!


テンプラリーニョとは・・・

①  世界の黒葡萄品種のうち3番目の栽培面積!
ちなみに1位はカベルネ・ソーヴィニヨン、2位はメルロー
3位と言っても、全体から見れば5%程度なんだそうな。
 

②  スペイン圏(含 ポルトガル、アルゼンチン)で全生産量の9割が作られており、スペイン国内で殆ど消費されている品種である。
スペインでは異様に愛されている品種。
テンプラリーニョという品種名の他、地方ごとに愛称で呼ばれる程なんだとか。

 
③  スペインワインは、以前は雑な造りのものも見受けられる玉石混交だったが、今は全体のレベルが上がり、評価も上がってきた。テンプラリーニョの評価も同様。

 

*テンプラニーリョ葡萄の特性について (資料より)

 

この品種の名前、スペイン語の『Temprano(テンプラーノ)』、「早熟」という意味に由来しています。

他のブドウ品種よりも果実の実りが早く栽培期間が2週間程度も短いため、栽培家にとっては非常に育てやすい品種として重宝されているようです。

この品種を栽培している地域は、主にスペインの北部・西部に集中しています。

国土の北部ちょうど真ん中あたりに位置する『リオハ』がまずは代表産地と言えるでしょう。

テンプラニーリョはスペイン以外での栽培はそれほど盛んではありませんが、ポルトガルの一部や南米アルゼンチンで小規模に栽培されています。ですが、最近はアルゼンチンも国際品種や土着系品種に切り替えが進み、テンプラニーリョのワインを見かけることはかなり少なくなっています。

 

赤ワイン用品種だが、成熟が短く、9月半ばには収穫が終わる、黒葡萄としては珍しい品種。暑いスペインでの栽培に向いている。

だが、病気になりやすく、スペイン以外では人気も高くないので、気候に合う地域でしか作られていない。

若いものは色が濃いのに酸味・渋味は普通。

長期熟成には向く。

    ↓

スペインのワインは熟成期間表示が細かく決められていることも特徴です。
 
※指定地域内高級赤ワインの熟成表記
・Joven(ホーベン) 樽熟成1年以下、または全く樽熟成を行わないワイン
・Crianza(クリアンサ) 最低24ヶ月熟成(うち6ヶ月は樽熟成)
・Reserva(レゼルバ) 最低36ヶ月熟成(うち12ヶ月は樽熟成)
・Gran Reserva(グランレゼルバ)    最低60ヶ月熟成(うち18ヶ月は樽熟成)

 デイリーワインとして気軽に楽しみたいならホーベン、またはクリアンサがおすすめです。

少々価格帯が上がっても、良い具合に熟成を経て、円熟味の増したワインがお好みでしたらレゼルバ。

長い年月を経て複雑

味を増して心地よい口当たりの優しいワインを楽しみたければ、グランレゼルバがおすすめです。

また、樽熟成を行わないものではフレッシュな酸が楽しめるワインが多く、価格もよりお手頃になります。



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