小布施ワイナリー ドメイヌソガ サンシミ 2016 プティヴェルド 692026/03/20

小布施ワイナリー ドメイヌソガ サンシミ 2016 プティヴェルド 69
種類:赤ワイン
ワイナリー:小布施ワイナリー
葡萄品種:プティヴェルド
葡萄産地:長野県上高井郡高山村ムラサキ農場
ヴィンテージ:2016
価格:しゅくりあ物件
抜栓日:2026年3月15日


小布施ワイナリーのドメイヌソガ サンシミ 2016 プティヴェルド 69です。
しゅくりあさんのワイン会で当たって、残りを持ち帰ったやつです。

10年経ってます。しゅくりあさんのセラーで10年熟成した成果やいかに。

トップノートはさわやか。その後、じっくりと芯がある感じの果実香。
口当たりはしっかり。酸味は適度。こなれた酸味で、同じくこなれた苦味渋味とあいまって、充実した味わい。
チーズと合わせたら、ほんのり甘さも顔を出して、大変結構。

ワインとチーズの講座 第12回2026/03/20

桜の開花も近いかという時期、柏の教室の本日の課題は「ピノ・ノワール」!!

それも第1回だと・・なんてすばらしいレッスンなんでしょう。そういえば、海外のピノ・ノワールは、初めてかも、ワクワク。

本日の教材は5本。
本日の教材は5本
左から①~③は日本ワイン、④⑤が海外ワイン、それも旧世界のワイン。今回のサブテーマは、”新世界:日本と旧世界“なんだそうな・・・。

“ピノ・ノワールは高価で・・特に⑤がね”という先生の珠玉の選択はいかに。

まずはピノ・ノワールについて。
・ピノ・ノワールは黒葡萄のひとつで、果実皮が薄い。タンニン控えめで、軽くエレガントな味わい。
・タンニン控えめということは、色が薄い、淡いということで、上から見るとグラスの下が透けて見える。
・明るいルビー色。
・チェリー、ラズベリーのような風味。
・果実味と酸味のバランスがよい。比較的酸味がしっかりしている。
・果皮が破れやすく、栽培が難しい。比較的高価。のに、作りたがる、飲みたがる人が多い!

 ピノのファンは全世界に多く、特にフランスのロマネコンティ等は非常に高価。

・代表産地は旧世界ではフランス、ドイツ、イタリア、オーストリア等。新世界ではアメリカ(特にカリフォルニア州)、ニュージーランド(マーティンボロが有名、ブルゴーニュ地方に気候が似ている)、チリ、アルゼンチン、日本等。

 旧世界がエレガントなピノなら、新世界はパワフルなピノ、という傾向がある。

・ピノ・ノワールは・・・ イタリアでは ピノ・ネロ(ネロとは黒の意)
            ・・・ ドイツでは  シュぺートブルグンダー  と呼ばれている

・・・・・・・・・・・早く飲ませてくれ・・・・・・・・ 


① 🍷それいゆ ピノ・ノワール 2023のきろく
それいゆ ピノ・ノワール 2023のきろく
種類:赤ワイン
ワイナリー:旭洋酒
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:山梨県山梨市岩出地区自社畑
ヴィンテージ:2023
販売価格:3960円
気になっていたそれいゆの「きろく」シリーズの1本。ここで出会えるとは。
本日の日本ワイン3本の中で、一番濃いめの色合い。
少しやんちゃな、ちょっと華やかさを感じる香り。
口当たりやわらか、酸味ややあり。
口当たりの後に続く味わいは引き締まって、のど越しはキュッと絞まる感じ。苦渋味はほぼ感じません。
時間が経って、香りにローストしたナッツのようなニュアンスが出てきました。味わいもまろやかになってきたような。
 

② 🍷ドメーヌ・フジタ 日向山 ピノ・ノワール 2023
ドメーヌ・フジタ 日向山 ピノ・ノワール 2023
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・フジタ
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:長野県小諸市糠地地区日向山圃場
ヴィンテージ:2023
販売価格:4950円
少しラムネの駄菓子みたいなニュアンスのある香り。
色の濃さは日本3本の中で真ん中。
口当たりはやわらかで、酸味は適度。
まろやかな味わいで、うまみが口中に広がる感じ。苦渋はなし。
のど越しは喉にグッと印象を残していきます。

2021年が藤田さんの唯一のリリースで、翌年は近所のテールドシエルへ委託醸造、2023はドメーヌ・フジタを引き継いだ織田さん自身が手掛ける初のピノ・ノワール。

 

③ 🍷楠 ピノ・ノワール 2022
楠 ピノ・ノワール 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:楠わいなりー
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:長野県須坂市
ヴィンテージ:2022
販売価格:3960円
先生が、”日本で一番のピノ・ノワールの造り手“とイチオシする楠わいなりー。香り高いピノだが、色は今までで一番淡い・・
やわらかでまろやかな香り。少し木のニュアンス。
口当たりはやわらか、酸味は日本3本の中で真ん中。
まろやかで優しい味わい。のど越ししっかり。苦渋味なし。
日本3本の中で一番エレガント(≒薄旨)かな。
 

④ 🍷クレブス シュぺートブルグンダー トロッケン 2022
クレブス シュぺートブルグンダー トロッケン 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:クレブス
葡萄品種:シュぺートブルグンダー(ピノ・ノワール)
葡萄産地:ドイツ国 ファルツ地方
ヴィンテージ:2022
販売価格:3465円
シュペートブルグンダー、フェルミエ以来だにゃ。
色は濃い。香りも濃い。爽やかな印象の香り。
口当たりはしっかり、酸味は適度。
軽く苦渋味もある、濃いめの味わい。

“醗酵は1200Lの木樽でパンピングオーバーしながら10か月熟成”と記載があった。
*パンピングオーバーとは、手作業の『ピジャージュ』(櫂入れ)ではなく、ポンプで発酵中のワインをタンク下部から上部に戻すことで攪拌する作業。ルモンタージュともいう。
人手が不要で、酸素不足のリスクも低いが、酸素過剰で発酵のスピードが上がりすぎるリスクがあるようです。

 

⑤ 🍷エロディ・ロワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2022
エロディ・ロワ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・エロディ・ロワ
葡萄品種:ピノ・ノワール
葡萄産地:フランス・ブルゴーニュ・コート ド ボーヌ
ヴィンテージ:2022
販売価格:8250円
本日一番濃い液体色で、アルコール度数13%は本日の課題5本の中で最高。
各所で評価の高い、女性ワインメーカーが作るワインだと。
香りはじんわり爽やかで豊か。
口当たりは豊か。酸味は適度。
味わいはしっかり、苦渋味も感じられます。そのうえで豊かな果実味。


本日の5杯
本日の5杯

 
ワシ的結論:日本のピノは、旧世界よりエレガント。



*本日のチーズ
本日のチーズ
①アッペンツエラー : スイス国の牛乳ハードタイプ
②ブリー   :   フランス国の牛乳白カビチーズ

 

次回は新世界でも、カリフォルニアやチリ国のワインを予定しているのだとか。



飲んで食った日: 2026年3月17日


*パンピングオーバーとは、醗酵中、醗酵槽の下からポンプで液体を吸い上げて、上からかける事。果帽と液体を混ぜ、醗酵を促し均一に行う事、果帽部分の温度調節、果帽からの成分抽などが目的。『ピジャージュ』が「櫂=攪拌用の棒」を発酵槽のワインに入れ液面に浮かび上がってくる果皮などの固形成分=「果帽」を手動で押し入れる作業であるのに対し、この『ルモンタージュ/ポンピングオーバー』は、発酵タンクに据え付けられたポンプの力を利用、タンク下部から発酵中のワインを抜き出しタンク上部に流し入れて戻すことで液面の固形物を沈め攪拌する作業です。基本的に、実施している作業内容は同じということ。

この2つの作業のどちらを採用するかは生産者の考え方によっても異なりますし、また同じ生産者でも仕込むワインによって作業内容を使い分けることもあります。

ポンプを使用してのルモンタージュは人の手による作業が不要であり、且つ発行中の二酸化炭素発生⇒酸素不足による事故などのリスクを回避することもできます。それでもポンプによるルモンタージュを嫌う生産者がいるのは、ポンプで抽出したワインは酸素が非常に多く含まれているため酵母の活動を過度に促進し、発酵のスピードが上がりすぎてしまうと考えるから。発酵のスピードを抑え、ゆっくりと丁寧に仕込んでいくには手作業による櫂入れの方がベター、ということです。