四国ワインの会その12023/05/30

錦糸町のジョイーレで開かれた、四国ワインの会に行ってきました。

本日は四国のワイナリー5社が出品。大三島さん以外の4社はワイナリーの方がいらっしゃってました。
席にはメニューが。
メニュー

乾杯用にと大三島さんのみかんの泡が注がれました。
(写真撮り忘れました。)
島みかん 2022 宗方温州スパークリング
種類:みかんスパークリング
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種:温州ミカン
葡萄産地:大三島・宗方地区
ヴィンテージ:2022
色はミカン色。味わいは結構ちゃんとしてるなあ、という印象です。変に甘ったるいところはなく、おいしくいただけました。

お料理が配られます。
まずは前菜盛合せ。
前菜盛合せ
全部、メイン素材は四国産。こだわりましたね~。

各テーブルにワイナリーの方が自社のワインを持って順番に廻ってくる形式。
当テーブルは井上ワイナリーさんから。
以前、高知のアンテナショップの「おきゃく」で開かれたワイン会でいただいたことがあります。

tosa cavatina 山北コベル2022
井上ワイナリー山北コベル2022
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:コベル(リースリング×ヤマブドウ)※オリジナル品種
葡萄産地:高知県香南市香我美町山北
ヴィンテージ:2022
コベルというのは、リースリングとヤマブドウを掛け合わせたオリジナル品種とのこと。山葡萄っぽさは全く感じないし、リースリングでよくある鋭い酸味もありません。両方の欠点を消しあって、バランスが良くなっているように感じます。

tosa cavatina 梼原シャルドネ2022
井上ワイナリー梼原シャルドネ2022
種類:白ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:高知県高岡郡梼原町
ヴィンテージ:2022
「おきゃく」ではいただかなかったやつかな。なかなかいいんじゃないでしょうか。山葡萄入ってないからかな。

TOSA 山北 2021
井上ワイナリーTOSA山北2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:井上ワイナリー
葡萄品種:エイトゴールド(ピノノワール×ヤマブドウ)
葡萄産地:高知県香南市香我美町山北
ヴィンテージ:2021
これはいただいたことのあるやつ。これも山葡萄の欠点はなくなっていますね。ただ、ピノノワールっぽさはほとんど感じられませんね。もうちょっと柔らかみが出ればいいんだけれど。

昨年は井上ワイナリーさんのワインは全部売切れで、ボトルが買えない状態でしたが、今年は大丈夫だそうです。生産量が増えたこともあるそうです。
山梨の丸藤さんと関係があって、今もコンサルしてもらっているとのこと。いいところとつながってますねえ。
シャルドネの他にもタナとか、ヴィニフェラ種も植えているとのことで、今後が楽しみです。

四国ワイン会、続きます


食って飲んだ日:2023年5月28日



四国ワインの会その22023/05/30

錦糸町のジョイーレで開かれた、四国ワインの会。続きです。

次はよさこいワイナリーさん。
こちらのワインをいただくのははじめてです。
自社畑の生食用葡萄でワインを造る方針とのこと。

2022 藤稔 泡
よさこいワイナリー藤稔泡2022
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:藤稔
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
食べておいしいふじみのり。ワインにしちゃうのね。
福山ワイン工房での委託醸造とのこと。軽めですが、味はちゃんとあるような。

2022 雄宝
よさこいワイナリー雄宝2022
種類:オレンジワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:雄宝というシャインマスカット系ぶどう
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
オレンジワインとのことですが、色は薄めで、白ワインに近いかな。普通の白ワインよりは少し味わいがあるかなあ。
軽めですが、カツオのたたきとは好相性かも。


2022藤稔
よさこいワイナリー藤稔2022
種類:ロゼワイン
ワイナリー:よさ来いワイナリー
葡萄品種:藤稔
葡萄産地:高知県南国市産
ヴィンテージ:2022
色がきれい。香りはさわやか、味わいも軽めですっきりです。


よさこいさんのワインはどれも軽めの味わいで、嫌みの無いきれいな感じです。濃くて重いワインを造る気はさらさらなさそう。
土佐の皿鉢料理に合わせて、酔鯨や司牡丹の日本酒育ちのおっさんに飲ませるには、これがいいのかもしれないですねえ。

高知市内の繁華街に街中ワイナリーを建てようとしていて、クラウドファンディングもやってるそうです。
ぜひレストランも併設してほしいと、お願いしておきました。



食って飲んだ日:2023年5月28日



四国ワインの会その32023/05/30

四国ワインの会、続きです。

メインの料理は阿波尾鶏のモモのグリル。
メイン

3軒目はNatanさん。
ジョイーレさんや青山のno.501さんなどで何度かいただいたことがあります。

Re-
NATAN Re- 2022
種類:オレンジワイン
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄品種:マスカットベーリーA52%、ピオーネ47%、ネオマスカット1%
葡萄産地:徳島県阿波市産
ヴィンテージ:2022
何度かいただいたことがあるのはこれですね。軽旨系。


ばいばい
NATANばいばい
種類:オレンジロゼ
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄品種:デラウエア、マスカットベーリーA
葡萄産地:山形県産
ヴィンテージ:N.V,
写真のボトルは濡れていて、ラベルが黒っぽく写ってますが、乾いたラベルは桃色でした。
これも軽め。Re-との違いがあまりはっきり思い出せません。


kilig 2022
NATANkilig2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:Natan葡萄酒醸造所
葡萄産地品種:岩手県産キャンベル 52%
葡萄産地品種:山形県産マスカットベーリーA 48%
ヴィンテージ:2022
kilig(キリグ)=胸きゅんという意味だそうです。
クレーレくらいの淡い色合い。味わいもクレーレくらいかな。
変な甘ったるさはなかったような気がしますが。

欠席の大三島さんのワインも出てきました。

島白 2021 シャルドネ100% 樽熟成
大三島島白2022
種類:白ワイン
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種:シャルドネ100%
葡萄産地:愛媛県今治市大三島町
ヴィンテージ:2021
実はあまり期待していなかったんですが、予想以上にしっかりした味わいだったような。


島で醸す2022 デラウェア100% オレンジ
大三島島で醸す2022
種類:オレンジワイン
ワイナリー:大三島みんなのワイナリー
葡萄品種:デラウェア
葡萄産地:山形県産
ヴィンテージ:2022
ラブルスカ臭はあまり感じなかったような。
機会があったら大三島には行ってもいいかな。



食って飲んだ日:2023年5月28日



四国ワインの会その42023/05/30

料理の最後にリゾットが出たんですが、写真忘れました。鯛の刺身が乗ってました。

最後のワイナリーは224ワイナリーさん。
小豆島でワイナリーを始めたんですって。
実は全く期待していませんでした。

島シャン2022
224ワイナリー島シャン2022
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:デラウェア/シャルドネ4:1
葡萄産地:香川県小豆島産
ヴィンテージ:2022
224ワイナリーのフラグシップワインだそうです。これが大変結構な出来。期待を大幅に、良い方に裏切ってくれました。
ワインづくりに関しては、大阪のカタシモワイナリーさんに多大にお世話になったとか。
島シャンという名前はたこシャンのパクリ・・・じゃなくて、カタシモワイナリーさんへのオマージュですね。
2022年からは自家醸造になったそうで、こいつが自家醸造デビュー作。
同じテーブルにずいぶん詳しそうな方が同席なさっていたんですが、その方が、たこシャンよりウマいと言ってました。たこシャンがまずかったという記憶はありませんが、こっちの方が美味しいという意見には同意します。


島ルージュ“混醸”メルロー・カベルネ2022
224ワイナリー島ルージュM&CS2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:メルロー/カベルネ・ソーヴィニヨン (2:1)
葡萄産地:香川県小豆島自社畑
ヴィンテージ:2022
自社畑の赤。今日飲んだ赤ワインではこれがナンバーワンでしょう。
正直224さんは、功成り名を遂げたおっさんが趣味で始めた、なんちゃってワイナリーだと思っていたのですが、大変にお見それいたしました。赤ワインに関しては、四国随一の本格派とも言えると思います。まだ木が若いとのことなので、数年先がとても楽しみです。
収量が増えたらメルローやカベソーの単体も出すでしょうが、この混醸は造り続けるって言ってました。


小豆島醸造メルロー/Merlot’2022
224ワイナリー小豆島醸造メルロー2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:224ワイナリー
葡萄品種:メルロー
葡萄産地:兵庫県神戸ワイナリー
ヴィンテージ:2022
これは買い葡萄ですが、神戸ワイナリーさんのメルローだそうです。これもなかなかの出来で、本家よりおいしいんじゃないか?とさえ思います。

今回のワイン会の一番の収穫は、224さんですね。


食って飲んだ日:2023年5月28日