OIV登録品種サミット-12023/12/22

永田町で開かれた、OIV登録品種サミットという会合に参加してきました。
OIVとは国際ブドウ・ワイン機構といって、国際的な機関のようです。日本固有の品種で、ここに登録されているのが甲州、マスカットベーリーA、山幸の3品種。それらに関する講演とテイスティングの会でした。
テイスティングには3品種意外の日本品種も提供がありました。

記事は、飲んだ順ではなくて、資料の番号順です。
まずは赤ワインから。

めむろ 山幸【OGAWA YUTAKA】 vin2021
めむろ山幸
種類:赤ワイン
ワイナリー:めむろワイナリー
葡萄品種:山幸
葡萄産地:北海道十勝芽室町産
ヴィンテージ:2021
紫っぽい色合い。山葡萄特有の重さとかえぐみのようなものは感じません。軽めでコクのある味わい。

めむろワイナリーでは、【生産者固有の畑ごとのワイン】ということで、ブドウの受入~仕込み~醸造~製品化まで、すべての行程をブドウ生産者ごとに個別で行っているとのこと。この山幸は【小川圃場】の物を100%使用だそうです。

まきばの家 山幸 2022
まきばの家山幸
種類:赤ワイン
ワイナリー:十勝まきばの家ワイナリー
葡萄品種:山幸
葡萄産地:北海道十勝・池田町と思われ
ヴィンテージ:2022
臙脂色で軽い甘さも感じる、意外に軽い味。こちらも山葡萄みたいなえぐさやくどさはありません。
フレンチオーク樽で8ヶ月熟成だそうです。

ピノ・コッリーナ松ケ岡 マスカットベーリーA 2022
ピノコリーナMBA2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:ピノ・コッリーナ松ケ岡
葡萄品種:マスカットベーリーA
葡萄産地:山形県と思われ
ヴィンテージ:2022
軽い酸味を感じる味わい。
資料には2023vtとあったけれど、実物のエチケットはは2022でした。
解説に10月に収穫して樽熟成6ヶ月とあったから、2023では不可能だよね。

岩の原 マスカットベーリーA 2021
岩の原MBA2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:岩の原葡萄園
葡萄品種:マスカット・ベーリーA
葡萄産地:新潟県上越市岩の原葡萄園産ぶどう100%
ヴィンテージ:2021
マスカットベーリーAっぽい香り。
軽い甘さに酸味、味わいのバランスがいいです。
さすがマスカットベーリーAの本家本元ですね。

岩の原 ブラッククイーン 2021
岩の原BQ
種類:赤ワイン
ワイナリー:岩の原葡萄園
葡萄品種:ブラック・クイーン
葡萄産地:新潟県上越市岩の原葡萄園産ぶどう100%
ヴィンテージ:2021
適度な酸味に少し甘さが加わって、コクもあります。なかなか結構です。
こちらも元祖ブラッククイーンですからね。

出品酒全部はとてもいただけませんでしたが、赤ワイン、続きます。


飲んだ日:2023年12月9日