しゅくりあ金原会2025/08/27

本日のしゅくりあワイン会は、今年2回目の「ウッディーファームを楽しむ会」。

ウッディーファームを退職したばかりの元醸造家、金原勇人さんがゲスト。ご本人曰く、“ウッディーファームとして参加する最後のワイン会になるでしょう、思い入れのあるヴィンテージを飲んでみたい”とのこと。2015年入社で2024年ヴィンテージの殆ど迄に関わってきた金原さん。

本日のワインリストを見て、“こんなに一度に・・しかも全て売切れたものばかり・・”だそうな。
献立:ワインリスト
(7番のアルバリーニョと14番のカベルネフランはくじで当たったので、飲まずにお持ち帰り。)

 まずは泡から。

🍷プライベートリザーブ ブリュットナチュール 2015
プライベートリザーブ ブリュットナチュール 2015
種類:白スパークリングワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ 57%, ピノ・ノワール32%, シュナンブラン11%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2015
60カ月熟成のスパ-クリングだそうです
落ち着いた、こもったような香り。熟成香かな?
泡なのに口当たりはやわらかで、落ち着いてます。酸味は適度。
やわらかくて穏やかな苦味を伴った、柔らかくて豊かでじんわりした味わい。
 
*前菜:
前菜
鮪の燻製生ハム&豆腐チーズ 焼き茄子 ずいき青紫蘇和え 鰆西京焼き サーモンアーモンド揚げ (真ん中)ままかり砧巻き

*ブルーベリー&スモークタンのサラダ
サラダ
 ~人参おろしマヨネーズ ・ 柚子フレンチドレッシングにて

 🍷植ノ山畑 シャルドネ 2020 
植ノ山畑 シャルドネ 2020
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ90% プティマンサン10%
葡萄産地:山形県上山市植ノ山畑
ヴィンテージ:2020
爽やかな香り。
キリっとした口当たり。軽~い甘さのニュアンスをともないつつ、ドライな味わい。
  

🍷エンジェルブラン 2021 白
エンジェルブラン 2021
種類:白ワイン
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ88% アルバニーリョ12% 100%樽熟成(全て古樽)
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2021
製造300本!
醸したような、こもったような香り。
ちょっと苦味のある口当たり。酸味は適度。
ドライ感はありつつ、豊かな味わい。


🍷ソーヴィニヨンブラン 2023 白
ソーヴィニヨンブラン 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2023 
香りはほのか。口当たりはじっくり。酸味は適度。
柔らかくじんわり味。

 
🍷ウッディブラン 2023 白
ウッディブラン 2023
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ62%、ピノ・ノワール24%、ソーヴィニヨンブラン10%、アルバリーニョ4%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2023 
爽やかな香り。キリっとした口当たり。酸味は適度。


*蟹&茶豆のカッペリーニみたいなあ 冷やし蕎麦
冷やし蕎麦
 

*長良川 天然鮎塩焼き
天然鮎塩焼き
 

*チキンカチャトーラみたいなあ ホイル焼き
ホイル焼き
 

🍷ポーキー・ピンク 2022 ロゼ トライアルバッチ 
ポーキー・ピンク 2022 ロゼ トライアルバッチ
種類:ロゼワイン
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン・シャルドネ・メルロー
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2022
2021年からウッディファームで研修していた佐藤正季さんによる作品。
トライアルバッチは早めに飲んでね~、と金原さんより。
落ち着いた香り。柔らかく、適度な酸味の口当たり。
ボディはふくらみがあり、酸は優しい。


🍷原口畑 プティ・マンサン オレンジ 2019 
原口畑 プティ・マンサン オレンジ 2019 
種類:オレンジワイン
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:プティマンサン
葡萄産地:山形県上山市原口畑
ヴィンテージ:2019
オレンジワイン?どうみても外見は普通の白ワイン。普通のオレンジワインと異なり、果汁に皮を浸しておくスキンコンタクトを1週間行っただけで、発酵は皮を除いてから行ったものだとか。
  少し甘やかな、落ち着いた香り。
口当たりはやわらかで豊か。酸味は適度。味わいのボディは豊か。
他の白ワインと比較してよーく見てみると、すこーしだけオレンジがかっているかなぁ。
2番が プティ・マンサン オレンジ、4番がフィルマンサン
2番が プティ・マンサン オレンジ、4番がフィルマンサン
 

🍷フィルマンサン 2021 
フィルマンサン 2021 
種類:白ワイン
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:プティマンサン72%・シャルドネ23%・アルバリーニョ5%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2022
樽比率100%、うち新樽発酵プティマンサン3%
グッとくる香り、口当たりはしっかり。酸味は適度。
 このくらい飲んでくると、細かい違いが判らなくなってくる・・・
 

🍷壺マンサン&アルバリーニョ 2021 
壺マンサン&アルバリーニョ 2021 
種類:白ワイン
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:プティ・マンサン48%、 アルバリーニョ47%、 シャルドネ5%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2022
金原さんが今回のワインの中で自信作という2本のうちのひとつ。
蜜のような豊かな香り。
口当たりはやわらかで、広がりのある味わい。
後口に軽い苦味。
 

🍷アルバリーニョ 遅摘み 2023 
アルバリーニョ 遅摘み 2023
種類:白ワイン  
ワイナリー: ウッディファーム&ワイナリー  
葡萄品種:アルバリーニョ93%・プティマンサン7%  
葡萄産地:山形県上山市自社畑  
ヴィンテージ:2023  
キリっと凛々しい香り。
甘苦いような、口当たり。酸味はやや控えめ。
凛々しくて、ドライながらも幅のある味わい。
 

*(追加)黒毛和牛サーロイン
黒毛和牛サーロイン
「岩手県 江刺牛」

 

*冷製 合鴨ロース
合鴨ロース
 苺ソースにて

 
🍷ピノノワール 2019 
ピノノワール 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2019
園主のピノノワールが初めてワインになったもの。野生酵母にて。思い入れのある一品だとか。
やわらかな香り。
口当たりはやわらか、酸味は適度。
優しく広がるやわらかな味わい。
 

🍷ブラン・ド・カベルネ 2023 白 トライアルバッチ
ブラン・ド・カベルネ 2023 白 トライアルバッチ
種類:白ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:カベルネフラン84%、シャルドネ13%、カベルネソーヴィニヨン3%
葡萄産地:山形県上山市自社畑
ヴィンテージ:2023
オレンジワインぽいかおり。口当たりは穏やか。
酸味は適度。柔らかく広がる味わい。


*鱧フライ
鱧フライ
 ~梅酢塩にて

 
*小っちゃいおまけ:
小っちゃいおまけ
とうもろこしプリン&人参ババロア

  
🍷カベルネ・ソーヴィニョン Yoshio 2019
カベルネ・ソーヴィニョン Yoshio 2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニョン(フレンチオーク樽12か月)
葡萄産地:山形県上山市自社畑 義男畑(義男畑には現在はシラーを植えているとのこと。)
ヴィンテージ:2019
やわらかで濃い香り。口当たりはしっかり。酸味は適度。
奥深い味わい。


🍷Yメルロー 2020 赤
Yメルロー 2020 赤
種類:赤ワイン
ワイナリー:ウッディファーム&ワイナリー
葡萄品種:メルロー91%、カベルネ・ソーヴィニョン9% 樽熟成 100%(アメリカンオーク 新樽9%)
葡萄産地:山形県上山市自社畑 植ノ⼭畑、原⼝畑
ヴィンテージ:2020
金原さんが今回のワインの中で自信作という2本のうちのひとつ。
Yoshioと比べると、わりとキリっとした香り。口当たりはしっかり。
酸味は適度。味わいのボディはしっかり。


金原さんにライバルのワインをと、セラーにあった奴から追加で。

🍷小布施ワイナリー プティマンサン 2016
小布施ワイナリー プティマンサン 2016
種類:白ワイン
ワイナリー:小布施ワイナリー
葡萄品種:プティマンサン
葡萄産地:長野県上高井郡小布施町
ヴィンテージ:2016
甘やかで豊かな香り。
口当たりは濃厚。やわらかで適度な酸味・・・というか、酸はしっかりあるけれど、味わいが濃いので、酸っぱく感じないような。
やわらかくてしっかりした味わい。

 
勢ぞろい

食って飲んだ日:2025年8月24日



以下、引用・解説など。

🍷ブリュットナチュール 2015
一口で多幸感に溢れる60カ月熟成のスパ-クリング
6年以上を澱と一緒に熟成したワインです。スパ-クリングの醸造は工芸品に近い印象があります。様々な原酒から組み立ててベ-スワインを造る所から、どのようにして数年先を予測するのか…結果がわかるまでの時間を考えると途方もない作業です。設計は当時の醸造責任者のものです。私は最も近くで見ていましたが、6年後の今の香りを想像だにしませんでした。このVT特有のセパ-ジュです。一つ見かけない品種があると思いますが、恐らくこの品種が中々いい仕事をしていると思います。これ以外のBRUT NATUREには感じない要素です。蜂蜜にパイナップルの甘露な芳香、イ-ストの印象も控えめに感じます。完熟したフル-ツに焦点を置いた、渾身の設計図に改めて畏敬の念を覚える他ありません。
2015年産のブリュットの醸造はイレギュラ-が多かった13〜14VTと違い、標準を定めて行った初のVTです。全て同じ時期に収穫し、全種類を一緒に全房プレスしました。混醸スタイルで果汁を取得し、ステンレスタンクで温度コントロ-ルせずに発酵を行っています。当時の醸造責任者とスティルの状態で抜群に良かった事を記憶しています。自然な清澄の後、瓶内二次発酵へ移ってからは待つこと6年。この間、環境も人間も様々な変化を経験しました。ワインにとっての6年はどんな変化になったのでしょうか。デコルジュマンをすると、ワイン醸造に転身した6年前の自分と話が出来たようで感慨深いものがありました。その後さらに1年休ませ満を持して出荷です。
公式コメントにあるように、金原さんが前任の醸造責任者国吉一平さんのもとで造った初めてのヴィンテージ。入社した年でとても暑かった、いろいろ印象深いという。そして、シュナンブランはこの年を最後に抜いてしまったそうな。


🍷ポーキー・ピンク 2022 ロゼ トライアルバッチ 
ニュージーランドで活躍していたという佐藤さんは只今、独立に向けて開墾中とのことです。
今年は、非常に厳しいヴィンテージで、思ったほどの収穫量が見込めないことから始まったこのトライアルバッチ。
NZ経験の長い佐藤さんはソーヴィニヨンブランをメインに選択し、赤ワインをブレンドする事で不足要素を補い美しい味わいを表現しています。特にメルロが含まれる事で、これまでにないフレーバーに変化しています。
試験醸造のため、最初で最後のリリースになるかもしれません。


🍷原口畑 プティ・マンサン オレンジ 2019 
オレンジワイン?どうみても外見は普通の白ワイン。果汁に皮を浸しておくスキンコンタクトを1週間行った(だけで、皮を除いてから発酵した)もの。貯蔵期間としては最短で、オレンジワインと言っても通常とは違う造り。オレンジ?水溶性の成分を主に抽出した、色は付いていない。


🍷壺マンサン&アルバリーニョ 2021
山形県大石田にある次年子窯が作成した壺で醸したプティマンサンと新樽発酵させた貴腐の付いたアルバリーニョを等量。緩衝としてシャルドネをブレンド。飴色に輝く。この年に初めて造り、2023年にもこれに似たものを造っている。
“この中で自信作と言えばどれ?”の問いに、金原さんが挙げた2つのうちのひとつ。“自分でもうまくいったと思っている”と。


 🍷ソーヴィニヨンブラン 2023 白
ソーヴィニヨンブランらしい、最も良かった印象のもの。ボルドー液を前に出さない造り??

 
🍷ウッディブラン 2023 白
少し前の認識では、山形県は日本でも冷涼な地域とされていたが、2023年から山形も相当な高温になってきて、造りを変えざるを得なかった。今後もそういった傾向が続く・・すでに今年もそう!


🍷ポーキー・ピンク 2022 ロゼ トライアルバッチ 
こちらは試験醸造として造られたトライアルバッチ。2021年からウッディファームで研修していた佐藤正季さんによる作品。
トライアルバッチは早めに飲んでね~、と金原さんより。


🍷アルバリーニョ 遅摘み 2022 
穏やかでまあるい香り。口当たりはしっかり。酸味は適度。味わいに厚みがあって、結構ですねえ。
樽比率35%、うち新樽30%。貴腐混じりの発酵で独特のフレーバー。
2022年から、“遅摘み”をスタートさせた。

 
🍷ブラン・ド・カベルネ 2023 白 トライアルバッチ
カベルネフランは耐病性も高く収穫量も安定しています。では可能性があるか?と問われると【赤ワインとして仕込む品質になるかどうかは難しい】 ブドウの色付きにムラが大きく、まるでグリ系のブドウに見間違えるほど。糖度は十分でも赤ワインにするべきか迷うブドウが収穫されました。
私達の選択は、白ワインとして仕込む事でした。
抽出をせずに果汁のみで仕込む事は黒ブドウとして生を受けた品種への冒涜にも感じ、当初は大きな葛藤もありました。
しかし白ワインとして仕込む事でしか生まれない味わいにも勇気つけられた思いです。
“品種を生かす発想ではない。2023が暑くて赤ワインの着色がうまくいかず、白ワインへ醸したのがこれ”と金原さん。

 
🍷カベルネ・ソーヴィニョン Yoshio 2019
Yoshioのラストが2020年。収穫が終わったら抜いてしまい、その後はシラーを植えた。現在はこのシラーとピノ・ノワールのロゼを作っている。

 
🍷Yメルロー 2020 赤
芳しい赤ワイン香。酸味は適度。少し甘さのニュアンスの口当たり。苦渋のコクを伴った豊かな味わいです。
Yメルロの【Y】は、義男翁への敬意を表しているのだけれど、義男翁のメルローの樹自体はすでに抜かれているとのこと。
現在は、上級メルロに【Y】を冠しているとのことです。
金原さんが今回のワインの中で自信作という2本のうちのひとつ。

 



コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tanusan.asablo.jp/blog/2025/08/27/9798873/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。