札幌 道産ワイン応援団 ヴェレゾン ― 2022/09/07
札幌の、道産ワイン応援団、ヴェレゾンさんに行きました。
前回札幌に泊まった時、行こうと思ったんですが、店主出張でお休みでした。
今回はリベンジです。
営業確認の連絡をしたら、どうやら、ちょうどいい時間は予約しないと席にありつけないご様子。予約しました。
ちょっと迷って地下のお店に到着。
お店はあまり広くないうえにワインが所狭しと置いてあって、手狭。
席も簡易な椅子とテーブルで、座り心地が良いとは言えませんね。
所狭しと置いてあるワインの品ぞろえは、凄い、です。
見たことも聞いたこともないワインがいっぱい。しかもほとんど北海道産。
(山梨の共栄堂もありましたけど)
グラスでいただけるのがおそらく10種類以上はありそうです。
まず泡を、ということでお勧めくださったのが、共栄堂と、北海道の上の泡。お初にお目にかかります。
上の泡 セイベル ロゼスパークリング2021
種類:ロゼ・スパークリングワイン
ワイナリー:上ノ国ワイナリー
葡萄品種:セイベル種
葡萄産地:北海道厚沢部
ヴィンテージ:2021
北海道上ノ国町の新しいワイナリー、上ノ国ワイナリーの第一号ワインだそうです。ロゼ、ということですが、結構色が濃いですね。泡はそれほど強くありません。
白をお願いしたら、数種類ご紹介くださいました。その中から、これも初めてのやつ。
DUE PUNTI Nostalgia 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:Due Punti Vineyards
葡萄品種:シャルドネ 85% ケルナー15%
葡萄産地:北海道余市町
ヴィンテージ:2021
DUE PUNTIは(ドゥエ プンティ)と読むようです。ワイナリーは函館の近く、北斗市に最近開きましたが、その前は余市のキャメルファームにいたとのこと。醸造は、上記の上の泡の上ノ国さんワイナリーに委託のようです。
お料理はそれほど品数がありません。
まずは、Veresonプレートと、
生ハムサラダ。
続いて赤ワイン。やはり数種類お勧めいただいた中から、これまたはじめましての、
えべおつ Wein der Glanz 2020 輝 - 樽熟成
種類:赤ワイン
ワイナリー:えべおつWein(エベオツ ヴァイン)
葡萄品種:ピノノワール75%、ツヴァイゲルト25%
葡萄産地:滝川市江部乙町
ヴィンテージ:2020
平川ワイナリーで修業した方が江部乙町で開園、できた葡萄を10Rワイナリーで委託醸造したとのこと。der Glanzは、デア・グランツと読むようです。
もう一杯、これはラベルだけは見たことがあるような、でも飲むのは初めての、
宇都宮ヴィンヤード ヲソキナイノルビー 2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:宇都宮ヴィンヤード
葡萄品種:セイベル13053にゲヴェルツ20%混醸
葡萄産地:北海道、浦臼町晩生内
ヴィンテージ:2020
ヲソキナイ=晩生内。地名ですね。
醸造は10R。セイベル13053という赤ワイン品種で頑張っておられる。ファーストヴィンテージは2015年で、そろそろ脂がのってきたところでしょうか。
チーズの盛り合わせもいただきました。
お料理、素敵な盛り付けで出てきますが、少々お時間がかかるような。
最後の1杯は、よく知っている10Rワイナリーさんの、初めて見るやつ。
こことあるツヴァイのクヴェヴリ2019
種類:赤ワイン
ワイナリー:10Rワイナリー
葡萄品種:ツヴァイゲルト
葡萄産地:北海道余市町登
ヴィンテージ:2019
上記二つのワインの委託醸造先、いわば親玉の10Rワイナリーさんの、こことあるです。クヴェヴリとは醸造用の壺のこと。壺で醸造したとのことですが、壺らしさ、というのはまだよくわかりません。
ワインは、初めていただく新進のワイナリーのものが多かったんですが、どれも結構な味わいで、北海道の新しい造り手がどんどん増えていて、そのレベルがみな高いのが良くわかりました。
ヴェレゾンさん、新しいワインの調査に来るのには絶好のお店ですが、お食事のつもりで来ちゃいけませんね。
このお店、16時開店なので、開店早々に来て、簡単なつまみで1,2杯ひっかけて、17時過ぎたらお食事は別の店で、というのがよろしいようで。
飲んだ日:2022年9月2日
札幌 かま田 ― 2022/09/07
札幌にある、北海道産酒BAR かま田 さんに行きました。
この晩、2軒目です。1軒目であまり食べられなかったので・・・
以前一回来たことがあって、好印象だったので。
「北海道産酒BAR」とあって、店内暗めの居酒屋というたたずまいですが、北海道産のワインもいただけます。
店は暗いけれど、お店のスタッフの応対は明るくて結構です。
いただいたのは、ザンギと、
焼きたらこ
・・・これ、中身がレアの、大変結構な焼き加減。
そしてチーズの盛り合わせ。
ワインは、
オチガビ ヴァン ルージュ
種類:赤ワイン
ワイナリー:オチガビワイナリー
葡萄品種:レゲント、ドルンフェルダー
葡萄産地:北海道余市
ヴィンテージ:N.V.
余市の定評のあるワイナリー、オチガビさん。葡萄がレゲントとドルンフェルダー、ちょっと珍しい品種ですよね。なかなかしっかりした、硬派な味わいだったかな。
ドメーヌレゾン 中富良野 オレンジ 2022
種類:オレンジワイン
ワイナリー:ドメーヌレゾン
葡萄品種:ピノグリ、ピノブラン
葡萄産地:北海道中富良野町
ヴィンテージ:N.V.
レゾンさん、近所の酒屋さんでも扱っていますが、このオレンジワインは扱いが無いようで、私は初めていただきます。フルーティな酸味、かな。
滝沢ワイナリー ケルナー 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:滝沢ワイナリー
葡萄品種:ケルナー
葡萄産地:北海道余市町中井観光農園
ヴィンテージ:2021
おいしいのは分かっているのに、東京ではあまりいただけない滝沢さん。
北海道のケルナー、良いですねえ。
奥尻ワイナリー ツヴァイゲルトレーベ 2020
種類:赤ワイン
ワイナリー:奥尻ワイナリー
葡萄品種:ツヴァイゲルトレーベ
葡萄産地:北海道奥尻島
ヴィンテージ:2020
奥尻ワインなんですが、以前、メルローの白、というやつをいただいて、美味しくなくて、ずーっと悪い印象を抱いていました。
改めて赤品種の赤ワインをいただいてみましたら・・・なんだ、やっぱりおいしいじゃないか。
あの、メルローの白、はいったい何だったんだろう。
飲んだ日:2022年9月2日
仁木 ル・レーヴ ワイナリー ― 2022/09/07
北海道の仁木町で、仁木ワインバスという企画をやってます。
土日に、仁木駅からワイナリーをめぐるバスを運行していまして、運賃は無料です。
運行は1日5便。ワイナリーで降りて楽しんで、次の便で先に進む、という楽しみ方が出来ます。
先日これに乗りまして。
最初に降りたのがル・レーヴ・ワイナリーさん。
バスの運行日に合わせて、試飲のできるカフェを営業してくれています。
モダンな建物のワイナリー。
庭先からすぐにヴィンヤードが広がってます。
11時のオープンに合わせて、次々とお客さんが集まってきます。
さて、本日のグラスワインのメニューは、7種類。
3種類づつのテイスティングセットもあります。
ズラリと並んだ中から選びます。
まずは2セット6種類。
グラスの足元に、ワインの名前の札を付けてくれてます。
写真の左から順番に・・・
MUSUBI 2020
種類:白ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:ムニエ、シャルドネ、ピノグリ、トラミーナ、ピノノワール、ドルンフェルダー、メルロー
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2020
MUSUBIは2020をいただきました。2021は以前いただいたことがある(ような気がする…おいしかった)ので、2020の方にしました。
葡萄はなんと7種類の混醸。メルローやらドルンフェルダーやら、赤用品種まで入ってます。
MUSUBI ~Sparkling~ (Wasanbon) 2021
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ、ムニエ、ピノグリ、トラミーナ、ピノノワール
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
こちらは5種類の葡萄を混ぜて自然酵母で発酵。シャンパンと同じ瓶内二次発酵に、和三盆糖を使っているという、贅沢な泡ですね。きりっとしていて結構です。
Chardonnay 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
混醸がウリのル・レーヴさんでなんとシャルドネ単一。しかも樽発酵だそうです。樽香があった・・・ような気がする・・・
GAKU 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
ピノノワール単体。ふくらみのある豊かな味わいでしたかね。
ENISHI 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:ムニエ、ピノノワール
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
こちらはムニエとピノノワールの混醸。ムニエって、初めて聞くけど、赤用品種なんですかね。ムニエを使った赤は珍しいと解説にあったから、どうなんでしょう。3つの赤の中で、一番色が淡いような。
MIYABI 2021
種類:赤ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:ドルンフェルダー、メルロー
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
こちらはドルンフェルダーとメルロー。ピノノワールに比べると、しっかりした味わいですかね。
試飲セットはここまで。
しばらくしてから、もう一度ここに立ち寄りまして、試飲セットじゃない、レギュラーのグラスワインを2杯いただきました。
さっき飲まなかったMUSUBI2021と、さっきおいしかったGAKUをいただきました。
こうやって、葡萄畑を愛でながらワインを味わえるわけです。
MUSUBI 2021
種類:白ワイン
ワイナリー:ル・レーヴ ワイナリー
葡萄品種:シャルドネ、ムニエ、ピノグリ、トラミーナ、ピノノワール、ピノブラン、ドルンフェルダー、メルロー
葡萄産地:北海道仁木町自社畑
ヴィンテージ:2021
さっきのMUSUBI2020は葡萄7種類でしたが、2021は8種類。ピノブランが増えてますね。ピノブラン有り無しの違いはよくわかりません。どちらもおいしいです。が、グラスが変わったせいか、ひときわおいしく感じます。
さっきもいただいたピノノワールのGAKUを、今度は赤ワイン用の大きなグラスでいただいたんですが、さっきの試飲よりさらにおいしいような気がします。やっぱり香りがね、グラスで変わりますよね。味わいもかな。
飲んだ日:2022年9月3日
仁木 Naritaya ― 2022/09/07
仁木町のワインバスは、蕎麦のNaritayaさんの前にも止まります。
人気のお店。予約してランチに伺いました。
開店は11時半、ちょうどの時間に着くバスは無いので、ル・レーヴさんで試飲した後、10分ほど歩いて行きました。店の前にはすでに行列が。予約しておいてよかった。
カウンターの席に通されました。カウンター越しに景色を愛でられます。
大変結構ですが、南向きなので、昼の日差しが強烈。この後すぐにスクリーンを下ろしました。
Naritayaさんは葡萄の栽培もしていて、2021年が初収穫だそうです。
その葡萄をル・レーヴ・ワイナリーさんが醸造して、ワインが出来たとのこと。
Naritayaさん店内限定で1人1杯、グラスでいただけます。
ワインのお供に、蕎麦前プレートという品があります。これと併せてお願いしました。
まずワインがグラスで出てきました。
ボトルを借りて撮影させていただきました。
Asahidai 245 Blanc 2021 Épisode 0
種類:白ワイン
ワイナリー:Naritaya
(醸造はル・レーヴ・ワイナリー)
葡萄品種:シャルドネ、ピノ・グリ、リースリング、ピノ・ブラン ほか
葡萄産地:北海道余市郡仁木町旭台
ヴィンテージ:2021
アサヒダイ245ブラン 2021 エピソード 0、Naritayaさんの畑の番地は仁木町旭台245番地。予定外にワインが出来たので、「Épisode 0」とつけたとのことです。2022ヴィンテージが予定通りのÉpisode 1になるのでしょうね。
蕎麦前プレート
これは、どうやら予約しないとありつけないようです。
われわれは予約してありました。
そして、お蕎麦。結構待たされました。
鴨せいろ(10割蕎麦)
10割とは思えない端正な細打ち。一般的な江戸前蕎麦よりよっぽど細いです。10割なのに見事につながってます。大変結構です。
豚しゃぶとねぎ油のぶっかけ(二八蕎麦)
具が多くて蕎麦が良く見えませんが、こちらも見事な細打ちで、麺体に少し黒い星が見えて、こっちの方が10割っぽく見えます。
蕎麦湯は鉄瓶で出ました。
トロリと濃い蕎麦湯でした。
飲んで食った日:2022年9月3日
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