タテルヨシノ@三国 ― 2024/11/24
福井県三国に、レストランと宿泊棟がある、オーベルジュに準ずるものが出来ているという。準じる、とは、普通オーベルジュは両者が併設しているものだが、ここは徒歩数分以上離れているのだ。食べ終わってすぐベッド、にならないのは呑兵衛にとってはマイナス。今回も宿泊棟に到着してしまい、偶々遭遇したスタッフさんにレストランまで車で送っていただくはめになった。有名シェフが監修したレストラン、名はタテルヨシノ。全く足を踏み入れなかった領域に、初踏入?!
相客2組? 席に案内された。
店内はまずまず上品な雰囲気。
テーブルにはコースのメニュー。
日本ワインは、福井県のワイナリーのボトル 提供のみだとのこと。福井県といえば、アレですか・・
63エステートワイナリーという、新しいワイナリーだそうです。
白ワイン、01 シャルドネ スパニッシュ 2023 をボトルでお願いしました。
なななんと、ボトル1本・・・さんまんごせんえん・・・・ですと。
とはいえ、福井のワインはこれしかないと。赤は・・・よんまんえん・・・ですし。
清水の舞台から数回飛び降りました。
ワインクーラー、すごいのが出てきた。
ワインの感想は別記事でね。
さてお食事。
1品目
・・冷製ボルシチ/甘エビ・板わかめ
細長のグラスに3層(一番上はビーツ。コンソメジュレ等と交ぜながらいただくそうな)、横にパリパリ板わかめにねっとりした甘えびをはさんだもの。
2品目
・・マグロ・洋ナシ・キャヴィア
鮪のタルタルに、層になったキャビアやじゃが芋が乗り、一番上に金箔が乗っている
お水を所望したら、普通の水とミネラルウオーターのボトルのどっちか聞かれたので、ボトルをお願いしたら、
瓜割の水
というのが出てきました。
若狭の銘水だそうです。・・・一乗谷に瓜割清水というのがあるけれど、あそこは越前だよねえ。
3品目
・・栗 ロワイヤル
下に卵が敷いてあり、その上にチキンスープを栗で風味付けしたものがエスプレッソ仕立てで泡立ってかけてある。上の緑はセロリ。 泡立っている間にどうぞ、とのこと。
パンが2種類出てきた。
これに2種類のバターがそえてあったが、これが秀逸、ひとつは仏産バター、もうひとつは海藻を練りこんだ塩味の効いたもの。おつまみだね。
4品目
・・阿波尾鶏・きのこ・とみつ金時
とみつ金時は芦原温泉のもの。これもエスプレッソソース。
5品目
・・鮟鱇・ベーコン・古代米
鮟鱇をベーコンで巻いたもの。リゾットが古代米と。甘えびのソースがかかっている。
赤ワインをグラスでいただきました。
輸入ものです。(福井のやつはボトルしかなくて、よ・ん・ま・ん・え・ん・だからね。)
オーストラリアのシラーズ。
香りがぐいぐい来ます。
少しの渋味を伴う口当たり。酸味は適度。
シラーにしてはわかりやすく濃くておいしい。なかなか結構なんじゃありませんか。
6品目
・・若狭牛
若狭牛は年間生産500頭くらいで、県外にはおよそ出ない貴重なものだとか。周りには色々野菜のロースト。
そしてデザート3連発。
7品目
・・喜界島アイスクリーム
吉野シェフの出身地なんだそーな。ブルーベリーのソルベのせ、フルーツいちじく等にパッションフルーツのソース。
8品目
・・シブースト
9品目
・・プテイフール
ミックスベリーのマカロン・・・だったはずだが、写ってない。コーヒーだけじゃん。
1時間に2本程度と数が少ないとはいえ、電車の駅から歩いて数分。交通不便とは言えないかも。
雰囲気はまずまずお上品。
ずいぶん絵心のありそうなシェフの腕前は上々と言ってもいいでしょう。
とはいえ、二人でお勘定が・・・は・ち・ま・ん・え・ん。(半分はワインだけど)
泊まってませんよぉ・・・食事だけですよぉ・・・
ちょっとねえ。大変結構でしたけれど、リーズナブルとはいいがたいよねえ。
食って飲んだ日:2024年11月13日
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