いまでや軽井沢 ― 2024/07/12
7月7日、軽井沢駅から旧軽井沢へ散策。まずはランチに腸詰屋さんへ。
軽井沢には腸詰屋さんが何店舗もあり、ここはその一つ。
生ビールと生ハムサラダと
ソーセージ盛り合わせをいただきました。
その後、別の道を通りいまでや軽井沢を訪問。
東京の他の店舗同様、角打ちが出来る模様。
道路に面したテラス席でいただけます。
「2種類のみ比べ」セットでまず注文。
グレイス甲州 菱山畑 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:中央葡萄酒
葡萄品種:甲州
葡萄産地:山梨県甲州市勝沼町菱山地区
ヴィンテージ:2022
少しひねた感じがあるものの、いい香りです。
酸味はやや控えめというところ。
味わいは中庸。
ファンキー ロゼ 2022
種類:ロゼワイン
ワイナリー:ファンキーシャトー
葡萄品種:メルロー100 %
葡萄産地:長野県上高井郡高山村産
ヴィンテージ:2022
グラスに少し泡。
落ち着いた香り。
口当たりは少しピリリ感。酸味は控えめ。
味わいはやわらか。
コンクリートのエッグタンクで醸造したもので、微発泡のような口あたりだとのこと。なるほど。
おつまみとして、イチジクと生ハムハモンセラーノ、本日のチーズを注文。
ワインをおかわり、
本日のワインリストには無いワインを出してもらうことに成功しました。
ミナカタブラン 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:南向醸造
葡萄品種:シャルドネ、サヴァニャン、プティマンサン、少量の早生黒ブドウも混醸
葡萄産地:長野県中川村自社畑
ヴィンテージ:2022
全房でプレスし、樽発酵、そのまま古樽熟成11カ月だそうです。
さわやかでフルーティーな香り。少し揮発性のニュアンス。
酸味はやや控えめ。
キリっとした果実味は小気味いい。
頼んでみると、こんなものが出てくるんですねえ。いまでやのスタッフさんによると、抜栓はひと月ほど前とのこと。
そんなに時間がたってるのにこのうまさ、フレッシュさ。 ちょっとびっくり。
保管がいいのか、ワインがいいのか。
Murayori 2022
種類:白ワイン
ワイナリー:信州高山ワイナリー
葡萄品種:非公開
葡萄産地:長野県高山村
ヴィンテージ:2022
ムラヨリは、ナッチョ(高山村限定販売)の全国展開版です。葡萄やら造りやら、まったく同じかどうかはわかりません。
さっぱりした香り。
酸味は適度。軽い苦みを感じますが、味わいは柔らかく広がります。
南向さんと比べちゃうとアレだけれど、悪くないです。
食って飲んだ日:2024年7月7日
木谷ワイン ツヴァイゲルトレーベ 2022 ― 2024/07/12
アンワイナリー訪問 ― 2024/07/12
今回軽井沢に行った目的は、「NAGANO WINE Discovery ~Summer Sparkling Night~」という軽井沢マリオットホテルの企画に参加するためでした。
軽井沢マリオットホテルと、2023年に軽井沢に誕生したアンワイナリーとのコラボ企画でして、まずはワイナリー見学とテイスティングがありました。
元教会の建物が、アンワイナリーになっていました。
建物の案内の後、カウンターにて4種類のテイスティング。
・スパークリングワイン アンの泡 Blanc de Blancs 2022
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:アンワイナリー
葡萄品種:シャルドネ100%
葡萄産地:長野県小諸市自社畑
ヴィンテージ:2022
落ち着いた中にも爽やかさのある香り。
甘さのないドライ味だけれど、味わいは豊か。
・白ワイン ANNE La jeunesse(アン・ラジョネス)2022
種類:白ワイン
ワイナリー:小諸城下町アンワイナリー&ステイ
葡萄品種:シャルドネ90%・ピノノワール10%
葡萄産地:長野県小諸市自社畑
ヴィンテージ:2022
コクを感じさせる香り。
酸味は適度。その味わいの後、グッとくるのど越し。
コクはピノノワール由来かな。
・赤ワイン ANNE L’enfance(アン・ランファンス)2022
種類:赤ワイン
ワイナリー:小諸城下町アンワイナリー&ステイ
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:長野県小諸市自社畑
ヴィンテージ:2022
色は淡い。軽めの香り。
酸はやや控えめ。味わい軽め、少し苦みあり。
ボディは柔らかく優しい。
ご主人はこれをもっと濃くしたいとのこと。
泡の造りに持っていかれて、スティル用にピノノワールが回ってこないのが悩みだそうで。
・シードル ANNE CIDRE Dry(アン・シードル ドライ)
種類:シードル
ワイナリー:軽井沢アンワイナリー
葡萄品種: 紅玉・しなのスウィート・ふじ等
葡萄産地:長野県小諸市
ヴィンテージ:N.V.
爽やかな香り。軽く甘みすら感じる味わい。すっきり味。
アンワイナリーは松村夫妻が2015年に標高850mの小諸市糠地地区にて、シャンパーニュ品種である、ピノノワール、シャルドネ、ピノムニエを中心にぶどう栽培を開始したのが始まり。2018年に小諸駅近くにワイナリーを開設。
2023年より軽井沢ワインプロジェクトを開始。軽井沢の標高1100mに植樹開始。植えられた葡萄が将来軽井沢産として誕生する予定。マリオットホテルソムリエの的場さんもこの苗植えに参加されたと。
奥様は赤毛のアンが大好き。シャンパンも大好き。
「赤毛のアン」をモチーフに、シャンパーニュのスパークリングワインを目指し“アンの泡”をスタート。
軽井沢には140年前、雨宮敬次郎という実業家が葡萄栽培を試みたものの、寒すぎて葡萄が育たず撤退した過去がある。長く葡萄栽培には適さないと言われた土地に、アンワイナリーが再度挑むことになる。
同時にこの地区のシンボルとなっていた旧大日向教会・聖ヨゼフ保育園等の歴史的建造物も取得。趣ある教会の1階部分に醸造所やテイスティングルームを2024年7月6日オープン、まさに、これから。
アンワイナリーは、軽井沢の2つ目のワイナリーと称してます。雨宮さんに敬意を表しているんですね。
飲んだ日:2024年7月7日
マリオットホテルの夕餉 ― 2024/07/12
「NAGANO WINE Discovery ~Summer Sparkling Night~」
昨年某社のツアーで偶々宿泊した軽井沢マリオットホテル。ワインペアリングの夕食が期待以上の内容で素晴らしかったので、また参加したいと思っていましたが、ツアー会社の方ではなかなか次のものが出ません。ツアー会社とは別にホテルが独自で催す会を見つけたので、参加してきました。
軽井沢マリオットホテルと軽井沢アンワイナリーとのコラボ企画です。
昼にアンワイナリーを訪問してテイスティングしてきまして、さて夕餉のお時間。
アンワイナリーのワイン2種を含むワインと夕食を楽しむ・・しかもツアーは最大6名まで。夕食はホテルソムリエの的場さんにサーヴしていただける・・
いよいよ夕餉の開始です。
なんと、個室にて的場様みずからが提供して下さる~!!
ご褒美というより、人生の幸運を使ってしまった感じもします。
Dinner Menuは こちら
さて、いただけるワインのうち、泡はワイナリーでテイスティングした時には出なかったスパークリング2種。
ANNE MOUSSEUX 2021 ~ L’AVENTURE COMMENCE ICI(冒険はここから始まります)」
種類:スパークリングワイン
ワイナリー:アンワイナリー
葡萄品種:シャルドネ60%、ピノノワール35%、ピノムニエ5%
葡萄産地:長野県小諸市自社畑
ヴィンテージ:2021
泡がきれい。
落ち着いた、コクのある香り。
酸味は適度で、酸っぱさは感じません。
味わいしっかり、コクがあります。品格すら感じます。
これはアンワイナリーさんのフラッグシップですよね。
ソムリエさんのコメントより:“その名の通り松村夫妻のワインの旅の始まりだったかもしれません”
ペアリング:アミューズ
生ハムと夏野菜のピクルス
もう一杯、アンさんの泡。
アンの泡 Blanc de Noirs 2021 ~ Pour les femmes pétillantes(キラキラはつらつとした女性のために)」
種類:スパークリングワイン(淡いピンク色)
ワイナリー:アンワイナリー
葡萄品種:ピノノワール、ピノムニエ
葡萄産地:長野県小諸市自社畑
ヴィンテージ:2021
こちらも泡良し。
落ち着いた香り、味わいもしっかり、キリっとコクあり。
酸味は適度で、バランスよし。
こちらもアンさんの自信作ですよね。
ソムリエさんのコメントより:“ピノノワールが主体のため、よりエレガントなワインに仕上がっています。信州サーモンの色合いにあわせてセレクトいたしました”
ペアリング:前菜
信州サーモンのマリネ 野沢菜のソース ジャルダン風
・ファンキーシャトー ストラトゥ・キャッセ 2021(ソムリエセレクトの白ワイン)
種類:白ワイン
ワイナリー:ファンキー・シャトー
葡萄品種:セミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン10%
葡萄産地:長野県上田市東山畑
ヴィンテージ:2021
ちょいと樽香。華やかで、充実した香り。
色は山吹色。
酸は控えめ。口当たりぎゅっ。コクのある濃厚な味わい。
ソムリエさんのコメントより:脂の乗った長野県産の大イワナと相性の良い白ワインを「ファンキーシャトー」よりご用意いたします。“信州産の岩魚には自然発酵 無濾過 無清澄で自然なスタイルで醸すセミヨン主体のワインをご用意しました。グラスの中で様々な表情を見せ、合わせる食材によって違った魅力をお楽しみいただけます。バリックの香りとミネラルに加えて葡萄本来の持つ果実味が、お料理を惹きたてます”
ペアリング:魚料理
長野県産大イワナのポワレ ブール・ノアゼット(バターを焦がして作るカラメル色のソース)
・ドメイヌ・ソガ ヴォルプチュー サンシミ 2022(ソムリエセレクトの赤ワイン)
種類:赤ワイン
ワイナリー:小布施ワイナリー
葡萄品種: 欧州系葡萄品種をアッサンブラージュ
葡萄産地: 長野県自社農場
ヴィンテージ:2022
なるほどこれが官能的な香りか。果実の香り。
酸は目立たないが、これで適度。
苦渋の充実したコクとバランスが取れて、おいしい。
ソムリエさんのコメントより:ふっくらとした信州福味鶏のもも肉のグリルと相性の良い赤ワインを「小布施ワイナリー」からご用意いたします。“日本ワインを常に牽引してきたドメーヌソガ。バックラベルには個性的で斬新なコメントが。このワインは官能的なワインを表現されています。葡萄品種は非公開。あえて信州の鶏とポークのマスタード系のソースとのペアリングをお試し下さい”
ペアリング:肉料理
信州福味鶏のもも肉と豚ロースのグリル~グリーンぺッパーソース
ソムリエさんによると、ワイン会を催す時は必ずワイナリーに説明やコメントを求めたり、表現のチェックを依頼したりするのだが、小布施ワイナリーさんは「裏に書いてあるコメントを使用して下さい」という指示のみだとのこと。
・ソラリス 千曲川 信濃リースリング クリオ・エクストラクション 2022(ソムリエセレクトの甘口ワイン)
種類: デザートワイン
ワイナリー:マンズワイン
葡萄品種:信濃リースリング
葡萄産地:長野県小諸市大里地区(千曲川左岸)
ヴィンテージ:2022
とてもいい香り。
香りに甘さはわずかだけれども、口当たりは甘い。甘くて濃厚。
ふくらみのある濃密な味わい。
ソムリエさんのコメントより:最後の余韻を楽しむために長野県東御市で作られたチーズとともに千曲川ワインバレーの甘口ワインとお楽しみください。”世界的にも評価されている長野県産のチーズとマンズワインが交配した日本独自の品種とのペアリングです。収穫した葡萄を凍らせてから溶けてくるところを絞る製法。前ヴィンテージはヴィナリ国際ワインコンクール2023でパルム・デ・ヴィナリを甘口部門で獲得しています“
ペアリング:「アトリエ・ド・フロマージュ」より
3種のチーズとドライフルーツ
食って飲んだ日:2024年7月7日
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