追分屋旅館&ドメーヌ・ド・ユノハラ ― 2024/06/29
信州ワインサミットに参加がてら、美ケ原温泉の追分屋旅館さんに久しぶりに行ってきました。
コロナ禍前に行ったきりなので、5年かそれ以上ぶりです。
追分屋さん、最近、ワイナリーを開設なさいました。
その名もドメーヌ・ド・ユノハラ。チェックインした後、ワイナリーを案内してくださいました。
場所は宿からすぐ。裏手の駐車場の脇にありました。明治時代の蔵を移築したものだそうです。
おしゃれな外観、看板もおしゃれです。
規模は小さいながら、設備はきちんとしたものが揃っている様子。
建物の二階には素敵なスペースも。
将来、有効に活用していただきたいものです。
さて、温泉も堪能して、夕食です。
今回は、2階の小部屋でいただきました。テーブルの上には様々な器が。
食前酒は自家製山葡萄酒
左の大きいのが黄変小箱
右奥が御所車
右手前は紫巾着
器が立派すぎて食べる方が恐縮しちゃうほど。それぞれに少量ずつ御菜が入って彩りが美しい。
ここで別注の岩魚の塩焼きが。
水無月焼鱧豆腐椀の吸い物。
お造り
間八 鯛 サーモン
揚げ物
蒸し物は、冷製玉子蒸しのすり流し
。この器が斜めに開口して、片手でも匙ですくえる優れもの。
焼き物は、信州牛石焼と、
初鮎の塩焼き等。
食後として、おかず盛りと、切り干し大根の赤出汁
デザート盛り合わせ
お飲み物ですが。
自家製、ドメーヌ・ド・ユノハラのものが並んでます。
今のところ4種類。
このほかにも、長野ワインのメニューがあるのですが、コロナ禍前よりグレードダウンした感は否めません。
まずは、現在の主力、シードル2種類。
写真の、どっちがドライでどっちがセミスイートだったか・・・
外観でも区別付きません・・・
シードル ドライ
種類:シードル
ワイナリー:ドメーヌ・ド・ユノハラ
りんご品種:ふじを中心に5種のりんご
りんご産地:長野県松本市産
ヴィンテージ:2023と推定
甘味の無い味ですが、適度な酸味に結構厚みのある味わいで、今までいただいたシードルの中ではかなり上位に入る印象です。
シードル セミスイート
種類:シードル
ワイナリー:ドメーヌ・ド・ユノハラ
りんご品種:ふじを中心に5種のりんご
りんご産地:長野県松本市産
ヴィンテージ:2023
セミスイートはシャンパン製法とのこと。
甘味はそれほど強くないというか、あまり甘くないので、違和感なくいただけます。その辺の中甘口のワインよりよっぽどドライよりです。
林檎は地元の農家さんがどしどし届けてくれるとのこと。
今はまだシードルが主力商品の模様。
出来は良いと思います。
デラウエア・ナイアガラ
種類:白ワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ド・ユノハラ
葡萄品種:デラウエア57%・ナイアガラ43%
葡萄産地:長野県松本市産
ヴィンテージ:2023
引き継いだ畑(耕作放棄地だった)にもともと植わっていた葡萄を再生したとのことで、その葡萄で造ったものと思われます。
デラ臭は多少あるという程度、それほど強くはなかったかな。
味わいにはもっとコクが欲しい。ちょっと薄い印象。印象も薄い。
カベルネ・フラン ロゼスパークリング 375ml
種類:ロゼスパークリングワイン
ワイナリー:ドメーヌ・ド・ユノハラ
葡萄品種:カベルネ・フラン
葡萄産地:長野県松本市産
ヴィンテージ:2023
少し濃いめのきれいなロゼ色。
おだやかな香り。結構ドライな味わい。
酸は出しゃばらず、整った味わいという印象。
これが現時点のドメーヌ・ド・ユノハラのフラッグシップですね。
地元の葡萄はほとんど行き先が決まっていて、ユノハラにはほとんど回ってこない様子。
自前の畑は始めたばかり。
タナやシラーも植えたとのことなので、数年先を楽しみとしましょう。
腕前はしっかりしてそうですので。
朝食はこんな感じでした。
泊まって食って飲んだ日:2024年6月22日
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