名古屋コモン(常滑ワイナリーのレストラン) ― 2022/10/12
常滑ワイナリーの直営レストランが、名古屋市にあります。名前はコモン。
去年訪ねようとしたら、たまたま臨時休業で残念。1年越しの念願がかなった格好です。
愛知県図書館のバス停から歩いて2,3分。お世辞にも繁華とは言えない道を歩いていくと、粋な造りの料亭風の建物・・・の向こうに、崩壊寸前の倉庫のような建物・・・コモンは、崩壊寸前の方でした。
正面に立っても、若干の場末感。
町工場風の1階の奥には、実はワイナリーの設備。まちなかワイナリーを設立予定だとか。店は右から入って、素敵な明かりが並ぶのが見える、2階です。
上がってみれば、店内はすっきりとモダンで素敵。
一安心。
まずはお飲み物。ワインのメニューには10種類ほどの自社製ワインが並んでます。全部グラスもボトルもOK。
まずは泡と、ピノノワールの白ワインがあるというので、それを。
(アルバリーニョが品切れだそうで、残念。)
常滑 ブラン・ド・ピノ・ノワール 2021
種類:白ワイン
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:愛知県常滑市
ヴィンテージ:2021
色は少しオレンジっぽいというか、濃いめかな。良い香り。味わいはちょっと甘さを感じます。
ワイン名の頭に「常滑」とあるのは、常滑の自社農園産の葡萄を使ったワインだそうで。
デラウェア スパークリング 2020
種類:スパークリング
葡萄品種:デラウェア
葡萄産地:愛知県岡崎産
ヴィンテージ:2020
きりっとした味わい、やや酸味有。食用葡萄でよくある、甘いような香りは感じません。
お料理のメニューには、そそる品が並んでます。
まずは、キャロットラペと、ピクルス。
キャロットはまさかのカレー味。結構いけます。
ピクルスはみょうがとゴーヤ。これも結構。
ウフマヨネーズが来ました。
これはうまい。ソースがいい感じ。
シャルキュトリーは盛合せを頼みました。
リエット、サラミ、パテドカンパーニュに生ハム2種、一方は自家製のようで。どれも大変結構でした。
戻り鰹の瞬間スモーク
スモーク感はほんのりですかね。店内の照明はあまり明るくないので、日が暮れると写真が撮りづらい・・・
さて、ワインをおかわり。
シャルドネ OBU 2021
種類:白ワイン
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:愛知県大府市自社農園
ヴィンテージ:2021
「OBU」は、「大府」でした。自社農園は常滑だけじゃないんですね。
フルーティーな香りの、優しい味でした。
常滑 シャルドネ 2021
種類:白ワイン
葡萄品種:シャルドネ
葡萄産地:愛知県常滑市
ヴィンテージ:2021
大府と常滑のシャルドネ対決です。
こちらは、落ち着いた香りで、しっかりした味わいです。
ワイナリーの説明によると、「常滑は焼き物の町、粘土質な地域のため、水はけが悪い反面、ミネラルがとても豊富」だそうです。
しっかりした味=ミネラルなのかしら。まだよくわかりません、ミネラル。
常滑 ピノノワール 2021
種類:赤ワイン
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:愛知県常滑市
ヴィンテージ:2021
2021ビンテージより樽仕込みになったとのこと。
つい先日、北海道でいただいてきたピノノワールより、濃いですね。
香はなんだかエレガント。柔らかな味わい。
常滑 ピノノワール アンフォラ 2020
種類:赤ワイン
葡萄品種:ピノノワール
葡萄産地:愛知県常滑市
ヴィンテージ:2020
常滑のワイナリーで、常滑焼の素焼きの甕(かめ)「アンフォラ」を使用して醸造したそうです。同じピノノワールですが、普通のピノよりさらに濃いです。味わいも濃いですね。香りに、ちょっと特徴的なものがあります。五枚橋ワイナリーのとちょっと似てるような気もしますが、あっちは甕は使ってないしなあ。
牛タン粗挽きソーセージを追加しました。
牛タンですが、ひき肉ではなく、角切りみたいな塊が入っていて、食べ応え抜群。味わいも十分で大変結構です。
常滑 ピノブラン 2021
種類:白ワイン
葡萄品種:ピノブラン
葡萄産地:愛知県常滑市
ヴィンテージ:2021
香が良くて、味わいもしっかりして、こいつは上出来です。
シャルドネよりもさらにしっかり感(ミネラル感?)があります。
カベルネソーヴェニヨン 2018
種類:赤ワイン
葡萄品種:カベルネソービニヨン
葡萄産地:神戸ワイナリーにて栽培
ヴィンテージ:2018
2年間熟成したとのことです。
香りが良くて、味わいのバランスも結構です。酸味、苦味、渋味、みんな出しゃばらず、探せば甘味もかすか存在するような。
・・・・これだけ、葡萄は神戸なのね・・・
鴨胸肉のローストを追加。
厚切りの鴨が柔らかくておいしいです。サイドの蜜柑にもソースがかかってて、また格別。
ルビーチューズデイ
種類:ロゼワイン
葡萄品種:愛知県大府産シャルドネ&神戸産カベルネ・ソーヴィニヨン
葡萄産地:シャルドネ31%:カベルネ69%
ヴィンテージ:N.V.
ロゼワインというのはちょっとどうかな、思うくらい赤が濃いです。
クレーレと言っても濃い方でしょう。
香はロゼっぽいです。
口当たりは濃いめのロゼという感じ。中盤から後半にかけて、赤ワインぽくなってきます。
ワインも料理も大変結構でした。どちらも期待をはるかに上回ってくださいました。
常滑のワイン、ちょっと舐めてました。アメリカかぶれのオヤジが軽いノリで造ったなんちゃってワインじゃないかと疑ってましたが、こんなに本格派だとは。大変失礼いたしました。機会があれば、またたっぷり舐めに行きたいところです。
ワイナリー:常滑ワイナリー
飲んだ日:2022年10月7日
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